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【子どもの睡眠に影響する光環境】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、子どもの睡眠不足とADHDの関係についてお伝えしました!今回は、子どもの睡眠と光環境がもたらすメラトニンの影響について考えていきます!

子どもの眠りは脳を発達させる

寝るのが仕事と言っていいほど、子どもにとっての睡眠は健康発達において重要な役割を担っています。小児期は前頭葉のシナプス密度が最も高く、REM睡眠時間も長く確保されるために脳の発達が促進される時期です。

そのために十分な睡眠時間を確保することが望ましいですが、日本の未就学児の睡眠時間は先進国の中でも最短であり、欧米の0~2歳児と比べても100分以上短い状況です。1歳6ヶ月時点での1日の合計睡眠時間が13時間を下回ったり、夜泣きが3回以上上回ったりすると、5歳時点で注意問題や攻撃行動などの行動問題が顕在化することが明らかとなっています。

子どもの睡眠を妨げるもの

眠りと密接に関係しているのは生体リズムです。そしてそのリズムを乱す要因として就寝前からの光暴露によるメラトニン分泌量の減少です。それが覚醒頻度や浅い眠りを増加させることがわかっています。また、未就学児の水晶体は大人に比べて透過率が高いために大人よりも影響を受けやすいようです。光に含まれるブルーライトによるメラトニン分泌抑制率は2倍になるとの報告もあります。

そしてメラトニン脳の発達に重要なホルモンです。メラトニンは出生後まもなくしてから10歳くらいまでが分泌量のピークに達してそれ以降低下していきます。限られた期間に多く分泌されるメラトニン量をいかに確保するかが脳神経の発達を左右します。夕方以降の室内の灯りをできるだけ暗くすること、ブルーライトの要素の多い白色の明かりより暖色の明かりにすることが望ましいです。また、日中の光暴露量とメラトニン分泌量について調べた研究では、日中の光曝露が多いほどメラトニンの分泌量は多くなり、夜間覚醒の低下と相関することが報告されています。太陽の光を浴びる時間を増やして、1日を通してメラトニンの分泌を確保する工夫をしてみましょう!

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