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【夜食は眠りを浅くする】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、睡眠中の呼吸機能が疲労回復にもたらす影響についてお伝えしました!今回は、ケトン体が睡眠にもたらす影響について考えていきます!

ケトン体の発生

ダイエットの方法として、ケトジェニックダイエットが話題なった時期がありました。糖質を限りなく制限して、ケトン体の産生を促すような方法でした。ケトン体は、糖質によるエネルギー供給が追いつかない場合に、主に肝臓において脂肪酸代謝により産生されて、脳や末梢組織のエネルギー源として供給されます。絶食状態にしたマウスによる研究では、ケトン体の合成を調整する受容体を欠損させたマウスにおいて、コントロール群に比べて血中の遊離脂肪酸濃度とケトン体濃度は低下することが報告されています。

過剰蓄積することによりケトアシドーシスの要因となることから負のイメージを持たれることが多いですが、近年神経保護作用や抗酸化ストレス作用などの働きがあることが明らかとされているようです。

脳内ケトン体がもたらす睡眠への影響

ケトン体濃度の増大が、眠気や睡眠深度に関与しているか調査したマウスの研究において、ケトン体(アセト酢酸)を脳室に直接投与すると睡眠量に変化はないものの、ノンレム睡眠中の除波活動が認められたようです。つまり、眠りが深くなったということ。そのメカニズムも一部明らかとされており、脳内ケトン体が増加することで、覚醒系の神経伝達物質であるグルタミン酸の放出が抑制されて、眠気や睡眠深度が増強されたようです。


睡眠深度が最も高まるのは、寝入り直後の初めのノンレム睡眠です。そこでいかに深いところに行けるかで、その後の眠りも全体的に深くなりやすいです。そのため、糖質によるエネルギー供給から脂肪酸代謝により脂肪を消費させたエネルギー供給に切り替わってケトン体が産生されていくのが理想的です。そんな状態にしていくためには、これまでもお伝えしましたが、夜21時以降または睡眠の2時間前に食べ物を食べないようにすることです!それが睡眠を深くすることにつながる可能性があります!

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