unuboredaの雑文置き場

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最近の記事

ソリューションへの希求#1 スゥルタイミッドレンジ

なんとなく、MTGの大会記録とデッキ作成の思考経路を残していこうと思います。 予選ウィークエンドで2日目まで残りました。 使用したのは以下のデッキです。 1、環境理解とデッキ選択 ゴルガリミッドレンジが以下の理由で候補に 1、青白兵士など細かい手数を持つデッキに一番対応しやすい。 2、サリア使用デッキを軽量除去で咎めやすく、先手後手を覆しやすい。 3、ある程度テンポデッキとして動けるので、試合時間を短く済ますことができる。 ただし、ゴルガリミッドレンジには以下の看過で

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    • うぬぼれ映画夜話 第10回 庵野秀明『シン・仮面ライダー』(2023)と青山真治、内省の90年代について 

      ※ネタバレ有りです。 急遽金曜日が休みとなったことと、樋口真嗣『シン・ウルトラマン』(2022)を楽しめたこともあって、『シン・仮面ライダー』(2023)を初日に観に行きました。 平牧大輔『【推しの子】』(2023)が面白かったです。おしまい。 …とまぁこれで終わらせてしまってもいいのですが、白石和彌『仮面ライダーBLACK SUN』(2022)を含めてちょっと気になったこともあり、それについて書きたいと思います。というのも、どちらも弱者とテロリズムについての作品で、観た

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      • うぬぼれ配信映画夜話 第9回 中田秀夫の「恐ポップ」とは一体何だったのか。 ー 『事故物件 怖い間取り』(2020)と『“それ”がいる森』(2022)を中心に

        2022年もJホラーが多々上映されていましたね。私も忙しい中なんとか劇場に足を運んで楽しんでいたのですが、その中で目についたのはJホラーの定型から外れた上でJホラーというジャンルを再考する作品群でした。  例えば、木村ひさし『貞子DX』(2022)では、Jホラーの恐怖演出をギャグとして相対化した上で、SFとしての側面から原典が捉えられています。シリーズで唯一映画化されなかった『ループ』を現在の社会状況を踏まえて再解釈したかのような『貞子DX』はJホラーの本質を思索しつつも、

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        • 『神河:輝ける世界』ドラフト完全攻略

          さて、今回も…やっとのことで…権利を取れました…。ので、ここ最近のMTGで最も難しい環境と言われるネオ神河のドラフトについて少し攻略めいたものを書いていこうかと思います。 基本理解まず、このマッポーめいた環境を考える上で大切な3つの要素から考えたいと思います。 1つは、アーキタイプごとに設定されたシナジーです。いくつかのカードは揃っただけで相手が爆散する勝ちパターンがあり、そのキーになるパーツは点数は高くなります。それらはそれぞれ各アーキごとに覚えておく必要があります。単

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        ソリューションへの希求#1 スゥルタイミッドレンジ

          うぬぼれ配信映画夜話 第8回 岩井俊二『ラスト・レター』における風景とラストについて

          はじめに  評価は様々なれど、岩井俊二が90年代の日本映画を代表する映像作家であり、それ以降の日本映画を方向づけた作家だといえます。特にアニメーションへの影響が色濃く、新海誠や京都アニメーションといった作品の映像表現をはじめとして彼のスタイルを踏まえた作品群が、2000年代の主流だったことは確かです。  ですが、そのようなアニメーションの演出法を並べた際、岩井俊二の作品から受け取る印象はまた違ったもののように見えます。殊、風景描写に関しては新海のそれとは明らかに手触りが異な

          うぬぼれ配信映画夜話 第8回 岩井俊二『ラスト・レター』における風景とラストについて

          年間映画ベスト  2021年

           2022年になりました。今年も一年よろしくお願いいたします。 私生活や社会状況で色々あった結果、夏場と年末付近が忙しく、結果として濱口竜介を見逃したし、アニメでも『劇場版 少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト』を見逃したし、ベニー・チャンの遺作もまだ観てないし…とベスト出せるほど映画観てないのですが、一応メモとして残しておきます。  しかし、今年はホントに豊作で、字義的な意味でのワースト作品は観てなかったような気はします。 ベスト10・横浜聡子『いとみち』  結構遅めに観た

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          うぬぼれ配信映画夜話 第7回 阪元裕吾の軽やかな転身と日本映画を席巻するU'DEN FLAME WORKSについて

           今回取り上げるのは、2021年、ミニシアター系の作家で最も躍進したといえる阪元裕吾です。主に『ベイビーわるきゅーれ』(2021)を観た感動を軸に語っていきたいと思います。 とはいえ、私が観に行こうとしたのは監督の特集上映が組まれはじめたここ最近でして、コロナや地理的事情から今の今まで観に行けなかったのですよねぇ…。 …それに、実をいえば半信半疑でもありました。というのも、最初に観た『ハングマンズ・ノット』(2017)の評価がそれほど高くなかった、というよりマイナスだった

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          うぬぼれ配信映画夜話 第6回 佐藤信介の生真面目さについて

           ずいぶん日が経ってしまいました。皆様お元気でしょうか。unuboredaです。  最近は映画館に行くのさえ自粛してしまい、ぼんやりとゾンビや病が出てくる映画を眺めては漫然と過ごしておりました。スクリーンで作品を観ることに後ろめたさを感じる時が来るとは、と思う今日この頃です。  気が滅入るニュースばかりが流れ、映画館の興行も中々振るわないという話を聞いて鬱屈は増すばかりですが、その中で明るいニュースの1つに佐藤信介のハリウッド進出がありました。  漫画原作の実写映画を着々と

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          うぬぼれ配信映画夜話 第5回 清水崇『ホムンクルス』(2021) ー Jホラーにおける男性性について

          ※原作との比較を始めるので、原作含めてネタバレ有り  今回は清水崇の新作『ホムンクルス』になります。ここ数年のJホラーにおいて主題となっている「男性性」について話しながら、映画史に結びつけていきたいと思います。配信日に完全解説するぞ、位の気持ちで書いておりますので、観てから読んでみてくださいね。 作品の時代性とズレについて 作品というものはそれ単独で存在する訳ではなく、時代や社会のその時々の考え方、或いは過去や同時代に存在する作品の影響関係の中でつくられる織物であると

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          うぬぼれ配信映画夜話 第4回 三宅唱『呪怨 呪いの家』について③ メディアと呪いの転移について

          ※完全なネタバレ有り ※今回、ショット分析の参考にするために、『呪怨 呪いの家』のキャプチャー画像を引用しております。その際、本編の楽しみを損なわないため、画像加工したものを用いております。権利上問題がある場合は削除しますので、ご連絡ください。  前回は、『呪怨 呪いの家』の描写は、オウム真理教とメディアの関係性が隠喩的に取り込まれたもののではないか、という話をしました。今回はそれを踏まえて、各話を細かく考えていきます。

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          うぬぼれ配信映画夜話 第3回 三宅唱『呪怨 呪いの家』について② 呪いの在り方とオウム真理教の関係について

           前回は作品分析の前段階として、先行論と高橋洋の作家性について書きました。今回はそれを踏まえつつ、作品分析に入りたいと思います。 呪いとは何なのか まずですが、本作の最大の特徴は呪いの効果範囲がどこからどこまでなのか、よく分からないという点にあります。  第1話のタレントとその恋人である深沢のエピソードこそ「呪いの家に足を踏み入れたがために呪い殺される」という呪怨らしいルールの跡が見てとれていましたが、その後の聖美のエピソードから「彼らが不幸になるのは呪いというより

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          うぬぼれ配信映画夜話 第2回 三宅唱『呪怨 呪いの家』について① 高橋洋の作家性について

          さて、第2回は『呪怨 呪いの家』についてです。問題点を含めて、語られ尽くされた感のある作品ではありますが、今一度考え直してみたいと思います。語るべきところが多い作品ですが、具体的な作品分析に入る前に、まずは今までの議論をまとめつつ、高橋洋の作家性からどのような作品かを考えてみたいと思います。 高橋洋という厄介な脚本家について  近年、日本映画のトレンドとして、映画監督同士が監督と脚本家で組み、それぞれの色をぶつけ合う、というものがあります。去年は賛否があったとしても、

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          カルドハイムドラフト 完全攻略

          さて、今回も一応ミシックまでは到達しました。勝率ベースなので1200位に下がることはないですが、最初は難儀したカルドハイムのドラフトについてつらつらと攻略を残しておきたいと思います。 →最初は二桁だったんだけど段々下がってこの順位 一、氷雪多色か二色(というか赤)か最初、カルドハイムのドラフトをやっていて何かとても嫌な予感とトラウマを思いだし「絶対ジェムを溶かすなぁ・・・」と思った記憶があります。というのも、この環境、タルキール覇王譚にそっくりに見えたからです。 1、土

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          うぬぼれ配信映画夜話 第1回 デビット・フィンチャー『Mank/マンク』

          さてnoteに場を移して記事を書いてみようと思いました。皆様はじめまして、unuboredaと申します。普段は「いびつなロケット13号」というサイトで映画評を書いていたわけですが、 ①単純にヒット数が少ないので、ポータルサイト変えてヒット数増えないかなと淡い希望を抱いている。 ②ブログ内で閉じた映画評ではなくて、ツイッターのタイムラインや他の言説と連動するようなオープンな批評の在り方というものを模索してみたい。(ツイッターのTLを浪費することなく、蓄積としてある程度形に残し

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          ゼンディガーの夜明け ドラフト完全攻略

          はじめに はじめまして。noteにゲームの攻略記事を書くのははじめてですが、unuboreyaというアカウントでゲームをしております。構築はもうほとんどコピーデッキを作って回すだけとなっておりますが、細々とリミテッドを中心にMTGを続けている、所謂リミテジャンキーです。 ミシックチャンピオンシップ予選に毎月リミテッドで権利を取り、その後勝ち越しも出来ずに塵となる、といったことを繰り返すうちに 「何か糞環境のスタンやる位ならリミテを極めた方がいいかも」 「リミテの記事でも

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