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【睡眠不足と免疫機能の低下】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、日中の運動が睡眠に与える影響についてお伝えしました!今回は、睡眠不足による免疫機能の低下について考えていきます!

副交感神経とリンパ球

寒くなってウイルス感染症が流行る時期ですね。睡眠不足に陥ると免疫機能は低下してしまいます。健康な人の体内では、白血球全体のうち54~60%が顆粒球、35~41%がリンパ球という比率が保たれています。しかし、このバランスが崩れると、病気を引き起こす可能性が高くなってしまいます。

免疫機能のうち、顆粒球は交感神経、リンパ球は副交感神経により調整されており、副交感神経が優位なときはウイルス対抗が大きな役割であるリンパ球の比率が上昇します。そのため、睡眠が不足して副交感神経が優位になるタイミングがないとウイルスを処理しきれず増殖していくことになります。

睡眠不足による免疫低下

睡眠不足は、ウイルス感染に対する感受性を増加させることが報告されています。風邪やインフルエンザなどのウイルスに感染しやすくなる可能性があります。

睡眠時間と風邪のかかりやすさについて報告した研究では、週に6時間未満の睡眠を取る人々が、9時間以上の睡眠を取る人々と比較して風邪にかかりやすいと報告されました。この研究では、睡眠時間が短いグループの風邪にかかるリスクが約3倍高かったとされています。(Cohen et al., 2009)

また、睡眠不足と風邪の重症度についての研究では、寝不足が風邪の症状の重症化に関連している可能性が示唆されました。睡眠が不足すると、感染後に症状がより重篤になりやすいという結果が報告されています。(Prather et al., 2015)

風邪をひいて辛い思いをしないためにも、日々の眠りを十分に確保して、睡眠負債をためないように気をつけましょう!

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