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鬱になってからの日記

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記事一覧

買い物に行こうと思って、
バナナとティッシュを買おうと思って、
最近は調子良いし昨日も買い物できたから大丈夫だと思って
近所のウェルシア行って
入り口にガタイが良い人がいてすごい目が合って、
不自然に避けたと思われないかなって怖くて
そのあとティッシュ手にとって
バナナ買おうと思ったら売ってなくて
その瞬間に自分がどうしてウェルシアにいるのかわかんなくなって
何を買ったらいいのかわかんなくなって

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フィギュアスケートを見て、初めて「生きたい」と思った話 【後編】

6月23日。
いつも一緒にスケートを見に行っていた友達が入手したFantasy on Ice 2024を観に行った。

近頃、全く外出できなくなっていた自分が、大人数が集まるアイスショーに行けるのか不安だったが、気分転換になったらと思った。
会場は超満員で入口からすでに人で溢れていて、怖いと思う気持ちが確かにあったが、それ以上に楽しみだという気持ちが湧いてきて、いつもは気になって仕方がない他人の目

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フィギュアスケートを見て、初めて「生きたい」と思った話 【前編】

小さいころから、母の影響でフィギュアスケートを見ることが当たり前の環境にあった。
クリスマスは祖父の家で全日本フィギュアを見て、当時ジュニアながら大注目だった浅田真央さんのトリプルアクセル成功を、子どもながらに必死になって応援していた。

本格的に見るようになったのは、2012-13シーズンからだったと思う。当時最強だと思っていたカナダのパトリック・チャンを猛追していく羽生結弦。その傍らで着実に成

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できない自分ごと愛するということ

 これまで、鬱になってからの薄暗い思いしか書けなかった。
言葉を書くことで、傷は深くなっていくと分かっているのに、どうしても心の中に留め置いておくことができなかった。

 そんな私にも、最近少し光が見えてきた。
 だから今日は、その話。

きっかけはお世話になった先生(A先生)に連絡をしたことだった。鬱になってから、職場の人には全く連絡できず、職場以外の知り合いにも鬱になったことは伝えても、それ以

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今日は言葉が溢れてやまないから。

久しぶりに、と言うか昨日の豪雨で病院に行けなくて、薬がもらえなくて、久しぶりのアンチドーピング状態だから、言葉による自傷を止められないだけなんだけど。

人生ずっと死にたくてしょうがない。
漠然とずっとそれが頭から抜けない。
電車通学のときは何度も何度も飛び込みたくなって
リモートの時にはアパートの屋上から飛び降りたくて
車通勤になったら崖に突っ込みたくなって

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感情の探し方

日に日に感情が失われていっているという自覚がある。
はじめに失ったのは喜でそこから楽や怒が、そしてついには哀までも見失ったと思う。

誰かと通ずる扉を閉めてみると、扉の内側にあるのは無で、これまでの感情の全ては自分以外の何かが扉を通過したときの刺激だったのだと発見することができた。物理的に扉を閉めることで刺激は全てかわすことができる。一日の大半を無の状態で過ごして、はじめは耐えられずに扉を少し開け

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睡眠薬が効くまで

GW中にバーンアウトして仕事に行けなくなった。
思えば昨年度末から仕事に追われ、職場の人間関係にストレスがあり、2年目の重圧もあり、後輩もできて、相談できる先輩は異動し、作るべき授業が追いつかなくなり、全体で発言するプレッシャーで寝れなくなり、教室では笑顔を演じることに疲れ、完璧でなければならないという強迫観念に囚われ、身体も心も自分で止められないところまで動きすぎてしまっていたのだと思う。
もと

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