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【日経MJ第6448号】気になる記事紹介

【企画&アイデア立案の”ヒント”や”気づき”になるノートです!】
日経MJ新聞1号は約80〜100記事が掲載されています。その中から、注目の気になる記事を3〜5ピックアップして、私なりの視点からビジネス・内容への考えポイントをまとめています!
起業を考えている人・企画プロデューサー・新規事業担当者・マーケ担当者・経営者などは、新たな企画&アイデアのヒントになると思います!
時間効率よく、企画&アイデアに活用してもらえたらと思っています。
内容は食/エコ環境/地方創生/新規事業/エンタメが多めです。
(※日経MJは有料記事です)

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(1)退店すれば支払い完了! セブン、「レジなし店舗」公開

【まとめると】
・セブン―イレブン・ジャパン、NTTデータと連携して始めたレジの無い模擬店舗を公開
・利用者は購入したい商品を手にとり店を出ると支払いまで終わる仕組み
・実験を通じて運営上の課題などを検証する
・模擬店舗は東京都港区のNTTデータの施設内で、一般客は入店できない
・店内に3種類のカメラを約50台、重量センサーなど設置
・利用客がスマートフォンアプリでQRコードを表示して入店、陳列棚のセンサーを使って利用客がどの商品を選んだかなどを判別
・退店すると自動で支払いまで済み、スマホに購入した商品のリストやレシートが届く
・レジがないため従業員の業務は商品の補充や陳列などで済む

セブンイレブンで実験が始まった。レジ無しのデジタル店舗。消費者の利便性はよくなる。レジ待ちをしなくても、良くなり買い物時間の時短にもつながる。

日本なら盗みの犯罪も少ない、自動販売機がたくさんある国でもある。相性はいいと感じるので、結果を知りたいところです。

今回の店舗は「amazon go」のスキームを参考にしてつくられているものだろう。

未来的な店舗がどのように受け入れられるのか。気になるところ。


店舗実験より、気になってしまったのがPR動画。もっとワクワクするような感じにはできなかったのだろうか・・・。

ワクワクする「amazon go」の動画。

(2)宇都宮のすし屋、洋菓子店の事業承継 弱点のデザート補う

【まとめると】
・栃木県で回転ずしチェーン「すし華亭」を展開する奴寿司と、洋菓子店「SWEETS Takayoshi(スイーツタカヨシ)」を展開するハッピーライフが事業承継の形でタッグを組む
・奴寿司が9月26日付でハッピーライフの全株式を取得
・すし華亭でタカヨシのスイーツを提供、他社との差別化を目指す
・奴寿司はデザート部門に弱点があり、足利銀行の仲介でハッピーライフを子会社にした
・第1弾、タカヨシが作る「かぼちゃのプリン」(税別450円)を「すし華亭」2店舗で開始
・デザートメニューは月替わりで用意する
・スイーツ店を傘下に持つすし店として「他の会社ではまねできない」ラインアップを作る

事業承継のいい事例だと感じた。

自社には強みと弱みが、必ずある。
自社の弱みが、他社の強みだった時に、他社が丸々味方になったらどれほど強いか。

今回はスイーツを社内で新たな人材・新たな設備投資で強化するのでは無く、事業承継で子会社にして、大きなストロングポイントを得た。

お互いに求めたパートナーでありメリットが見込めるように感じた。

今後もM&Aや事業承継など続々と大型案件が増えると思う。

(3)マンション共用部で生鮮受け取り

【まとめると】
・クックパッド、マンション大手と組んで生鮮食品のネットスーパー事業「クックパッドマート」強化
・利用者が注文した食品をマンション共用部で受け取れる
・2020年末までに100程度のマンションに導入
・クックパッドマートは利用者が1品から送料無料で生鮮食品を注文できるのが特徴
・現状は受取場所がドラッグストアやカラオケ店の一部店舗に限られる
・新たにマンションの共用部活用で、マンション居住者の利便性を高める
・第1弾、三井不動産レジデンシャル「パークホームズ豊洲ザレジデンス」共用部に冷蔵機能つき受け取り専用ボックス設置
・利用者が受取場所にマンションを指定する際、入居者のみに知らせる6ケタコードをアプリに入力してもらう仕組みを取り入れる
・食品を受け取るときは注文時にアプリに表示されるQRコードをかざしてボックスを開ける

クックパッドの新規事業である「クックパッドマート」。食材の配達は競合も多い。どのような展開をして差別化していくのかが気になっている。

コープ、オイシックス、食べチョク、などパッと思いつくだけでもいくつもある。このような各社は定期的な便で自宅まで配達されるものが多い。

「クックパッドマート」は気軽に注文して当日出荷で届く。1品からでも送料無料。あたりが他社との大きな違いのよう。

うまく展開できてきたら、「ククパッドマートサブスク」の定期購入が始まり、時短商品の「クックパッドミールキット」など拡げていくのか、はたまた、配送する機能を活用したラストワンマイルの強化に向かうのか、ITテクノロジーで全く違うところを取りに行くのか。

どんな展開をしていくのか、期待したいですね。

(4)(未来にモテるマーケティング) おやつタウン成功の秘訣 「内向き」で感情揺さぶれ

【まとめると】
・「ディズニーのすごい集客」著者の経営コンサルタント嶋田亘克さんが「おやつタウン」を作る
・エンターテインメントからかけ離れたスナック菓子からどうテーマパークを創るのだろうか?
・今年7月、津市で開園した「おやつタウン」
・開園前「何もない町で、テーマパークが成立するのか」と言われたが、開園直後から入場制限になるほど人気、来園者満足度も90%超、未就学児を含むファミリーの再来園意向率が90%以上と東京ディズニーリゾートに匹敵
・誰もがイメージできないものを現実化した「イノベーションプロセス」、その中核は顧客の内面に深く潜っていくこと
・コピーライティング手法「エンパシーライティング」を活用
・企画は、小学3年生以上の子供も親と一緒に遊べ、自然と親子間の会話が弾むようなアトラクション、加えて、親子でできるアスレチックやスライダーも併設
・顧客の感情を深く掘り下げて感情を揺さぶるようなマーケティングで成功
・おやつタウンは新たな地方創生モデルを生んだ

お菓子のパッケージのキャラクターが飛び出てくる。これは子供達はワクワクする。しかも、キャラクターだけでなく、遊べる施設もたくさん。

さらに、いつも食べているベビスターを自分でカスタマイズして作る体験ができる!子供にとっては夢のような時間!

ガイアの夜明けでオープン前の密着をみた。色々な想いや仕掛けがされていて凄く参考になったのを覚えている。

地方創生には大手企業の資本があればこのような画期的な取り組みもできる。自治体予算の少ないエリアでの活性化モデル。どうしたらいいのか。大きい企業を誘致するのもまずこの例のように一つある。わざわざ体験したいスポットを作ってもらうために。もしそうじゃ無くても、その街の良さを体験するエンターテインメントを作れたら、少なからず上向くだろう。

これは子供と一緒に行きたいテーマパークだと思った!ワクワクする!


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