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「いつも笑顔でいなさい」に込められた母の思い

母は超絶ポジティブだ。

私より過酷な人生なはずなのに、超絶ポジティブだ。

私はネガティブだ。超絶ではないけど、普通にネガティブ。


母はいつも話しかけてくる。そして、どういう経緯で聞き出しているのかイマイチ掴めないが私の気持ちと日常全てを自然とさぐってくる。

だからなんでも話してきた。楽しいことも嬉しいことも嫌なことも悲しいことも。全部聞いて共感して、ポジティブなアドバイスをくれる。

それでも私がどうしようもないことに対してグチグチ言い出して、ネガティブが度を超え始めると、「もう、暗い〜、笑いなさい。いつも笑顔でいたらいいんよ。暗かったら誰も寄ってこない。笑いなさい。」と跳ね返してくるのである。

私は母みたいに強くない。一緒にしないで。そう思って一言「ふんっ。」と告げるのだが、「ほれ、またふんってしてー。笑わな損よ〜。」と変な顔をしてくる。

「顔がうるさい」と言うと、余計うるさい顔を何連発か切り替えて見せてくる。

社会人になってから、よく言われるようになった気がする。

変えられない現状を嘆くことが増えたから。

悩む問題も多くなったから。

そんなに考えてどうするん〜。考えすぎよ〜。笑いなさい。明るくしてたら幸せが寄ってくるんだから〜」またいつものうるさい顔が始まる。

でも、最近、そのうるさい顔を想像して、なんやねん、と思わなくなった。ふっと笑みがこぼれるようになった。

たまに送られてくる写真の中で、満面の笑みの母を見ると、幸せそうだな、素敵だな、と思うようになった。


noteを書き始めて2週間。母の教えは正しいんだなぁと感じることが多くなった。この短期間で何回感じただろうか。

ネガティブ投稿をする時もあるけれど、誰かがその記事を読んでスキだと言ってくれる。

記事を書いていると、「あ、私こんなことやってきたんだ、意外といい経験してきたんだ。学んでたんだ。」と過去の自分の行動に自信を持てるようになる。

記事を書くことで自分の心を文章化し、過去の頑張りを認めてあげることで、自分を受け入れられる方向にベクトルが向いてきたのだ。


昨日、フォロワーさんが2人に増えて、その方が私の自己紹介を全文読んで、丁寧な心優しいエールをくださった。

スキ♡1つだけで嬉しいのに、コメントまで頂けて、記事を書く活力が増す。そしたらまた楽しくなってきて笑顔になれる。


仕事でもそう。理不尽なことがあった時も、周りの人が明るく笑って話を聞いてくれたり、笑い飛ばしてくれたりしただけでどうでもいいや、と心がスっと軽くなる。

何も無い繰り返しの日常でも、笑顔で明るく話す人のそばにいると、新鮮で楽しいと感じる。

ああ、私はこの人が好きだ。ずっと一緒に仕事をしていたい。忙しかったし腑に落ちないこともあったけど、今日は楽しかったな。

そう思えるのだ。


自分のことを受け入れられる姿勢ができて、楽しく感じ始めると、周りの明るい人の笑顔が今まで以上に好きになって、私も笑顔でいよう、と思えるようになった。


そしたら、ああ、母がいつも言っていたのはこのことか、とようやく悟ったのだ。

やっと、「いつも笑顔でいれたら理想だ。そんなの無理だ。」という否定心をなくして、笑顔でいることで芽生える感情と笑顔の力に気付いた。

今日まで幾度となく教えられてきたのに、時間がかかってしまったなぁ。

笑顔でいようとするから無理だと感じるけど、自分を受け入れ始めたら、自然と笑顔は出てくるものだった。

その笑顔が次の笑顔を産むのだ。


母は誰よりも私のいい所をたくさん知っていて、誰よりも心配して愛してくれる。

笑顔でいなさいという言葉の裏に、自分に自信を持って堂々と生きて欲しい、幸せになれるから、大丈夫、そんなたくさんの親心を込めているのだろう。


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