見出し画像

【旅の失敗談】もし次に同じ旅をするなら・・・・・

まず始めに、旅先や期間に関わらず、私は事前に現地での細かい計画を決めて旅をしたいタチである。

現地で急に訪問順を入れ替えたり変更したりするのは、全く問題ないのだが、安心材料として「どこで何をどのくらいの時間」を頭の中に入れておきたいのだ。

・・・なーんて言っても、計画を間違えた、と思った旅が2つあるので、参考程度に読んでいただきたい。

1.インドの旅(2020年1月)

近日中にインドの旅についてnoteに上げようと思っているのだが、インドの都市を周る順番は、明らかに間違っていたと確信している。

間違っている、というか、正確には、高地トレーニングをせずにエベレストへ臨んだような過酷な旅だった。

水、気温、食べ物、衛生環境・・・
何が原因だったかは分からないが、インド上陸2日目にして、信じられないほど体調を崩し(主に上からのリバースと慢性的な気持ち悪さ)、毎食カレー生活!と意気揚々に掲げていた目標は、4食目で儚く消えた。

インドへは、高校時代の友人からの誘いがあり、彼女と10日間で3都市を周った。

その順番は、ヴァラナシ→アーグラ→ジャイプールであった。
インドへ行ったことがある人は、なぜ??と思うだろうし、インドへの渡航を計画中で色々とリサーチしている人は、ガイドブックと真逆のルート!!と思うだろう。
私の職場のインドの大学を卒業した日本人の方は、無理をしたね~、と苦笑いだった。

もし北インドへの渡航を考える人におすすめのルートを聞かれたら、迷わず、
デリー→ジャイプール→アーグラ→ヴァラナシ、の順で周ることを提案する。

理由は、この順番の方が、インドという国に徐々に慣れながら旅ができるからである。インドは西の都市が近代化されており、東に進むにつれて、歴史、宗教、文化、貧富の差等、あらゆるものが濃く感じられる街が多い印象だ。

インドの西部に位置するデリーは今や、世界で有数の商業都市であり、近代化が進み、生活や文化が欧米化している。そのため、生活水準や人々の雰囲気が、日本とは極端にかけ離れているということはなく、面白いと思える程度のカルチャーショックを受けながら環境に順応できると思う。

初めてのインド旅なら、おそらく、西から東へ移動するのが無難な気がする。


2.世界一周旅行(2019年12月~2020年3月)


26歳の時、タイトルのとおり、世界一周旅行をしたが、周り順というか、訪問した国というか、国の数というか、次に世界一周をすることがあれば、改良したいなと思うところが多かったので、紹介する。

転職で3か月ほど間が空いた時期があり、その期間を使って、世界一周航空券で旅をした。

当時は、社会人のうちに、こんなに休める期間はないだろうと考えていたので、働きながらだと行きにくい場所へ行ってみようと考えた。

HISや世界一周堂や旅ブログなどで行き先や周り方等の色々な情報を調べ、候補先を絞りこんだのが、それが以下のとおり。

・イギリス(スコットランド、北アイルランド)
・アイルランド(ダブリン、ゴールウェイ、ジャイアンツコーズウェイ、ザ・ダーク・ヘッジズ(「Game of Thrones」の撮影地))
・メキシコ(カンクンで、セノーテダイビング、チチェン・イツァ、ピンクレイク)
・キューバ(ハバナ)
・ペルー(マチュピチュ)
・ボリビア(ウユニ塩湖)
・チリ(アタカマ砂漠、イースター島)
・アルゼンチン(ペリト・モレ―ノ)
・タヒチ
・ニュージーランド(オークランド)
・オーストラリア(シドニー、エアーズ・ロック)

北半球から南半球まで行きたいところに行く、つまみ食いのような旅だった。

なにが反省点かというと、訪問する国の数である。

実際に旅行できた期間が65日程度だったので、10か国と1地域を周るとなると、1か国につき5日間程度の滞在。明らかに1か国あたりの滞在期間が短すぎたし、移動に時間を取られすぎた。大統領の外遊だろうか?

5日間でその国の文化、食べ物、雰囲気、気候等、表面的な部分しか経験せず、次の目的地へ行ってしまったのは、今思うと本当に悔しい。

また、気象条件に左右される目的地(私の旅でいうと、ウユニ塩湖やマチュピチュ)で、絶対に見たい景色があるなら、予備日を設けた方がよいと思う。
ウユニ塩湖では念のため3泊したが、長い人は1週間近く滞在していたし、マチュピチュでは、1泊しか滞在しなかったが、当日は雨と霧で、マチュピチュを見るのに結構待った。時折吹く風で霧が晴れ、壮大なマチュピチュが見えた時は本当に感動したが、ワイナピチュ(マチュピチュの奥にそびえる山)への登山は中止となった。

もちろん天気や、突発的な変更は仕方がないし、それが旅の醍醐味であると思う。
ただ、私は賭けの状態で色々なところを周ったが、せっかく時間とお金を費やして遠くの国まで来ているのだから、可能であれば、余裕があるスケジュールを組むのをおすすめする。
(とはいえ、せっかちな性格なので、バタバタと移動する旅は嫌いではない。)

その他、訪問する国の数が増えると、ビザが必要な国ではビザ発行料が発生するし、通貨を交換しないといけないし(以外とキャッシュを使う)、空港までの移動費が毎回かかるし、時差に慣れるのがまぁまぁ大変だし、というようなことがあった。

***

この記事の冒頭で、旅をする前に細かい計画を決めておきたいタチである、と大見えを切ったのにもかかわらず、恥ずかしい限りである。
そもそもの計画(周る順番や旅の規模感)がズレている時がある。つまりは、私の「計画」とは、お察しのとおり、合っているとか最適、とかいうことではなく、本当にただの安心材料なのである。

バックパックで、安宿の二段ベッドで寝泊まりし、節約しつつ、やりたいことはやる、という旅スタイルであるが、時間的にも効率的にも、考える余地満載の旅をしたと思う。

とはいえ、旅に正解はないだろうし、能率的な旅がいい旅、ということもないと思う。

少し身体にやさしく、自由な旅をしていきたい。

 Maki

この記事が参加している募集

#旅のフォトアルバム

38,700件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?