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日記

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金平糖

金平糖

コーヒーや紅茶を飲む時は、甘いものが欲しくなる。

スーパーへ食料品を買い出しに行く時、たいていお茶菓子をつい選んでしまう。

クッキー?チョコレート?

うーん。どれもあんまり、気分にしっくりこない。

お菓子売り場をうろうろすること数分。

キャンディコーナーのかげに、ひっそり1列だけ並ぶ金平糖。

見るも鮮やかで目に止まった。

もう、こういうもので良いかもしれない。甘いもの、の最短距離。

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歯医者の次に苦手な美容院

歯医者の次に苦手な美容院

大変久しぶりの投稿なのにこんな話題です。

タイトルの通り。

行きたくない場所不動の1位に歯医者を挙げますが、僅差で1位を逃れているのが美容院です。

決して、歯医者と美容院の存在を否定したい訳ではないです。無いと困ってしまうし。

ただ、ちょっと行く前に「やだなあ……」って思ってしまうってだけです。

「もういい加減行かないとほんとに扱いづらいぞこの髪」ってなってようやく意識し始めて、うーーん

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食事と人への感謝を忘れるな、わたしとの約束だ。

食事と人への感謝を忘れるな、わたしとの約束だ。

待っていれば食事が出てくる。そんなのは親に育ててもらっている間までだろう。

誰しも大人になれば、食材を買い作るか、誰かが作ってくれた食事を手間賃上乗せでお金を出し頂くものだ。

食べるに到達するまでの大変さ、苦労は、想像力に乏しくとも分かることではないだろうか。

母子家庭で育ったわたし。

母が働く合間を縫って、夏休み中の昼食や日々の夕飯を用意してくれていた中、それでも用意が難しい日もあった。

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大好きを浴び、そして眠る

大好きを浴び、そして眠る

今年の春頃から、職場の姐さん方と月一回飲み会を開催している。

コロナ禍で、飲み会を制限されたことによる恩恵を受ける場面もあっただろう。(強制飲み会は開催されない職場ではあるが)
しかし気心知れた人達との飲み会も、もちろん制限の対象になっているので、ここ数年上司の不満等は持ち帰らねばならなかった。

春先に第一回目を開催、ビールを口にした後のみんなの第一声は

「次いつやる?」

だった。そこから

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ラタトゥイユ、毎日たべたい。

ラタトゥイユ、毎日たべたい。

梅雨が明ける。

そんな話が出るもっと前から、暑くてうなだれていた。

何を食べたらいいのかも、よく分からない。

とにかく水分を、と思い、飲む。

水でお腹が膨れる。

ただでさえ苦手な献立決め。終ぞ何も思い浮かばない。

ラタトゥイユ。

何故かふと頭をよぎった。

夏野菜をトマトで煮込む料理。

作ったことないな……。美味しいものなのかな。

オシャレ野菜たちに気後れして、チャレンジできずに

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27歳ひとり暮らし(猫)

27歳ひとり暮らし(猫)

わたしはこの年齢になるまで、ひとり暮らしというものをしてこなかった。

実家暮らし→同棲→同棲解消を経て、ひとり暮らしを選択した訳だが、ああ、今が一番自分を安心させられていると実感する。

ひとり暮らしの部屋というのは、不可侵領域なのだ。

家に帰ればひとりになれる。

自分が好きじゃないものは置かなくていい。

自分の納得する清潔を好きなだけ保てる。

好きなことに好きなだけ集中できる。

なぜ

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絶対の味方でいる。

絶対の味方でいる。

どうにも、春のこの季節は、ぐるりと大きく変わってゆく気配がして、あまり得意ではない。

といっても、自分の身の回りの環境が変わっている訳では無いのだけど。

忙しなさ?人の動き?「新生活」の文字?駆り立てるような雰囲気に呑み込まれそうになっては耐える。私が慌てることは何も無い。

……もう数年前のことになるが、妹が高校を卒業し、東京の学校へ行くことを決め、家を出たのはまさしく春のことだった。

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1日1本のヤクルトが飲めない

1日1本のヤクルトが飲めない

習慣にすることは得意だ。

好きなこと、興味のあること、やらなきゃ気が済まないこと。日々の暮らしの中に取り入れていくことは、なんだかパズルに似ている。

どう動いたら、これを日々に詰め込むことができるか。可能なのか。端に寄せるものは寄せて、考える。可能と判断すれば、取り入れる。

1度取り掛かってしまえば、いつの間にか新しく取り入れたことも「暮らし」になっていて、やって当たり前の項目になる。自分を

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「あたしンち」しか観れない日

「あたしンち」しか観れない日

この言葉は、風邪で寝込んでいた母が、子供たちの「寝ててくれ」という制止を振り払って、雨の中ピザを取りに出ていった後に父が言ったセリフだ。

この言葉がこんなにも刺さる日が来るとは。

「あたしンち」

小さい頃からアニメやマンガを散々見て育った。フルカラーのコミックスは、当時小学生のお小遣いでは少々値が張るものだったが、少しずつ集めた。

日常を描くストーリーは大人から子供まで楽しめる内容。読者に

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意味無さそうで意味在る妄想。

意味無さそうで意味在る妄想。

もしラッパーになるとしたら、どんな名前で活動したい?

うわーめっちゃ悩む。

ローマ字が並ぶ中、漢字の名前って目立つしカッコいいなあ。

曲の中で名前言う機会が多いから、語呂は大事じゃない?

つい言いたくなるやつでしょ。

たくさん言い回しを作れる名前もカッコいい。

数字とか?日本語で言ったり英語で言ったりできる。

同じ文字が並ぶ名前も良い。LLって綴る場合、「w(ダボ)L(エル)」とか言

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「良かった」「楽しかった」禁止日記

「良かった」「楽しかった」禁止日記

汎用性の高い、便利な言葉で溢れている。

「エモい」「尊い」「やばい」

私自身、その言い回しに何度世話になったか分からない。

「この感情をどう表したらいいか」の思考をする手間を省きまくった結果、ポピュラーな言葉に頼った文末になる。

このままでは語彙が死んでしまう。

記憶は小学校5年生の時まで遡る。

私の通っていた小学校では、5年生に上がるタイミングでクラス替えがあり、それに伴い担任の先生

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住んでいた家を巡る。

住んでいた家を巡る。

今の家で4軒目になる。今まで住んできた家の数だ。

3軒目までは同市内を移り住んでいたが、今の家になって初めて市を跨ぐ引越しとなった。この家に住んでもう4年目になる。新しい町と思っていたこの場所も、ひとつの帰る町になった。

県内なので大袈裟に遠い訳ではないが、それでも1時間半程車を走らせる距離だ。今回、元より住んでいた町に遊びに来て、帰路へつく前にふと「住んでいた家巡り」をしようと思い立った。

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