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背番号変更検討会議 2023|千葉ロッテマリーンズ

千葉ロッテマリーンズは10.2の最終戦にまさかの井口監督の交代劇が起きた。そして吉井監督が就任し、背番号21の着用が発表された。今年は新井監督が25を付けるなど監督の若い番号の着用も増えてきている。元々の井口監督も選手時代の背番号で指揮をとっていた。
今回はそんな千葉ロッテマリーンズの背番号変更を予想・検討していきたいと思う。

【これまでのバックナンバー】
背番号変更検討会議 2023|ヤクルトスワローズ
背番号変更検討会議 2023|中日ドラゴンズ
背番号変更検討会議 2023|オリックスバファローズ
背番号変更検討会議 2023|広島東洋カープ
背番号変更検討会議 2023|埼玉西武ライオンズ
背番号変更検討会議 2023|読売ジャイアンツ

マリーンズの背番号変更事情

千葉ロッテマリーンズという球団はファンのための永久欠番がある。TEAM26と言われるファンクラブのように「26」が永久欠番である。これはベンチ入りできるメンバー25名に26人目のファンという理由である。サッカーでも12人目の選手としてファンに与える感覚に近い。これは、サッカーの応援スタイルを模しているロッテならではなのかもしれない。
そして福浦がつけた背番号9は準永久欠番。他にも村田兆治(29)や有藤通世(8)も準永久欠番扱いだったが、西野や中村将吾が引き継ぎ、いまや普通の背番号となっている。

ロッテはドラフト上位の選手の背番号には、どういう付け方をするのか。佐々木朗希の場合は、「夢の170kmを目指す」という理由で17になったり、ドラ1安田の場合は「いい番号だから」としか説明がなかったが、高卒ドライチの背番号一桁は西岡以来の15年ぶりのことだった。最近では藤原恭大にも松川虎生に背番号2をつけさせた(松川の入団により藤原は1に変更)。鈴木昭汰には35と割と大きめの番号だった。はずれ1位というのも関係しているのかは定かではない。
松川が背番号1を付けなかったのはキャッチャーは防具で番号が見えなくなるという理由で背番号1を付けないというのもあるだろう。
かつては背番号に対して渋めの番号を与える球団だったが、最近ではいい番号ばかりを与えるということが多い印象である。
今年のドラフト1位は菊池吏玖。はずれ1位であるがとても期待されているピッチャーである。佐々木千隼や佐々木朗希のように10番台の番号が与えられるか、鈴木昭汰のように30番台などが付けられるのかは気になるところだろう。

マリーンズの背番号の目玉

なんといっても来シーズンの目玉は背番号6だろう。かつては落合博満もつけた背番号。井口監督もダイエーホークスの人ではなく千葉ロッテマリーンズの人になっている。この数字をつける後継者は現れるのだろうか。
そして、福浦が引退してから空きナンバーとなっている背番号9もだれが埋めるのかもそろそろ検討していく時期だろう。
また、マリーンズが行った「TEAMMATES(チームメイツ)」で長期治療中の子どもを支援するため、背番号10を「宇都宮幹太くん」に渡している。先日、KANTAくんの契約満了のニュースがあったが来年以降もこの事業にこのナンバーを渡していくのであろうか。

ロッテの現在の空きナンバー

ロッテの現在の空きナンバーであるが、支配下登録での戦力外通告がまだ4名、現役引退の2名を含めても6名。ドラフト会議では5名の指名を行った。あと数人戦力外が出てもおかしくはないが、あとはレアードは退団報道はあったが、外国人の去就も気になるところだ。ソフトバンクホークスが守護神オスナを調査という報道も出ているが、果たしてこのままコンパクトなシーズンオフで終わるのだろうか。
そして、懸念点としてはロッテには、FAでの中村将吾・田村龍弘の流出の可能性もあり、それを球団は見込んでの人数調整なのであれば少し気にもなる。

【現在の空きナンバー】
●背番号6   井口監督 退任
●背番号9   空き
●背番号10 KANTA  任期満了
●背番号21 空き →吉井理人監督就任
●背番号26 TEAM26
●背番号28 松永昂大 現役引退
●背番号34 土肥星也 戦力外
●背番号36 空き
●背番号39 吉田裕太 戦力外
●背番号47 田中靖洋 現役引退
●背番号54 レアード 退団報道有
●背番号65 古谷拓郎 戦力外
●背番号68 西巻賢二 戦力外
●背番号90 空き
●背番号93 空き
●背番号94 空き
※70~80番台はコーチ番号のため割愛

(可能性として)
●背番号8   中村将吾FAの場合空き
●背番号22 田村龍弘FAの場合空き

上記の通り、背番号の空きの前半が空いていないのが現状である。過去にロッテの背番号変更は2021年末に藤原が2→1への変更や小島の43→14
などの変更がある。背番号は基本的には若くなるポジティブな背番号変更がロッテは多く、あまり背番号を大きくすることはしていない。過去にさかのぼると2016年末に大嶺が11→30、石嶺が5→38と変更されたことはある。

変更がありそうな選手はだれだ

【現在の候補選手は・・・】
●髙部瑛斗 背番号38 →6?9?10?(8?)
筆頭はこの人だろう。今シーズン自身初の規定打席到達。ロッテの中で一番の打率を残している。今やロッテの一番打者としての印象も強く若きリードオフマンに背番号6や9を与える可能性もある。中村将吾のFAの行方によっては8も滑り込みであるだろう。

●山口航輝 背番号51 →13?10?
●平沢大河 背番号13 →54?
平沢の番号を大きくする前提だが、今シーズンチーム最多ホームランの山口を背番号を若くする可能性である。51という出世番号もとても期待された番号ではあるが、もう少し待っても良い。シーズン最終戦のソフトバンクの優勝を打ち砕いたホームランもかなりインパクトも残った。

●和田康士朗 背番号63 →36?38?
和田もシーズン多く1軍帯同した選手である。しかし、打率がネックとなっているため、与えるとしても1桁台は難しいのではないか。そうなると小窪がつけた36などに番号をひっくり返すのはあるだろう。現在は池田来翔が付けている背番号00も足の速い選手としては似合うかもしれない。

●岩下大輝 背番号46 →28?34?
シーズン怪我で出遅れたものの、圧巻のピッチング。試合数は少なく、中継ぎ投手なのでこのままの番号でいく可能性は高いが、変更しても良い成績は残している。防御率0.55は素晴らしい。

【背番号90番台の選手たちは・・・】
●ロメロ   背番号91 →変更なし 
●国吉 佑樹 背番号92  →変更なし
●柿沼友哉  背番号99 →変更なし
外国人選手や、「92(くに)」、99という番号なのでこのあたりは変更なしだろう。
●植田 将太 背番号95 →68?
支配下登録された植田の番号は若くなる可能性もあるが、今季1軍出場はなかった。95据え置きの可能性も高いが、来季の育成を上げるときの番号として残すことはある。

【ドラフト新人の背番号は?】
●菊池吏玖 新人 →28?19?
起用法にもよるが、菊池には良い番号を与えるのか否かが気になる。良い番号を与えるというのであれば、唐川から19番を外すなども考え方によってはある。基本的には剥奪はないと考えた場合一番若い28に落ち着くだろう。
●友杉篤輝 新人 →36?38?39?6?
内野を守れるユーティリティープレイヤーは、井口監督とも被る。友杉もそもそもドラフト1位候補であるため、若い番号を与えるとなれば他の選手よりも友杉に与える可能性もある。
●田中晴也 新人 →47?65?68?
●高野脩汰 新人 →47?65?68?育成ドラフト空き番号?
●金田 優太 新人 →?育成ドラフト空き番号?

現在の千葉ロッテは空きが少なすぎる

千葉ロッテの背番号は現状いい番号の空きがなさすぎるのかもしれない。こうなると井口監督の6や福浦の9も使用せざるを得ないかもしれない。90番台にも裏方を背番号として入れているため、空きが少ない。こうして埋めてみるとプロジェクトが続かない場合はKANTAの番号10も埋めることになりそうだ。
例年背番号変更は少ない千葉ロッテではあるが、6・9という重要な番号が空くため、例年よりも多くの番号変更もあるかもしれない。6・9を空き番号にする場合は、今シーズンも2名程度の変更に収まってくるように考えられる。こうやって空きの背番号を見ていくともう少し選手が動くニュースがあるかもしれないと勘繰ってしまう。


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