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東京のスタートアップ企業にフルリモートで勤務する、二児のワーママの「やるやら」とリアルな1日

株式会社UPSIDER PRマネージャーのメギーです。福岡県に住んでいるワーキングマザーで、2023年12月現在、夫と一緒に二人の息子(3歳・1歳)を育てています。同じように子どもを育てながら働き続ける(あるいは働き続けたい)パパさん・ママさんから「毎日どうやって仕事しているの??」と聞かれることが多いので、ブログを書くことにしました。

このブログでは、スーパーバリキャリでもなんでもない凡人の私が、超スピードで成長中のスタートアップ企業にフルリモートでご機嫌に(重要!)働くためにやっていること・やっていないこと、そして1日の流れをご紹介します。どなたかのご参考になれば幸いです。


まずはサラッと自己紹介&会社紹介

Meggy(メギー)と呼ばれています。ビジネスは旧姓で続けており、五十川慈(いそがわめぐみ)と申します。1989年生まれの34歳で、生まれ育ちは福岡県。大学まで福岡で過ごしたのち上京、新卒から5年間、東京のベンチャー・スタートアップ企業で営業職・人事職などに従事し、2017年、27歳のときに福岡に戻ってきました。福岡本社の株式会社ヌーラボにPR&Community Managerとして入社し、PRやコミュニティ立ち上げを担当。株式上場プロジェクトを経て、2023年に株式会社UPSIDERに転職。PRを担当しています。納豆と蕎麦と生牡蠣、赤身肉が好きです。家族は夫(エンジニア・34歳)、長男(3歳)、次男(1歳)。

2018年創業の株式会社UPSIDER(アップサイダー)は、挑戦者を応援する法人カード「UPSIDER」をはじめ、クレディセゾン様と共同提供する請求書カード払いサービス「支払い.com」、AIチャット型業務ツール「UPSIDER Coworker」、みずほFG様との合弁事業「UPSIDER BLUE DREAM Fund」などを提供しているスタートアップ。全メンバーの約8割がリモートワークで働く、東京の六本木に本社を構える金融サービス提供企業です。ありがたいことに、すでに25,000社のユーザー様にサービスを選んでいただき、先日発表された「Forbes JAPAN 日本の起業家ランキング2024」でも8位に選出いただくなど、さまざまな観点で注目をいただいています。ミッションは「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」。

家庭も仕事も大事にするために “私が” やっていること&やらないこと

まずはエクスキューズなのですが、前提として、「全ワーパパ・ワーママ、これをやった方がいいに決まってるだろ!!!!1」とか言いたいわけではなく、あくまで私がやっていること・やらないことのご紹介です。

①できない自分を認め、さらけ出す

元来、完璧主義(注:完璧とは言っていない)の私。以前は、どうしても「ありたい姿」と「現実の姿」にギャップが生じて、苦しくなることがありました。「成果を追求したいのに、あと1時間あれば納得がいくものが生み出せるかもしれないのに、お迎えの時間になってしまった」「勉強会に参加したいのに、どうしても夜は外出ができない」など、かつては時間を気にせず仕事に没頭できたり、学習を深めたり、ご縁を広げたりできていたのに、それができなくなったためです。あるいはその逆で、「子どもと一緒にゆっくり過ごしたいのに、どうしても今日中に済ませたい仕事がある」「本当は子どもの行事にもっと全力で取り組みたいのに、その時間が取れない」など、家庭における理想の姿や思い描く成果に対し、妥協せざるを得ないこともあります。

私も含め、子どもなど「自分以外の人間」のペースで生活を営む必要がある人は、突如発生するアンコントローラブルなイベントや、そもそもの時間制約などで、どうしても仕事に全ベットができません。仕事が好きな人、この状況ってツライですよね。思い描くように成果を出せていない自分が情けなく思えたりもしますよね。分かります。

そこで私がやったことは、「できない自分を認めること」と、「できない自分を周りにさらけ出すこと」です。これは、私の前職・株式会社ヌーラボの代表取締役である橋本さんの思想の影響も大きいのですが、「弱みをさらけ出すことで、人と人は補完し合うことができる」と考えるのです。

私は現在、PRチームのマネージャーを担っています。チームを率いなくてはいけない立場と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私は「できないことばっかりなので、みんなに助けてもらう。私もみんなを助けられるように頑張る」というスタンスです。そして、PRチームのメンバーの皆さんに対しても、「あれもこれもできます、やれます、大丈夫です!」ではなく、「これが分からない、これが困っている、助けてほしい」と言いやすいチームが作れるといいな…と思っています。というわけで、率先して「あれもこれも終わっていない!!やばい!」「なんにも分からない」と言っています(メンバーの皆さん、いつも助けてくれてありがとうございます)。メンバーの皆さんが優秀なので助けられています。

SlackをXと思っている可能性がある

②優先順位の入れ替えを柔軟にして、譲れない成果にこだわる

ちょっと強めのタイトルですね(照れ)。私は、「ママを選ぶか仕事を選ぶか」という極端な二元論があまり得意ではなく、人間は多面性があるからこそ深みがあるものだと信じています。ママの自分も仕事人の自分も、趣味に夢中な自分も、その他の「〜な自分」も全部、大事にできたらいいなぁ、と。つまり、そのときどきで優先順位や配合の割合を柔軟に入れ替えて、「今は家庭モード8割:仕事モード2割」とか「今夜は仕事モード10割でいくぞ〜」とかやったらいいと思います。

私自身は、仕事や家庭や趣味、なんでもいいのですが、「今、これは譲れない」というとき、そこにリソースを集中するようにしています。子どもたちを寝かしつけたあと、21時から朝まで仕事に没頭する日があってもいいし(私は絶対に寝たい人間なので朝までは無理ですが)、子どもたちと一緒に、今ここでしか経験できないことを共有するのも大事。

1日単位で成果を見て一喜一憂するのではなく、数年単位で全部の自分に満足できるよう、同時並行でいろんなジャンルに成果を出していけばいいと考えるようにしています。

ちょっと具体的なイメージが湧きづらいかもしれないですが、家庭モード強めの日は家庭にベストパフォーマンスを出すし、仕事モード強めの日は仕事に圧倒的な進捗を出すという気持ちでやる、という感じでしょうか。今を一生懸命生きる。自分のモードをその都度定義すれば、割と健やかでいれる気がします。

(株)UPSIDERの全社イベント@東京には、福岡から家族全員で参加させてもらいました

③便利家電に投資する

もうこれはもう、本当にやって良かったですね。洗濯乾燥機、食洗機、ルンバ、ホットクックなど。それぞれ安くはありませんが、時間と精神の安定を購入するのです。仕事している間に、家の掃除と食器洗いと洗濯干すのと料理が終わってるんですよ。我が家の衛生と平穏は、便利家電によって保たれております。

なかでもホットクックは本当に神。離乳食も大人向けのおかずも、スープも、飴色玉ねぎもなんでも作ってくれます。彼/彼女なしの生活なんて考えられない。一回、ホットクックの「まぜ技」が壊れて修理に出した期間なんか、もう思い出したくもないですからね。

④パートナーとたくさん話して、お互い一番の応援者でいる

私の夫は超・人格者なので、この項目に関しては「私がやっていること」とか偉そうに言えることではないのですが…。とにかくパートナーとは話す時間をたくさん取っています。夫もリモートワークなので、一日中近くで過ごすことができるのも大きな要因ですが、とにかく色々と話します。日々の小さな感情の変化や、お互いの考え、得意・不得意などを理解し、お互い一番の味方として「私たちは」を主語にして一緒に考えるようにしています。大きな決断を一緒にすることで、一緒に選択を振り返ることができるし、改善に向けてポジティブにアイデアを出し合うこともできます。

ちなみに夫は、長男のときは1年1ヶ月間の育休を取得し(一方私は6ヶ月間)、次男のときも7ヶ月間の育休を取得してくれました(私も同期間)。私たち家族にとってこの形が一番良かったので選択した、というだけのことなのですが、私はやっぱり、育児を私以上に積極的に行なってくれている夫に毎日、大変感謝しております。このバランスが、「選択の余地なく」女性だけに偏ってしまうと、ひずみが生じてしまうのではないかな…と想像しています。

夫氏、いつも謝謝

⑤移動時間・隙間時間でできるタスクや、脳内で同時並行できるタスクを用意しておく

これも当たり前のことなのかもしれないですが、否応がなく時間制約ができる民は、移動時間や隙間時間で対応できるタスクを用意しておくと良いと思います。たとえば「保育園に車でお迎えに行くまでの間に、いま脳内にボヤッとある企画について思考を深める」とか決めて、やり切るのです。「寝かしつけしながら、採用を加速させるアイデアを3つ出す」とか。仕事中にお手洗いに立つタイミングで「長男のクリスマスプレゼントの欲しいものリストに最低3つは追加しよう」とか。

私は根っからの効率厨なので、「ついでに何かが終わる」という生産性の高さが大好きなんです。ちょっとした時間で細かいタスクを捌いていると、意外と物事は前に進みます。あと、SlackとかFacebookメッセンジャーは、気軽に見るようにしておくと良いですよね。良いか悪いかは別として、家族で過ごす時間でも、スマホでメッセージを返したりメールを確認したりはしちゃっています。ストレスなく反応もしちゃっています。

⑥メイクはしない、服は選ばない

夢のない話で申し訳ないですが、朝の時間って貴重なので、よほどキチっとしておかねばならないミーティングがある日以外は、眉とリップのみで過ごします。パリコレモデルの冨永愛さんも、VOGUEかなにかのYoutubeで「日ごろは眉とリップだけですね」と言っていたので、全人類、自信を持って眉とリップだけで過ごして良いと思います(本当か?)。

服も選びません。冬は、ユニクロのヒートテックに、ユニクロのトレーナーに、ユニクロの極暖パンツに、お部屋の中用のあったかソックス。それぞれ2着買って、一生ローテーションします。おしゃれは休日にすれば良いのです。

⑦質の良い「手抜き食品」に頼る

これは③と似た話ですが、オイシックスとか生協とか、安くはなくても安全で、クオリティが高い「手抜き食品(冷凍食品とか、調理するだけのキットとか)」にはジャンジャンバリバリ頼っています。自分と夫だけだとうまかっちゃんで十分なのですが(大好き)、子どもたちには栄養のある手の込んだものを食べさせたい。だけど今日は夕食を作る15分〜30分の時間が捻出できないほどに忙しい…!そんなとき、冷凍庫にオイシックスや生協のプロダクトがあると本当に助かります。エル、オー、ブイ、イー。手の込んだ料理は休日に作れば良いのです。

思いつくままに7つを書き出しましたが、まだあったような気もしますので、追加するかもしれません。

母はこう過ごす。リアルな1日をご紹介します

  • 7:00
    一家全員起床。家族みんな一緒に寝ているので、だいたい1歳児がみんなを起こす。急ぎのタスクがないかはSlackでチェック。
    朝食を作り、みんなで食べる。

  • 8:00
    保育園の準備。結構慌ただしい。

  • 8:30
    保育園に送る(母担当)。

  • 9:00
    始業。
    ミーティングやプレスリリース執筆作業などで一瞬で時間が過ぎる。

  • 12:00
    夫と一緒にランチ。夫がランチを作ってくれる(感謝)。
    13:00までは一緒に遊ぶ。韓国ドラマを見たり、ゴロゴロしながらお話ししたり。私にとって大事な時間なので、カレンダーはロックしている。

  • 13:00
    業務再開。ミーティングやプレスリリース執筆作業などで一瞬で時間が過ぎる。

  • 17:00
    一旦終業。夕食を作り始める。
    夫が保育園に子どもたちをお迎えに行く。

  • 18:00
    子どもたちが帰宅。かわいい。子どもたちを吸う。
    夕食をみんなで食べる。

  • 19:30
    お風呂に入る。

  • 20:00
    寝かしつけ。なぜか我が家は夫婦二人がかりで子どもたちの寝かしつけをする。

  • 21:00
    上手くいけば寝かしつけから生還。一緒に寝落ちてしまう日もある。
    家事というか、食洗機を回して洗濯乾燥機を回す。
    業務を再開できる日は再開する。

  • 23:00
    夫とのポッドキャストを収録したり、夫と遊んだりする。
    元気があればPR関連の本を読んだり漫画を読んだりする日もある。

  • 24:00~1:00
    夫と一緒に寝室に移動して、秒で寝る。

こんな感じで、あっという間に平日が終わります。土日は基本的に家族の時間なので、脳内以外で仕事はしません。

お休みの日、みんな大好き大濠公園のスタバ(テラス席)にて。

以上、「できない自分」と、「“やるぞ!”な自分」のどちらも大事にして、ご機嫌に働くためのマイ・ルールをご紹介しました。私には、20代半ばだった2013年ごろ、いずれ子どもを持って働くであろう将来の自分に漠然とした不安をいただいていたとき、励まされたくて参加したワーキングマザーによるセミナーが、自分とはまっっっったくマインドも能力も違う一握りのバリキャリ女性による「こんなことくらいはできないとダメ!」という内容で、かえって自信を失ったという経験があります。このブログは、あの日の自分に向けて伝えるつもりで書きました。大丈夫!完璧じゃなくても、スーパーウーマンじゃなくても、ご機嫌に仕事できるよ!!ということで、このブログがきっと誰かを励ますことができると信じて。

ちなみに、株式会社UPSIDERは絶賛採用中でございます。安心して門を叩いてくださいね。一緒にご機嫌に働こう!!!!

・採用サイト:https://career.up-sider.com/


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