諦めるな!個人的におすすめ後期大学受験校

どうも、″高等遊民″です。
何か挨拶が欲しいです。

そういえば共通テストだなと思い取り急ぎnoteを書いています。
ちなみに共通テストとは以下の通りです。

大学入学共通テストは、大学に入学を志願する者の高等学校段階における基礎的な学習の達成の程度を判定することを主たる目的とするものであり、各大学が、それぞれの判断と創意工夫に基づき適切に用いることにより、大学教育を受けるにふさわしい能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価・判定することに資するものです。

独立行政法人 大学入試センター 

国立大学、公立大学を受ける際は共通テストを受け、ある程度の点数を取らなければ、二次試験に進めません。一方、私立では共通テストの点数で合否が決まるテスト形式が存在します。
話を戻しましょう。
第一志望に受かった子は宜しいのですが、共通テスト次第では「やべえ!」となっている生徒も多いのではないでしょうか。
そんなわけで今回は、目立たないけど案外悪くないぜという学校を国立→私立の順で文系/理系、関東/関西を見ていきたいと思います。
大丈夫、多分受かってるけど気持ち的に何かしたくて、ついスマホ見てるだけだから。
そんな隙間時間の不安を無くす良い学校を紹介できればなと思ってます!

【注意⚠️】
・あくまで参考ですのでご自身でお調べください
・受験校に対する責任はおいかねますので参考程度にお願いします
・私は文系の人間ですので、文系の大学の方が確証が高いです。
・東京の大学の方が志望度が高いと判断し若干東京の方が多めに選別しています。
・東北地方や九州地方は縁遠いため省略させていただきます。
以上、ご了承ください。

なお、今回は後期日程と偏差値を「旺文社 パスナビ」様を参考にしております。

ぜひ皆様もご活用ください。
(そもそもパスナビって旺文社が出しているサイトだったんですね。知らなかった…)

また、YouTubeでもさっくり解説しているのでよろしければどうぞ↓

【講義 第三回】お勧めの後期入試

(国立文系/偏差値52.5)埼玉大学/教養学部

埼玉大学の紹介の前に「教養学部」とは?という人のために紹介しておきます。

教養学部とは

文系・理系などの枠を超えて、専攻以外の科目を履修することができるのが特徴。一般的には専門分野の学習に入る前に、幅広い講義・演習から選んで学ぶ。科目のバリエーションは学校によって異なるが、自然科学・人文科学・社会科学のバランスを重視し、外国語科目にも力を入れる。

マイナビ進学

東京大学の文化1〜3類、理科1〜3類が一番わかりやすいと思います。
後述しますが、ICUも教養学部(リベラルアーツ学部)の走りです。
つまり、1〜2年は学部を固定せず、3年生から学部を固定することを示します。
東京大学では3年生からの学部は成績順で決まるため「進振り」と呼んだりします。
では、埼玉大学に戻ります。

●後期出願日程:1/22〜2/2
●後期試験日程:3/12 10:00〜
なんとも言えない立地と、なんとも言えない校舎、なんとも言えない売店ですが、非常に面白い試験を出すイメージです。
駅から遠いので地獄ですが埼玉住みか一人暮らしならば安牌な気がします。
そして出願サイトが恐ろしく見にくいです。
そんなお茶目な一面もありますが、存外日本文学に関して言えば知識ある教授が揃っている印象があります。
注意点は、前記試験は「共テ+個別学力試験」であることに対し、後期試験は何故か「共テ+小論文」形式でかつ25名しか追加合格を出さない点です。埼玉大を受ける生徒はあまり蹴らないということなのでしょう。それだけ倍率は高いですが、慶應を受けている生徒は小論対策も多少はしているでしょうから、慶應第一志望者の折衷案としてはかなり悪くはないと思います。国立ですし。
なお、早期卒業制度があるのも魅力です。

早期卒業の申請資格(3年次前期終了時)
 
1.成績(積算GPA)が、所属専修課程の同学年の学生の上位10パーセント以内であること。
 2.外国語科目・基盤科目の卒業単位要件を満たすと同時に、卒業に必要な単位を84単位以上修得していること。
 3.教養学部に休学せず2年半在学していること。

埼玉大学
教養学部における早期卒業

私が知っている限り、日本の大学で早期卒業したことがあるのはひとり千葉大のみと伝聞されていますが、埼玉大もなかなか良い学校なので是非チャレンジしてみてください。

(私立文系/偏差値67.5)国際基督教大学-ICU/リベラルアーツ学群

●出願日程:1/6〜1/18
●試験日程:2/3
出願日程がギリギリですがおすすめの大学なので追記しました。
通称ICUと呼ばれる大学で、天皇家の一族が学習院からここに入学されたことでも有名です。
辺鄙な立地ですが、校舎も綺麗です。
そして、受験方法が独特です。まずA方式ですが英語試験ははっきり言ってかなり難しいです。青山や慶應の文学部を狙っている生徒でもリスニングはかなりキツイと思います。
更に国語でも一般的な文系と違い平気で理系の文章が出たりしますので戸惑うとアウトです。ちょっと小論文めいた出され方もしますが、それを嫌って受けない生徒も多いので私はお勧めします。
また、前述した通りリベラルアーツ学部ですので、1〜2年生は幅広い範囲が学べることは大きな強みです。
本当に理系文系関係なく学べます。進路が決まっていない人、英語が好きな人、留学を視野に入れている人はぜひ検討してみてください。
また、留学にも手厚い印象があり、私の知り合いはオックスフォード大に進学していました。そのような具合でかなりお勧めです。

(私立文系/偏差値57.5)國學院大学/国文学科

●後期出願日程:1/4〜2/22
●後期試験日程:3/2
上記は教養学部をベースに選別しましたがこの大学は文学に恐ろしく強い大学です。
スポーツでも有名な高校の國學院久我山も有名ですが、大学も名門です。
また、神道学部もある珍しい大学でもあります。大学内に神社があります。また、国文学科と銘を打つに相応しく、国文学科だけではなく中国文学科が設けられているところも素晴らしいです。日本の古典はもちろん、日本の古典の原点は漢文ですから、中国文学を学ぶことができるのは大変贅沢です。史学科もあるので、歴史的研究にかなり重きを置いていることが学部からも伝わります。哲学科もあるので、思想的思考は存分に知識として身につくでしょう。
訳あって実は何度か授業を受けたことがあるのですが、ちゃんと近代文学に関してもバルトを深く学べるとても良い大学でしたので、どの年代の日本文学を勉強したい学生もお勧めです。
そう聞くと古臭そうですが、渋谷のど真ん中にあるのでかなり綺麗な校舎です。
ちなみに、後期受験校にはあまり関係ないですが、前記受験には受験形態が一般的な三科目受験「A日程(三科目型)」と国語が200点満点の「A日程(得意科目方式)」があるのですが、個人的には「A方式」の方が受かりやすい印象があります。
何故なら「得意科目方式」で差がつく場所が″不得意科目″だからです。国語得意な人が受ける方式ですので、得点差が広がりにくい気がしています。だったら素直に三科目の平均で狙った方が安牌だと思います。
後期は1方式しか受験形態はないので、逆に「得意科目方式」で落ちてしまった人はリベンジしても良いかもしれません。

(私立文系/偏差値52.5)二松學舍大学/国文学科

●後期出願日程:2/2〜2/26
●後期試験日程:3/4
二松學舍附属高校も高校野球で有名ですが、国文学的には大学もそれなりに良いところです。
また、國學院大学と同じく二松學舍も国文学科だけではなく中国文学科が設けられているのでかなり深く古典を勉強できる大学です。史学科もあるので、歴史的研究にかなり重きを置いていることが学部からも伝わります。二松學舍は卒業生と知り合いなのですが、彼女は古典に重きを置いた研究をしていたので、古典を深く学びたい人は特にお勧めです。
確かに皇居に近く、駅からも遠いため、少し行きにくい感じもしますが、校舎がビルなので迷いにくいのも良いポイントです。広いキャンパスライフは望めませんが。

(私立文系/偏差値45.5)昭和女子大学/日本語日本文学科

●中期出願日程:12/20〜1/25
●中期試験日程:2/4
●後期出願日程:2/10〜2/24
●後期試験日程:3/2
女子大なので変わり種ですが、女子大の中ではお茶女に次ぐお勧め大学なので載せました。何故ならお茶女についで悪口を聞かないからです。偏差値が良くても悪くても悪い評判が出る大学はそこそこありますが、ここはほとんど聞きません。Fランというわけでもないので素直に良い学校であると私は思います。志願する生徒も真面目な印象です。
偏差値が低めに出ていますが、実際は50より少しは高い印象があります。女子大の傾向はあまり分からないのでなんとも言えませんが。最近の女子大は人気ないですからね。
一応、教養学部を採用している大学ですが、日本語日本文学科はあまり当てはまらないようでした。ただ、一年の段階でコース分けしないのは教養学部の名残だと思われます。
なによりぶっちぎりでホームページが見やすかったです!!!
こういう細かいところ大事にしているので、丁寧に見てくれる大学だなと思ってください。

(国立理系/偏差値55〜57.5)電気通信大学

●後期出願日程:1/22〜2/2
●後期試験日程:3/12
専門学校みたいな名前ですが列記とした名門国立大学です。実は農工大と少しだけ迷いましたが、ここも東京大学と同じく1類〜3類方式を選択している教養学部形式であるため採用しました。
名前の通り工学メインではありますが、数学を専攻している知り合い(確か2類?)もいたため、物理なども問題なく専攻できはずです。
校舎は悪い意味で趣深い感じですが、調布駅から近く調布も割と新宿から運が良ければ10分かからないくらいで着けるので好立地だと思います。

(私立理系/偏差値45)順天堂大学/国際教養学部

●中期出願日程:2/1〜2/7
●中期試験日程:2/15
●後期出願日程:2/8〜2/27
●後期試験日程:3/5
正直、医学部一択のイメージがある大学でしたが、意外にも「国際教養学部」という教養学部を見つけたので記載しました。学科の記載がないので、医学、ヘルスケア、介護、福祉と英語を身につける学部であると思われます。例えばですが「国際的に知能指数の強弱を図りたい」という研究テーマや「国際的に虐待児への対策を知りたい」といったテーマを持っている人にはかなり向いているかもしれません。基本的には理系の大学の教養学部であることは間違いないです。医学部では最高峰に位置しますが、負けじと他学部もそれなりに教育度数は高いといった感じです。
同じ医学部といえば杏林大学も医学部の名門校ですが医学部の他に何故か経済学部と文学部中国語学科があった気がします。そういう感じなのでしょうか。
中期日程が音速で終わるので出願には注意です。
ちなみに2024年から薬学部が新設されるらしいです。新設校、新設学部は偏差値が高く出ないので、薬学部を狙っている高3生、浪人生はチャンスだと思います。元々医学部として名門なので高水準の教育が受けられると思います。

(公立文系/偏差値52.5)兵庫県立大学/環境人間学部

●後期出願日程:1/22〜2/2
●後期試験日程:3/5
正直、東京と比べるとまず教養学部がある国立はありません。公立で唯一ここだけです。それも一年時しか学べません。偏差値的にはちょうど良いラインであり、公立で、かつ共テで国数英理社を学んだ状態で教養学部に臨めるのは良い点でしょう。後期だと個別テストはなくおそらく共テの点数のみで測られるので、共テが割とできた人は積極的に出願しても良いかと思います。
そも、教養学部は実は広島大学が初だそうで、関西圏では諦めるしかなくいっそ九州まで行くしかないことが現実です。
正直、知人が多く在籍しているし、一番解像度も高いし、妥協して神戸大学を持ってくるか迷いましたが、県立大も良い大学なのでこちらにしました。
ちなみにですが、こちらの大学は公立にしては珍しく理系寄りの大学です。環境人間学部と国際商経学部以外は全て理系学部です。更に珍しく看護学部はあるのに医学部も歯学部も薬学部もないです。
関西圏にない学部を詰め合わせた感じなのでしょうか。
理系校ですので、文系科目に力を入れながら、いざという時に理系の知識も応用できるのはかなり強いと思います。教養学部ならではの飛び越えた学問ができることは間違い無いです。
ただ、場所が姫路にあるので新神戸、三宮から大きく離れ明石を跨がなければいけないので良い立地とはいえませんが(正直明石側なのでそれだけで文句言えませんけど)、新設校が建ち綺麗なのは魅力的です。また、近くには姫路科学館もあるので、そこも良いポイントだと思います。

(私立文系/偏差値35〜37)神戸学院大学/文学部

●後期出願日程:2/14〜2/26
●後期試験日程:3/9
神戸と続きますが、偏差値の割にはかなりお勧めの大学です。
生徒は神戸って感じの生徒が多いですが、教務がかなりしっかりしていて、進路相談も真面目に乗ってくれる印象があります。訳あって電話した経験があるのですがとても丁寧です。
また、国際教育に力を入れているので、英語を生かした進路に進みたい人には特にお勧めだと思います。そういった点では、近代文学勉強するには丁度良いかと思います。
キャンパスの立地とデザインは最高で、ここよりおしゃれなキャンパスを私は知りません。ハーバーの下にあるので当然と言えばそうなのですが。

(国立理系/偏差値50)和歌山大学/社会インフォマティクス学環

●後期出願日程:
●後期試験日程:
特別理系の大学というわけでは無いのですが、2023年新設の学科を見つけたので紹介しておきます。
長い学部名は偏差値があまり高くないことで有名ですが、とはいえ中々面白い学部です。元々国立では珍しく観光学部がある大学なのですが、そのノウハウと、システム工学部という専攻と副専攻を選ぶ特殊な理工学部の融合をした学部と謳っています。「データ活用」を主軸とし、一年時では教養学部のように様々な講義が聞けるようです。最終着点はAIやネットワーク構築ですので大きく文系には寄れませんが、文系寄りのAI技術やAIの倫理を学びたい人はかなりお勧めです。
調べた限り和歌山大学駅前からすぐ校舎が見えるようですので、交通はそこまで不便ではないと思います。かなり面白い取り組みをしているので、論文目標が一致しているのであれば絶対受けてほしい大学です。
その他、前述したシステム工学部といった理工学系はかなり強い印象ですので、そちらの道にがっつり進みたい人は検討してみてください。

(私立理系/偏差値50)大和大学/理工学部

●後期出願日程:2/2〜2/27
●後期試験日程:3/2
この大学は賛否両論ある大学ですが、投資という点では間違いなく滑り止めに入れておくべき関西の大学です。
経営方針が極めて慶応大と近く、これから伸びる可能性があります。元々大和高校というのは有名な名門校でした。そこの新設大学というわけですから、当然偏差値も伸びていくと予想されます。企業も注目している大学であり、数年後に母校の偏差値が上がるというのはそれだけでメリットです。逆に言えば新設校であるということはデメリットにもなります。綺麗なカリキュラムや教育に対して物足りない可能性もあります。
特に理系に強いというわけではないのですが、面白い点は保健医療学部があるところです。その中でも「言語聴覚士」の資格が学べる学部があるのはかなり魅力的です。東京でもはっきりとどこで学べるかは私も知りません。
場所も梅田・新大阪駅からも近く、最寄駅がおそらく吹田なのも優秀です。

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