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アイデンティティーとは

個性というよりプライド

1876年3月28日にある法令が公布された。

大礼服並軍人警察官吏等制服着用の外帯刀禁止の件」
(長っ)

簡単にいえば、廃刀令・帯刀禁止令。

禁止されたのは帯刀だけあって、持つことだったり、持っていることそのものが禁止されたわけではなかった。


それでも、帯刀することはもともと実戦的武備というよりも武士の身分の証明としての意味合いが大きいので、それを否定することは、実質的な特権の否定に繋がるため、徴兵令および秩禄処分とともに一つのアイデンティティーが否定されることを意味していたんですよね。


廃刀令に反発した人々は、刀を袋の中に入れて持ち歩いたり、差さなければいいんだろ!と刀を肩に担いで歩いたりした人も居たりとなかなか言う通りにはならなかった。


アイデンティティーとは人それぞれにある個性だったりすることもあるんだけど、それ以上にここから先は譲れない一線、曲げるつもりはない意志みたいなものがあるので、それはもはやプライドだと思う。


それを奪われることは確かに言われたからといって、
素直にはいそうですか!とはならないんですよね。

たとえ法律や法令だといわれても、抵抗したくなる気持ちはわからなくもないんですよね。


その法令はのちに、戦争にまで発展していくという時代の節目のひとつともいえるものだったようです。

武士は武士であるために、政府は四民平等のために。それぞれにそれぞれの正義がある。


どんな時代でも、どんな人にも譲れないプライドってありますよね。

ということで、本日3月28日は廃刀令が公布された日です。

皆さんには何かありますか?
此れだけは譲れないこと、譲れないものとか。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
それではまた。

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