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さやかの地球誕生日記ー生命のひとりごとの章ー

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book of natureから学んだことや、宇宙の翻訳まで、その時のわたしが生きて到達した、その時点のひとりごとの章です。
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#地球誕生日記

日本と水と、田んぼの神さま。

日本と水と、田んぼの神さま。

 水は流れ

 清らかなるままに

 全ての記憶を生命の輪に運び続ける

 山から流れ 幾重にも別れて

 細く太く 海を目指すそれは 

 川となり、わたしたちの生命を潤し続ける。

あれは、5月の初めごろのこと。

15分のお散歩をしようとそとに出たら、思いのほか帰れなくなって、うっかり2時間もお散歩をしてしまったのだけれど^ ^

その時ね、水張りの始まった田んぼの畦道を歩いていたわたしに、

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いつでも神話が生まれてきそうなそんな日本の森がすき。

いつでも神話が生まれてきそうなそんな日本の森がすき。

開けた平らな土地と違って、森の植生は陰と光のコントラストが楽園をつくり出す。

光だけでも生きられない生き物が暮らすし、陰だけでも森は森として生きない。

縦横無尽に駆け回るような生き物は森の中では目立ちすぎるから、体が大きくても小さくても、どこか重力軽く軽くそっと動きまわるような、そんな生き物たちが多いきがする。

森の中では踏みしめずにそっと歩き、開けた広野に出たら、思いきり飛んだ

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森から溢れる光をみて。

森から溢れる光をみて。

木立の光は不思議な光。
現実のなかに幻想をみせる。
リアルだと信じているものこそが幻想で、もっと奥深くにその音があるのだと、そんな空間が世界に生まれるスペースをくれる。

迷ったら、大地に静かに立てばいい。
時には座って、足元から空の先までをジッと見つめてみたらいい。

その時、もしもふと、自分が世界で呼吸をしていることにきがついたら、感動で胸が張り裂ける。

それでもね、本当の死が訪

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感情って鼓動みたいだと、そう思った。

感情って鼓動みたいだと、そう思った。

家族でも恋人でも友人でもないけれど大切な人が、ひき逃げにあった。

生きているけど、容態はわからないらしい。

一報を聴いたとき、全く動揺していない自分にきがついた。

彼女のいのちを、生き方を、その身から世界に放っている生命力を知っているから、「あぁ、そういう方法があったか。」と、なんだか妙に納得してしまって。

けど、感情は色々と浮かんできて、それはだいたい、彼女自身とは全く関係ない、とても

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