グンマーの旅日記 #1 新潟までもあっちゅーま
群馬県に引っ越してから2年。
群馬県は最高。心からそう思っている。
群馬には見所がいっぱい。純粋にそう思っているのでその思い出をnoteに残していこうと思う。
第1回にして新潟?はい、新潟。群馬県は高崎市、そこから新潟県湯沢町まで、さて車で何時間かかるのだろうか?
意外。1時間で行けちゃう。そんなのググれば分かる。つまり、群馬は東京にも、新潟にも長野や栃木にも簡単に行けちゃうんだ!ということ。群馬県さいこうか・・・
ということで、群馬県の話ではないが、新潟県湯沢町の話をする。
旅は基本日帰りで
週のはじめに、週末の予定を立て始める。天気や、前後の予定を確認しながら計画を始める。我が家の旅は基本日帰りだ。
理由は単純で、自宅の居心地が世界一だからだ。旅行において、移動費と宿泊代が最も高くつく。節約の意味も込められるが、悩んで決めた宿にがっかりするよりも、自宅でいつも通りくつろぐ方が幸せなのだ。
天気は曇り、時刻は午前8時半。自宅を出発する。近所のパン屋で朝食を買い、コーヒーを片手にドライブが始まる。
私たちはこの1年群馬県内のほとんどの観光地を訪れた。温泉が大好きなので、温泉が溢れている群馬県は天国だ。出かけるのが楽しかった。2人ならどれだけ遠くても楽しく過ごすことができる。
2人で新潟県へ行くのは初めてだった。フジロックで有名な湯沢に、しかもフジロック直前の今、行くことができるなんて、幸せだった。ちなみに、湯沢はスキーでも有名だが私たちはウィンタースポーツをしないので、フジロックの苗場、フジロックの湯沢。なのである。(フジロックにも行かないが)
関越道をひたすら北上、水上は冬に訪れたことがある。もちろん、温泉目当てで。周りの山々に雪が積もっている景色は絵画のよう。都会では見ることのできない景色を拝めてありがたい気持ちになった。今は緑が生い茂る山々で、あの時とは別物に思えた。その水上を超えた先に、新潟県湯沢町がある。
夏の苗場、新潟県湯沢町
オンシーズンの湯沢であれば、関越トンネルを越えると、そこは一面雪で覆われた白銀の世界。スキー客用の施設だろう、背の高いマンションがたくさん並び、人影は見えないのにやけに賑やかに感じる。胸が高鳴ってくる。学生時代の私はそう感じていたし、その景色しか知らなかった。
ところが、オフシーズンの湯沢町はがらんとした雰囲気で、雪がないためかやけに寂しく見えた。同じ湯沢なのかと思ってしまうほど、景色が違っていた。
目的地はいつも、雄大な自然
私たちの目的は清津峡。日本三大渓谷のうちのひとつだ。
雄大な岩礁と清流からなる日本有数の景勝地「清津峡」。昭和24年9月に国立公園に指定され、その荘厳なる閃緑ひん岩と柱状節理の美しさから、黒部峡谷、大杉谷とともに日本三大峡谷の一つに数えられています。
清津川を挟んで切り立つ巨大な岸壁がV字型の大峡谷をつくり、雄大な柱状節理の岩肌とエメラルドグリーンの清流が、訪れる人々に深い感動を与えます。観賞用として「清津峡峡谷トンネル」があり、中にある4つの見晴所から雄大な渓谷美を堪能できます。
引用:清津峡HP
なぜこの地を目的としたかというと、過去に2人で似たようなところに出かけた思い出があったからだ。
私たちは滝や山など、自然を見に行くのが好きである。山登りもするし、ハイキングもする。車があると都会よりも郊外に行きたくなるのかな。
清津峡へ向かう道は適度に舗装されていて、通りにくいことはないが、くねくねと渓谷沿いに道路が続いていた。駐車場は無料で、10時過ぎに到着した時にはかなり混み合っていた。
そこで撮れた写真がこちら。
う〜ん、水面がピタリと止まるのをもう少し待つべきだった。惜しい。
自然の作り出した景色と人工物が組み合わさるとこうなるのか・・・と思わずにはいられない。ワクワクして仕方がなかった。ここに数時間はいられると思った。
大好物は蕎麦
我が家は(平均して)週一で蕎麦を食べる。主人が蕎麦好きで、付き合いだしてから私も蕎麦にハマった。うどんよりそばがすき。という言葉を思い出した。(知らなかったら調べてみて)
大抵、きれいな水が流れているところは蕎麦が有名であり、ウマイ。これは経験上間違いない。どこでも蕎麦がおすすめになっている。そして本当に美味しい。
家で蕎麦を茹でるとどうもうっかりして茹で過ぎてしまうことがある。やはり絶妙な湯で加減と新鮮さを味わえるのは本場である。
と言うわけで、私たちはこの日、2食とも蕎麦を食べた。欲張りだ。
清津峡の入り口の通りにある、食堂の蕎麦。1300円くらいだった気がする。とても美味しかった。(語彙力がない)
温泉は躊躇なく挑戦
同じく清津峡へ続く通りには、何箇所か宿や温泉がある。湯処よーへりでは日帰り入浴ができる。清津峡チケットがあれば300円。なんと優しい値段だろう。
あまり事前チェックをしない私は、その日の出会いを楽しむようにしている。もちろんタオルを片手に飛び込んだ。温泉は単純硫黄温泉。とろりとしたお湯はトンネル内で冷えた体を温めてくれた。硫黄の匂いがふんわりと漂っていた。
ぽかぽかしすぎてのぼせた。真顔である。
残念なことに今年の11月で閉まってしまうそうだ。露天はなく、湯船も小さいが泉質はとても良いので是非立ち寄って欲しい。
道の駅、そしてフジロックの森
雨が降り出しそうだった。清津峡周辺で十分楽しんだ私たちの目的はほぼ終了。温泉も蕎麦も体験できたのだから驚いた。
私たちの旅において、もうひとつ大切にしていることがある。旅行といえば道の駅だ。その土地その土地のいいところが詰まっている場所だからだ。
南魚沼の道の駅に行った。ワインや、米、麹調味料の種類の多さには目移りした。棚の端から端まで欲しくなった。米が有名なだけに、割れせんが山のように積まれていて、一袋200円と破格だった。その誘惑には目を瞑り、私たちはワインと甘酒をゲットした。
それでもまだ、立ち寄りたいところがあった。それがフジロックの森。
梅雨明け直後に行われるフジロック。毎回雨が降っているのは仕様だろうと思うほど雨が降るフジロック。来場者のカラフルなカッパ姿が印象的で、来る人もおしゃれ、会場もおしゃれな憧れのフェス。
都内に住んでいるときは行く気になれなかった。何よりも遠いから。ただ、群馬からは近い!しかし、youtubeで生配信をしていることを知って、去年は行かずに満足してしまった。今年も、行くのはやめた。諦めが早い。
そんなこんなで、当日は行かないけど、フジロックの森に遊びに行ってみたい!という欲を満たしてもらうことにした。ほとんど主人の運転なので、いつも本当に申し訳ない。
これが、ボードウォークですね!なんて思いながら佇む姿。フジロック直前のため、準備のトラックがビュンビュン走っていた。すみません。
フジロックの準備を拝見させていただく。設営をする人たち、企画をする人たちのおかげで、楽しむことができるのだ。ありがたい。
さようなら三国トンネル
そんな寄り道をしていると、すっかり雨が降ってきた。時間は16時過ぎ、帰路につく。帰り道は関越道ではなく、一般道17号線をひたすら南下する道にした。
三国トンネルは、湯沢町とみなかみ町を繋いでいるトンネルだ。新三国トンネルが建設中のため、いずれ三国トンネルが使用されなくなるという。
高速道路は便利だ。切り立った崖もないし、道路も舗装されている。まっすぐな道で、道幅も広い。それと逆なのがこの道だろう。大雨なのも相まって、スリル満点だった。
無事トンネルを抜け、猿ヶ京付近を走っていると、道路脇に猿が座っている。
「猿だ!?」
まだまだ都会っ子だと実感する。猿に驚いた。興奮した。
猿ヶ京の猿に出会えた。
猿ヶ京温泉〜やまいち屋〜自宅
三国トンネルを抜けると猿ヶ京温泉がある。ここも、後半の目的地だ。
まんてん星の湯に向かった。日帰り入浴ができる。JAF会員だと割引があるのでおすすめ。軽く雨が降っていたが、露天風呂がきれいでよかった。目前には赤谷湖、空には星が・・見えなかったが両方を拝めたら最高だろう。湖だけでも景色が最高で、100点満点だった。満点星の湯だ。
夕食の時間になりつつあった。主人がここに行きたいとリクエストをくれた。めずらしい、蕎麦好きの主人なので間違いないだろう。蕎麦だ。
手打ち蕎麦屋のやまいち屋。町の内外の人たちに愛されてきたのだろう、圧巻の佇まいで、入る前から「美味しいここ絶対」と興奮気味な私。カタコトか。
店内の明かりは優しく、清潔で木の温もりが感じられるテーブル。奥に座敷がある。お店の人の顔見知りだろうか、仲良く(かつ豪快に)晩酌をしている夫婦がいた。静かだが賑わっていた。
鴨汁蕎麦と温うどんを注文。コシのあるうどんもとても美味しかった。
どのお店も大大大正解。最高の旅だった。
帰宅
月夜野インターから関越道に乗り、21時過ぎに帰宅。すっかり充実した1日だった。冬の湯沢も楽しめるが、夏の湯沢もとてもおすすめである。
本当に最高の思い出になった。主人に感謝したい。ありがとう。
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