でんしゃ
ふみきり かんかんかんかん(『じゃあじゃあびりびり』まついのりこ)
がたんごとんがたんごとん(『がたんごとんがたんごとん』安西水丸)
絵本でお気に入りのページ。
道で見かけるといつもじぃっと見つめる視線の先。その乗り物に、今日初めて乗ってみた。大はしゃぎであった。
行きは普通列車の各駅停車でのんびり45分くらい揺られて行く。ガラガラで、景色を見ながらあー!あー!と歓喜の声をあげる。初電車ということで、彼を抱く彼女の写真を撮る。(他に乗客はいない。)
無事下車。駅近くのチーズレストラン?へ入店。チーズソフトのパフェとチーズフォンデュ、アイスコーヒーを堪能。
子連れの旅行とか外食って気が休まらないんだなぁと、自らの心境の変化をしみじみと感じる。だって、交互に抱っこしながら食べて、おやつ食べさせたりお茶飲ませたりして一瞬もぼーっとする時間が無いなんて、2人だけのデートでは考えられなかったから……まあ当たり前だが。(いや、大変さの方には思い至らなかったのだ。それよりもね、子どもを抱っこしながら食事してる方は幸せそうだなって思っていた。単純に、純粋にそう見えていた。)
涼んで元気を回復したので、少し歩いて高層ビルに行き、12階にエレベーターで登る。上から電車を眺める。公共施設(市の歴史展示や資料図書館)なのだけど、随分立派な施設な割にはほとんど人がおらず、冷房と静かな空間を展望台気分で散策。建築には憧れがあるので巨大な建造物に気持ちが高揚する。綺麗なトイレでオムツ交換を済ませる。
降りると地上ではアイドルの卵?の方の歌とファンサービスが開催されており「異世界だねぇ」と呟き合う。
駅上の本屋さんにも寄る予定だったけど、抱っこ紐と久しぶりの人混みでもう気持ちはお腹いっぱいだったので帰ることに。
帰りは特急に乗る。あっという間に進むのでで、行きも特急にすりゃ(余力が残せて)良かったかもねと言い合う。
混んでいたけど、息子が大学生くらいの女の子二人に愛想を振りまいたために、席を譲って頂く。息子がキャッキャ言う度にヒヤヒヤしたが結局それほどぐずらなかったのでよかった。
無事帰宅。やはり汗をかいたので着いたらそのまま二人でお風呂に。彼女はご飯の支度。上がって食事を食べさせている間に、今度は彼女が入浴。寝かしつけて、リビングに戻ってきた彼女はいつになく上機嫌であった。楽しそうだったねえ、良かったねえと言いながら一日が終わった。
今日の出来事なのに、電車に乗ったのは随分前の出来事のように感じる。先週は特に忙しかったからかなと振り返る。考えることが沢山ある。
子どもが生まれて、また新しい視点で世界と自分を見ている気がする。
今日は行けて良かったな。
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