元彼に振られた話(大失恋)

2023年1月7日、
約2年半付き合った恋人に、私は振られた。

出会いはマッチングアプリ。
私は大学、彼は転勤で互いに地元でもなんでもない山口県で付き合い始めた。

付き合って半年、彼の転勤が決まったことで、私は山口に留まって就職し、彼は岐阜に引っ越して行った。
そこから2年に渡る遠距離恋愛が始まった。

私の地元は広島で、彼の地元は京都。

将来を共にするために、話し合った。
私は地元に帰りたい気持ちがあった。
彼は全国転勤の職場を転職したいこと、地元・京都でなくても構わないと言っていた。
最終的に広島で一緒になろう。ということになった。

付き合って約2年半。
2022年の12月に彼が先に転職・引っ越しを決め、私の地元・広島で暮らし始めた。
私はその1年後に合流する予定だった。

そう、その矢先。
彼は広島に来て1ヶ月経たず、転職先に勤務し始めた4日目の2023年1月7日に私を振ったのである。

意味がわからなかった。

ただ、些細なことでLINE上で喧嘩になり、面倒くさい、我慢の限界だと言われて振られたのである。

話したくないと返事が返ってきたので、私は一旦既読無視した。押してダメなら思いっきり引いてやった。

その半月後、直接会って話したいと送ったが既読無視。

もう半月後に、仕方がないのでこちらから今までありがとう、付き合えてよかった、さようならという内容を手短にを送った。それは今だに未読無視のままである。

言いたいことなんてめちゃくちゃある。

まず第一に、Youは何しに広島へ？だ。
もう笑い飛ばしていないとやってられない。

彼にとって広島は、縁もゆかりもない土地だ。
しかも私の実家から1kmしか離れていないところに住んでいる。
面倒くさいって、岐阜からの引越しの方ががよっぽど面倒くさかったのではなかろうかと思う。

さらに彼は元々大手企業に勤めていたので、大体転職すると年収も下がる。
私はそれをあなたの悔いのないように選んでほしいと伝えたし、年収が下がること自体は受け入れていた。
そして彼は転職先を決めた。

それなのに、広島に来て1ヶ月で彼は私を振った。
仕事を始めて4日で私を振った。
もはや念を押したくなってしまう。

ひとつ思うのは、元々彼は仕事熱心で、普通に仕事をしていても脳みそフル回転で、家に帰っても頭が仕事モードから切り替わるのに時間がかかる人だった。
だから、知らない土地での始めての転職に精神的にめちゃくちゃ追い詰められていたのだろうと思う。
それが引き金になっていたのかも知れないなと思う。

また、これは私が感じていたことだが、彼が有休消化に入り、転職活動が始まった頃から、私はこの変化に戸惑い始めていた。

望んでいたことのはずなのに、いざ動き出すと心が追いついて行ってなかった。
有休消化が始まって引っ越し・転職までの期間は約2ヶ月。
驚異的なスピードだと思った。
そうやって動いてくれている彼に、変化についていけないなんて言えなかった。
不安を見せることなんてできなかった。

しかもちょうどその頃、私は今の仕事に少しずつ手応えを感じ始めていた。
もっと頑張りたいと思うようになっていた。
でも彼が広島に来たら、いよいよ私も転職しなければならない。
それが何となく心に引っかかって、もう少し時間が欲しいと思ってしまっていた。

そして彼が広島に来たことで、ついに結婚が現実味を帯びてくる。
これがまためちゃくちゃプレッシャーに感じ始める。この頃実家でなんとなしに父親に結婚を期待されるようなことを言われていたのもある。
さらに、彼と私で結婚願望が強かったのはどちらかと言えば彼の方だった。
私はあんまりピンと来ていなくて、まあ何となく結婚するんだろうくらいの気持ちでしかなく、現実味を帯びてくるとめちゃくちゃプレッシャーに感じていたのだ。
私は何の覚悟もできていなかったことに気づいた。

そんなこんなで、私も、何となく歯車が噛み合わなくなっている感じはしていたのだ。
それでも、これは一時的なもので、慣れたら大丈夫。そのうち決心がつく。と思っていた。

ここまで振り返ってみると、別れるべくして別れたような気もする。
お互いが疲弊していた。
お互いがいろんなことを見て見ぬ振りして誤った方向に突き進んでしまっていた。
だから噛み合わなくなってしまったのだ。

そう思っていれば、気持ちは楽だ。

ただこの世に縁とか運命とかいうものがあるとするのならば。
もし彼との間に本当に縁がなかったら、遠距離の時に別れていたのではないかと思うのだ。
しかし遠距離で別れるのとは違い、彼は私の地元にいるため、何か縁が切れ切っていないような気もする。

こんなことは、私の未練がそう思いたいだけなのか。
きっとそうなんだろうな。

別れて4ヶ月、ようやくこうして文章にまとめられるようになったので、ここに吐き出しておく。