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何を書いてもいいし、何を書かなくてもいい

SNSの類いとの適切な距離を取るコツは、「誰もそんなにあなたの生活や意見を気にしていないよ」という適切な感覚を持つことだと思う。(いい意味で。) 興味の湧く人の投稿を意識して読むこともあるだろうけれども、だからといって仕事で投稿しているわけではないのだ。内容に一貫性が無くても問題ない。網羅性が無くてもいい。きのう書いたことと今日書いていることが矛盾していてもいい。書いている人が良いと思っているならそれでいい。 にんげんだもの。 ・一般的な常識をわきまえていれば、何を書い

    • 音楽家の仕事は

      私がチェロが好きになったのは10代の後半。どうせなら子どもの頃からハマっていたら学生時代にもっとたくさんアンサンブル出来たのに!と思った。仕事柄オーケストラの所属も難しいので、いつの日かまたいい出会いがあればとも思う。 本当に音楽が好きだし練習も楽しい。音楽を仕事に出来たら素敵だなあと考えたこともある。 もしチェロを弾くことを仕事にするなら チェロを教えること オーケストラで弾くこと 室内楽で弾くこと 協奏曲も弾けたら素晴らしい これで生活できて、演奏と練習のサイクル

      • やわらかいパズル

        だだっ だだだっ……だ! 生え揃わない歯を見せながら にこにこしてる 舌と口から出る音が楽しいのだ 一人で遊んでるようで でもそれを見てくれる人がいるから 楽しいのね 二人でいれば二人のパズル 三人でいれば三人のパズル ぴったりハマる時もあれば なかなかハマらない時もある いつも同じ形はしていない 少しずつ変わる 少しずつ変える 昨日と同じだと思っていると すっかり変わっていて 慌ててこちらも変える がっしりと組合わなくていいのだけれど 近

        • やってみたい

          これを押したらどうなるんだろう。 そりゃ、押したら倒れるわな。と思いながら押して、あぁぁやっぱり倒れるよね、と思う。 ①ふーん。こうやって倒れるのか。思ったよりも大したことないんだな。 ②あーあ。倒れてしまった。いや倒したのは私だ。倒してしまった。後片付けめんどくさいなあ。 罪悪感?あると言えばある。 でも押したらどうなるかなって思ってしまったのだ。 思っちゃったんだから しょうがない。 やったらどうなるかなって思ったら、やってみたいのだ。 この川をジャンプ

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          手書きの日記とネットの記録

          手書きの日記とネットの記録は、似ているようで本質的な何かが違う。 手書きはもたもたしていて、その分思考が先に行くので凝縮された文章になる。分量も捗らない。 でも精神的にはそれでも満足してしまう。客観的な完成度は下がるのだけど、より個人的な満足度の高い文章になる。親密な雰囲気があり、その時の空気感を濃く纏っている。 修正はしないし、なぜかすぐには読み返す気持ちにならない。生々しいのだ。 完全に自分しか読まないため、自分の気持ちに素直になろうなどと考えていると、逆に何が本

          手書きの日記とネットの記録

          どちらがいいとかではなく

          旅行を計画したら、計画通りに旅をしたい人もいれば、その時々のハプニングに合わせてゆるゆる変えていきたい人もいる。 仕事を達成した方が気持ちいい日もあるし、「達成出来なくても自分の価値は変わらない」と慰めながら諦めた方がいい日もある。 両極端を考える。 感情に囚われたくないと思う時もあるが、囚われるくらい懸命に取り組めることがあるのも幸せなことだ、とも思う。 私が嫌なのは、今まで持っていた価値観が状況に合わなくて悪感情を抱き、それがなんとなくいつまでも続いてしまうこと。

          どちらがいいとかではなく

          気持ちってやつは

          気持ちは論理で動いているわけではない。一方で我々の暮らしは、一応論理的に整備され、運営されている。国の文化、会社の文化、地域の文化、家庭の文化、個人の文化。それぞれに違いはあるけれども、ある程度行動原則の論理がある。我々の気持ちは日々移り変わるけれどもその論理に合わせて行動していかねばならない。 気持ちにそぐわないところの多い生活が続くと時々調整が必要になる。今の気持ちに素直になって、無理をしないで、等身大の自分でいられるペース、役割、場所などを取り戻す必要が生まれる。

          気持ちってやつは

          期待とか願いとか努力とか想いとか

          期待すると、外れた時にがっかりする。願っていると、かなわなかった時に残念な気持ちになる。努力すると、達成できなかった時に失望する。想うと、想われなかった時に悲しくなる。 だからといって、期待も願いも努力も想いもないほうが良いかというと、そうじゃないだろう。その過程に沢山の学びがあり成長があり、痛みや挫折や悲しみも含めた貴重な経験があるのだから。 …果たして、本当にそうなのだろうか。 本人が「いい経験になった」と思っていたらいい経験に思えるし、「無駄な努力だった、何も残ら

          期待とか願いとか努力とか想いとか

          打ち返さないで受容する

          何を書こうかと悩むことはあまりない。内側に、何か書いた方がいいことがありそうだと感じた時に書き始めるからだ。 書いてみて、それが思ったよりもささやかであれば下書きを消してしまうこともある。 上手く書けないけど今後発展の可能性を感じたような時は保存しておく。 泡沫の思いを文字にして留めておく価値があるかどうかは、形にしてみるまではよく分からない。 形にした方が良いのか、しないままが良いのか、書きながらなんとなくわかることがある。 眠らせておいて、相応しい重量で描き取れる

          打ち返さないで受容する

          塩梅

          ※しおうめじゃないですよ? 大谷選手の元通訳者の違法賭博事件があったが、ギャンブルの金額が大きすぎて規模がよくわからなかった。なおのこと、大谷選手の年俸も破格である。 どうしてギャンブルにお金を使ってしまうのだろうね。冷静に考えれば、ギャンブルが大規模な商売になっている時点で、多くの利用者が莫大な損害を受けることで成り立つシステムになっているのは明白である。 負けたら大変だというスリルが楽しいのだろうか。楽しんでいるうちに感覚が麻痺していき、気がつくと引き返せないところに

          木の匂い

          連休中にやろうと思っていたことの一つは、高さ二メートル以上、床面積一メートル四方ほどの角柱型収納スペースに棚を取り付けることだった。ここに棚があれば便利だろうなと思いながらも後手後手になり数年経ってしまっていた。せっかくの収納も床から積み上げるように物を置いてしまうと上部空間が無駄になる。重ねられた下の物、後ろの物は見えなくなり忘れられて埃をかぶってしまう。妻より「連休中に棚つけて!私は草抜きするから!」と前もってご所望があり、そうだなぁとぼんやり構えていたのだ。 こちらに

          木の匂い

          やさしいひとに

          いつぞやの記事で「やさしいひとになってほしい」という願いの違和感について書いた。ふと、相方はどう思っているだろうかと聞いてみた。 「息子に、やさしいひとになってほしいって思う?」 「うーん、意地悪をしたり、悪口を言ったりするのを楽しんでいたら嫌だな。 でもやめなさいって注意するよりも、本人の気持ちとか、何があってそんなことを言っているのかを理解してあげようとするかな。」 何その優しい回答。悪口を言ってたら「悪口は辞めなさい」って言わないの?どうして悪口を言っているのかっ

          やさしいひとに

          窓と春キャベツ

          20歳は若いなと思っている自分の感覚に気づいて、自分が年取ったと感じた……。 そして改めて、人生というのは自分が選んでいる道がほかの道と比較してどんな選択であるか、本人はよく分からないまま進まねばならぬものなのだな、と感じた。 どの仕事が景気がいいかとか、その世界で食いつないでいくためにはどんな力が必要かとか、そういうことは業界に十年以上いて何となく見えてくる。いや、分からないまま苦しむこともあるかもしれない。いい先輩に早く出会えれば教えて貰えるかもしれない。あるいは、教

          窓と春キャベツ

          ぽやぽやぽや

          楽しいお話の時間だった。 ・なんとなく似ている二つの家族 二家族とお話しした。姉妹がいて、それぞれに旦那さんと、それぞれに一人娘がいる。娘達は今大学三年生。私は妹の旦那さん、そしてお姉さんと割と仲がいい。 その中では私が一番年若いのだけれど、とても心地良い空気が生まれるのだ。お姉さんはチャキチャキしていてもてなし上手で明るい。妹の旦那さんは人懐っこくて物おじせず、昔はやんちゃしていたのが今は落ち着いて優しくなった感じの人。私はニコニコしながら楽しくお話を聞かせてもらう感じ

          ぽやぽやぽや

          トップが目立つ仕事

          トップが目立つ仕事は、なんとなくトップにならなきゃ負けたような勘違いを持つ人(子ども、親)がいるかもしれない。 大谷選手が活躍していると、大リーグで活躍しないと自分は惨めだと卑下する人がいるかもしれない。 野球を仕事にするとなると、プロ選手を目指すのも1つだけれど、学校の部活動で教えたり地域のチームコーチをしたりすることも出来るだろう。仕事は別にして、草野球を楽しんでもいい。 大谷選手になれなくても、野球はいつでもただの野球である。 羽生さんになれなくても将棋は面白い。

          トップが目立つ仕事

          会話が途切れる時

          会話が途切れた時の雰囲気が結構気になる性質(たち)である。ベストなのは、こちらもあちらも同じくらいの押し引きであること。無言になっても、気詰まりにならない関係が良い。 踏み込む速度と踏み込む深さが同じ感じの人だと気が合うなと思う。 踏み込まれるのが速すぎると拒絶したくなる。良い大人はそのあたりの塩梅が分かっていて、当たり障りのないところをくるくる回りながら時々すすっと懐に入ってくる。こちらも「お(?)」と思いながら、でも踏み込んでくれたことを心地よく感じる。「ここまで質問

          会話が途切れる時