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見え方も当たり前も人それぞれ違うんだ/北京パラリンピック開幕前に

メガネのあるなしがあるように
健常者も
視覚障害者も見え方は人それぞれ。

もうすぐ北京パラリンピックが開幕。

元福祉用具専門相談員のねえさん
見え方が違うこと
教えてもらったことがあって
その時のことが
今回のnoteのテーマ。

▶視覚障害とは?

人間の感覚には味覚・嗅覚・触覚・聴覚・視覚・平衡感覚などがあると言われています。
このうち「視覚」に障害がある場合を視覚障害と呼びます。
視覚障がい者の中で障害の程度が最も重い1級の人の数は10万5千人。
しかし、1級の場合でも、わずかに見えている人もいます。
ですから「全盲」(全く見えない方で、視覚では明るいか暗いかの判別ができない)の方よりもはるかに多くの視覚障がい者が「弱視(ロービジョン)」(目が不自由だけれどもある程度は見ることのできる)です。
WHOのロービジョンの定義は、「両眼に眼鏡をかけた矯正視力が0.05以上0.3未満」となっています。
後述しますが、その見え方は千差万別です。これが、多くの誤解を生む原因ともなっています。

この引用は
公益財団法人・関西盲導犬協会さんから。

わかりやすかったので
よかったら読んで見てください。

▶なぜこのテーマなの?

人それぞれの違い
見え方を例に挙げて
それぞれの当たり前は
当たり前ではないということ
北京パラリンピックを前に
知ってもらいたいと思ったから。

ねえさんに
それを教えてくれたのは
幼いころの海トリ娘と
松本光平さん。

見え方が
私とは違う2人です。

▶海トリ娘の場合

ちなみに
今の彼女は
視覚障害者ではありません。

幼い頃の彼女は、
普通の子どもの見え方とは
全く違っていて
屈折異常と言われる極度の遠視でした。

近くても遠くても
どの位置でもピントが合わない。
全てがぼんやり見える。

そういう視界だったようです。

ねえさんが気づいたのは
3歳児健診前のおうちでの目のテスト。

いろんな絵のカードを
近くと離れた場所で見せて
視力の確認をするというシンプルなもの。

2歳年上の海トリ息子の時の感覚で
言葉の早かった海トリ娘を見せると
離れた時には見えないとのこと。

そう言えば何度言っても
アンパンマンのビデオを
画面にくっつくようにして見てるよな。
夢中になっているだけかと思ったけど
絶対何かおかしい。

そう感じて3歳児健診を待たずに
翌日には眼科へ。

診断は先ほど書いた屈折異常。

今なら早く見つかって
よかったと思ってるけど

当時のねえさんは
見えないことが
可哀想だと勝手に思って
海トリ娘に申し訳なくて泣きました。

まわりのオトナに
海トリ娘が
メガネが大好きに思えるように
可愛いと言ってねと
これまた勝手に
お願いしてまわりました。

1週間ほどで
めちゃめちゃ可愛らしい
小さなメガネができ
とても似合っていて
ほっと一安心。

なんにも言わなくても
娘ちゃん可愛いねー。
そういってもらいました。

見えずにいたことは
どんなことなのか
帰りの車内の彼女の言葉が
教えてくれました。

あっ!とりさんだ!
車の窓に貼りつく海トリ娘。

ねえさんが当たり前に見えていた
空を飛ぶ鳥さえ
今まではピントが合わずに
見えていなかったんだ。

ちなみに屈折異常は
6歳までのメガネ使用や
アイパッチと言われる訓練などで
かなりの確率で
視力は回復します。

それ過ぎると視力の回復は
なかなか難しいんだそうです。

3歳児健診の視力検査
めちゃめちゃ大切です。

▶松本光平さん

見え方の違うもう1人の人。

サッカー好きな人や関西の方は
ご存知の方も多いかもしれません。

彼は現役のプロサッカー選手。
障害者サッカーではなく
健常者のプロサッカーです。

関西育ちの彼は
セレッソユース・ガンバユースを経て
今も海外のプロチームに所属し
選手生活を送っています。

ガンバ大阪の倉田選手は先輩で
ヴィッセル神戸の藤本選手は
同学年だそうです。

ねえさんが
はじめて彼を知ったのはTwitter。

コロナ禍が始まったばかりの2020年5月。

海外でのトレーニング中に
日本人プロサッカー選手が
トレーニング中に
目に大怪我したと言うツィート。

あまりの出来事に
強烈な印象が残りました。

それから1年半後。

松本光平選手に
お会いするご縁がありました。

初対面なのに
どこかで見たことある。
どこだろ?

そう思いながら
彼の手にある白杖(はくじょう)に
視覚障害者なんだと理解。

ご縁を繋いでくれた方が
説明してくれようとしたので

福祉用具専門相談員の仕事をしてたので
白杖の意味は理解してます。

そう伝えた。
その方はいたずらっぽく笑いながら

彼はねサッカー選手なんだ。

ん?????(ねえさんの頭の中)

ブラインドサッカー?
それともゴールボール?

そう問返すねえさんに

いやいや。
健常者のプロサッカー選手だよ。

!!!!!

衝撃的でした。

目のケガしてさ。

その言葉に
以前見かけたツィートが蘇りました。

両目にトレーニング器具が直撃して
眼球が凹んでいるそうで
片目の視力で
ぼんやりと見えるのが彼の視界。

東京パラリンピックでの
ブラインドサッカーを見た時も
衝撃的だったけど

松本選手は音の出ない
通常のサッカーボールで
プレーするというのです。

障害者とは
お話したり対応したことはあったけど
松本光平選手のカラダと
プロとしてのキャリアに
理解が追いつかなかったのが
正直なところでした。

彼はとても礼儀正しく
金髪に端正な顔立ちで
真っ直ぐに前を見すえている姿が
とても印象的でした。

彼はどんなときも
彼の目指す目標に
諦めるなんて言葉は
知らないかのように
前に前に進んで行く。

彼の本を読んで知った
彼の生き方を象徴するかのような
真っ直ぐさでした。

▶まとめ

今回のnoteは
見え方の違いについて。

自分の当たり前を
世の中の当たり前と
思ってしまいがちだけど

当たり前は
人それぞれ違うんだ。

見え方も
生き方も
キャリアも
自分の当たり前は
他の誰かの当たり前ではない。

そのことをお伝えしたくて書きました。

せっかくだから
松本光平選手の本も
ご紹介しておきますね。

読むとめちゃめちゃ
勇気をもらえます。

よかったらどうぞ。

▶最後に

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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キャリコンの海トリねえさん
めちゃめちゃうれしいです。

ではまた次のnoteで。

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