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ディズニーシーでパフェ

「おうちで、見て、食べる、パフェ」

第17回目として、紹介したいのは、

テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ」さんである。

題名にあるとおり、ディズニーシー内にあるラウンジだ。



そういえば、

ディズニーワールドといえば、

自分の中高生時代を思い出す。


始発の電車に乗って(栃木から上京)、

開園と同時に入園、

閉園まで友だちと歩きまわり叫びまわり、

食べ歩きまわった。

それが楽しくて仕方なかった。


翌日は、自分たちがどれほどファストパスを駆使して、

どれほどたくさんの乗り物に乗れたかを

クラスメイトに自慢することが恒例となっていた。


しかし、そんな時代は終わった。


いまは、友人と行っても恋人や夫と行っても、

ある程度乗り物を楽しんで、

ゆっくりその世界観に浸りながら、

落ち着いて食事をしたり買い物をするのが

夢の国の楽しみ方になったのだ。



そして、ある日、

知る人ぞ知る、夢の国の「パフェ」に出逢って、

新たな、大人の楽しみ方を知った。



シーに行ったことがある人ならわかるだろう。

パーク内の一番奥に、ひときわ目立つ大きな船がある。

実は、その2階にこのお店があった。


店内は薄暗く、とても落ち着いた雰囲気で、

ホテルのラウンジやバーを彷彿とさせる。


それもそのはず、シー最大級のドリンク数を誇り、

カクテルをはじめ、ワイン、ブランデー、日本酒まである。

ソムリエ資格を持ったキャストがいるというところも、

その本気度がうかがえる。


夢の国の喧噪とした空気感から離れたいときにぴったりな場所だった。

そこは、お酒とおつまみだけでなく、

デザートもなかなか充実している。


そのひとつが「季節のパフェ」というメニューだ。

1年に3、4回種類が変わる。

わたしが食べたのは秋冬限定のパフェだった。





テーマや名前はないが、構成からして、

「マロンとラズベリーのパフェ」といったところだろう。



まず、上部には栗とラズベリー。

チョコレートブラウニーとマロンアイスクリーム、

マロンクリームがガツンと濃厚でとてもおいしい。

このままいくと、くどいぞ・・・と思いきや、

フランボワーズアイスがお口直しをしてくれる。


さっぱりしておいしい。爽やかだ。


さらに、チョコレートブラウニーにマロンクリームと

チョコクリームゼリーで再び攻めてくる。


攻めの姿勢は嫌いじゃない。


最後にフランボワーズソースで締められた。


おいしい。


テーマパークのパフェだと、侮ってはいけない。


栗やラズベリーという素材そのままの食感とうまみが

感じられ、かなりボリューミーで贅沢なパフェだ。


パフェを食べているとき、

自分がシーにいるということを忘れてしまう。

が、食べ終わったグラスに写るミッキーが

夢の国に連れ戻してくれる。




価格は1230円で、コレクタブルグラスを付けると2260円だ。


ディズニー好きはお土産にグラスを持ち帰ってもいいだろう。




テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ」さんのパフェを

見つけたとき思ってしまったことがある。


「ここだけは、大人の楽しむ空間であってほしい」と。

すっごく利己的、非常にわがままなんだけどさ。

あまりに居心地がよくて、パフェがおいしすぎて。

この空間を守りたくなってしまった。


「中高生は、まだ、ここに来るのは早い!」

「あなたたちはあなたたちの楽しみ方をして!」

・・・なんて。


もう、中高生の楽しみ方をできない大人の抵抗なのかもね。




だけど、思い返したよ。

「パフェはいろんな人に食べてほしい」

「パフェのたくさんの魅力を伝えたい」

という自分の想い。


ディズニーシーにもパフェがある、ということを知ったあなた。

老若男女だれでも、食べに行ってみてほしい。

それがわたしの本望だから。
















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