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安藤優 Masaru Ando
2024年1月7日 02:30
聴いた瞬間に受けた衝撃の大きさという点でいうならば、もしかすると人生のうちで十指のうちに入るかもしれないくらいのものがあった。それくらいに最初の一音めを耳にした時点で、いきなりずどんときた(ザ・ジャムのファースト・アルバムはがつんだったが、これはずどんであった)。一〇代のあのころに時間を限定するならば、このライヴ・アルバムは間違いなくとてもとても重大な意味をもつ一枚であった。貸レコード店のG7から
2023年12月29日 02:30
「実在と無数」(ナンバーレス・ランド考)なんとなくフレーズやメロディの断片を思い出して、しばらくそれが頭からはなれなくなり、あとでユーチューブで聴いてみようかなと思う曲というのが、毎日の生活の中でぽこっと出現することがある。しかし、ほとんどはそこまで止まりであり、しばらくすると思い出したことすらすっかり忘れてしまっていたりする。だが、たまには思い出したことを忘れずに覚えていたりして、あとで本当
2022年12月18日 02:40
ネコ・ナインについてこれはネコ・ナインのアルバム「イゾラ」である。そして、ネコ・ナインにとっては約八年ぶりの新作である。アルバムとしては、11年にリリースされたファースト・アルバム「サマー・イズ・ユー」以来、約十一年ぶりのセカンド・アルバムとなる。これほどに長いブランクを挟みながらも、堂々たるニュー・アルバムのリリースをもってネコ・ナインが完全復活を遂げたことを、まずは喜びたい気分である。かく