Umiのいえ ~いのち・こころ・からだ・くらしの学びあいの場~

いのち・こころ・からだ・くらしの学びあいの場です。 出産子育て、食、心、親子、遊び、文…

Umiのいえ ~いのち・こころ・からだ・くらしの学びあいの場~

いのち・こころ・からだ・くらしの学びあいの場です。 出産子育て、食、心、親子、遊び、文化、支援など 幅広い講座やワークショップ、語り合いの場を企画開催しています。 出産・子育て中の方から医療者・学生、独身の方、妊婦さん、男女・年齢・職業問わず、あらゆる方にお越しいただいています。

最近の記事

不登校小学生、中学生になる

長男は「不登校などの何らかがある」子が80%です、と言う私立中学に入りました。  入学式。 式典は祝太鼓からのスタート。  お腹に響く大音量の和太鼓に、 音に敏感な長男ともうひとりの生徒が先生引率ですみやかに退場。  「できない」 「合わせられない」 「苦手」  昔はそれを「どうしたらいいだろう」って思ってた。 「もう少しがんばってみたら」とかね。  「努力」とか「やる気」とか、そんなんじゃないよねぇ、と今ならわかる。  子どもを「足りない子」なのではなくて、

    • アンケートに答えただけなのに~あさイチ出演への道のり~

      Umiのいえ スタッフリレーコラム こんにちは!井田正美です。 2巡目スタートです。 1巡目のスタートの時には高橋幸宏さんの訃報に触れましたが、2巡目にまさか、坂本龍一さんの訃報を聞くことになるとは。。。 本当に残念ですが、幸宏さんしかり、教授しかり彼らが残した音楽やカルチャーはずーっと残っていくのだと思います。 あらためてご冥福を申し上げます。 さてさて ご存知の方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。 過日、わたくしNHKの「あさイチ」にビデオ出演いたしましたー

      • 《ダウン症のある子と家族のじかん。「最近どうしてる?」リレーエッセイ》その4 古野 亜紀さんより

        「検査の結果、ダウン症でした」と言われたあの日、娘の出産予定日でした。 出産してから半月とちょっと。 私は「きっとダウン症なんだろうな」とわかっていました。 それでも、そんなはずはない! と否定したい気持ちでいっぱいでした。 なんで私が? 何か悪いことした? 何の罰? 頭が割れるかと思うほど泣いてばかりの毎日。 何なら割れて無くなってしまえばいいのに… と心底思っていました。 洗濯物を干しながらここから落ちれば… なんて考えてしまったり。 楽しかった赤ちゃんの

        • 《ダウン症のある子と家族のじかん。「最近どうしてる?」リレーエッセイ》その5 森 深希より

          2022年6月、月音を産んで10周年を迎えます。 普通級に通う小学4年生。 同級生に刺激を受け、先生がいようとワガママしつつ時には頑張りもします。 3つ上の長女は中学生になったので、同じ学校にはもういない。とても優しくみてくれてた副校長先生も御勇退され、もういません。 きっとさみしい気持ちがある中の新学期、 来月開催の運動会に向け頑張って?いるようです。 思えば10年前。 自分がダウン症のある子を産むだなんてみじんこたりとも思ってなかった私。 退院時の検診で「

          《ダウン症のある子と家族のじかん。「最近どうしてる?」リレーエッセイ》その3 堀井理恵さんより

          2022年春、 三兄弟は中学一年生、地域の小学校の支援級2年生、年長さんに、それぞれが入学・進級をしました。 次男坊ハヤちゃんが「ダウン症」っていうお土産を持って産まれてきてくれたおかげで、以前のダウン症のある人の関わりがほぼ無かった私からすると、ダウン症のある人たちへの印象は彼のおかげでぐーんと変わりました。 こんなにも茶目っ氣があって、まわりの人の笑顔と優しさを引き出せる魔法つかいだったとは!! そして、私たち家族やその周りで関わってくれる皆さんそれぞれに、いろん

          《ダウン症のある子と家族のじかん。「最近どうしてる?」リレーエッセイ》その3 堀井理恵さんより

          《ダウン症のある子と家族のじかん。「最近どうしてる?」リレーエッセイ》その2 山上 有希子さんより

          カメラマン江連さんにこの写真を撮っていただいたのが2018年5月。 奈々はこのとき2歳10か月。 あれから4年。 いま奈々は5歳、保育園の年長さんになりました。 弟も生まれお姉さんになりました。 この4年間で、奈々はとっても成長しました。 自分でご飯を食べられるようになったし、 着替えもトイレもできるようになりました。 弟のお世話もしてくれるし、 お手伝いもたくさんしてくれます。 でも、まだまだ甘えたくて、すぐに「だっこ!」って言ってみたり、弟を攻撃したりも

          《ダウン症のある子と家族のじかん。「最近どうしてる?」リレーエッセイ》その2 山上 有希子さんより

          《ダウン症のある子と家族のじかん。「最近どうしてる?」リレーエッセイ》その1 瀧澤和佳子さんより

          小さかった三兄妹も、ずいぶん大きくなりました。 11歳、8歳、4歳! 6年生、3年生、年中さんです。 最近の三兄妹は… 以前と変わらず、いつも3人でくっついて遊んでケンカして。 にぎやかすぎて毎日が修学旅行状態の我が家です。 自粛期間中は、毎日3人で枕投げしてストレスフリー♫ 弟のダウン症を理解している兄は、だからといって甘やかしてはくれない。熱血指導で次男坊は数字をマスターした。(親はつい甘やかしちゃうが)長男は「できなくて困るのは次男だから」と諦めずに教えて

          《ダウン症のある子と家族のじかん。「最近どうしてる?」リレーエッセイ》その1 瀧澤和佳子さんより

          思春期を過ぎても、子育ては終わっても、心は離れない。それは永遠。

          食育講座講師の齋藤美保です。 私はUmiのいえのいえのスタッフも兼任しています。 この春、子供が社会人になり、2人とも自立しました。子供を産んで25年、子供が中学生になると、習い事や塾代、交通費やらお小遣いで子供にかかる出費がかさみ、早く自立してくれっと心の中でよく叫んでいましたが、終わってみるとあっという間でした。 子育て四訓に、「思春期は心を離さず」とありますが、思春期を過ぎた今でも心は離れていません。特に、免許を取ってからは、心を離さずにはいられません。この2月3月は子

          思春期を過ぎても、子育ては終わっても、心は離れない。それは永遠。

          人と人が助け合い生きていくこと

          こんにちは、スタッフ茜です🌸 この春、旦那さんの単身赴任が決まりました。 この状況で家族が離れ離れになってしまうこと 最初はショックで不安でした。 数日経ってみて身近な人たちに話していくうちに いつでも頼ってね 猛烈に応援します という言葉たちを浴び どうにかなる いいや、うん、大丈夫! という気持ちになってきました。 旦那さんの職業柄 あまりまとまった休みも取れないので これまで家族旅行という機会が少なかった我が家。 旦那さんのところへ行く名目で旅行もできちゃう。

          ささやかでも節目をつけることが、小さな幸せの積み重ねになる

          もう一ヵ月も前の話ですが、娘の小学校卒業式に保護者が参加出来ないと決まった直後の子連れ出勤の日。その日のスタッフと受講者の皆様がサプライズで卒業式をしてくれました。 娘は恥ずかしそうでしたが、見れないと思っていた卒業証書授与が見られてとても嬉しかったです。   先日、母が亡くなってから25回目の命日だと父から連絡があり、25年という月日よりも命日をすっかり忘れていた自分に驚きました(苦笑)   時間には節目なんてないし、地球は淡々と回っているのだけど、それでもわたしたちはなに

          ささやかでも節目をつけることが、小さな幸せの積み重ねになる

          当たり前が当たり前じゃなくって全部感謝。

          スタッフもりみきです。一日中子供といるのは至難のわざ、、、。 さて、言わずと知れた我が家の次女にはダウン症があります。 10歳長女と7歳次女。7歳だけど中身は3、4歳って感じ?で 7年かけて3歳児育てているような?? 3年だから我慢できる事も、7年かかると流石に発狂しそうになる(いや時に発狂している)。 家族に助けて貰ってても、泣きたくなる程しんどい時が何度もあったし今もある。 ちと目を離している間に ベランダから物をどんどん投げて落としてたり 精米した米を全部ぶちまけて

          自分で決めた道を楽しむ

          「春から引き続きおうちで子育てを決めました」 スタッフあみです 私は長女を1歳1ヶ月で保育園へ預けて フルタイムで復帰しました 毎日時間に追われて… 夜ご飯納豆ごはんの日も多くて… 寝かしつけで一緒に寝落ちして… 土日が待ち遠しくて… でも、久しぶりに 大人に必要とされて充実していました 次女を妊娠してからは ちょっとそんな生活がしんどくなり 産後は少しペースを落として お家で子育てしていくことに決めました (Umiのいえで子連れでお仕事もしなが

          先が見えない日々を生きる

          子どもたちは、このままずーっと家にいるんじゃないか、ってくらい先が見えない日々。 せっかくだから何か特別な事しようと思っても、日々の家事に追われて1日は終わってく。 赤ちゃんと2人きりのお母さんは、 こんな時どうやって過ごしてるのかな。 長女が9か月の時、 東日本大震災が起きました。 放射能を恐れて家で過ごす人が多い中、 私は家にいれなかった。 とにかく、旦那以外の大人と話したい。 1歳半でUmiのいえと出会って、 篠先生が「家にいるのは誰でもつらいの」って言ってくれ

          いのちがここにいること

          いのちはやって来るけど、 すぐお帰りになることもある。 だから、今日ここに命があるって、すごく素晴らしいことなのよね。 だから、妊娠したばかりの人には、 隠してないで遠慮しないで、周りの大切な人に伝えて一緒に喜んでもらおうね、と私はよくお話ししてます。 今、ここに確かに命がいるってことを、しっかり感じて受けとるの。 真実だもの。 家族や仲間は、赤ちゃんに会えることを一緒にわくわくもするし、 サヨナラの場合は 一緒に喪失感も味わいます。 そうして、自分の存在に気づいて、

          しょうがいのある赤ちゃんを産んだときの親の気持ち〜ありがとうと残念と

          「おめでとうって言われたのはここがはじめてです」 そうつぶやいた彼女の赤ちゃんは、ダウン症がある赤ちゃん。 とっても可愛い赤ちゃんです。 私が「ま~~可愛い、ご出産おめでとうございます」とご挨拶したら、彼女は口をあんぐり、お目目ぱちぱち。 びっくりしている様子でした。 うそでしょ? え? 今何時代?  出産した病院で、誰にも「おめでとうございます」と声をかけられなかったって。 産後は、友達や親戚や職場にもまだ報告していないとか。 そんなのあり??  「出生前診断を受け

          しょうがいのある赤ちゃんを産んだときの親の気持ち〜ありがとうと残念と

          「お家で子育て」を選んだ人へ

          「お家で子育て」を選んだ人へ  2015年に書いたものですが、再び送ります。 今や0歳1歳のお母さんのほとんどが職場復帰するようになりました。 公園に出ても、乳幼児を連れてる人に出会えなくなってきました。専業主婦で子育てする人は、友達ができずらくなり、孤独だったり、「働かないの?」と聞かれたり、益々肩身が狭くなっているのも事実。 その一方で、職場復帰を決めた人たちは、親からいまだに「孫がかわいそう」と言われたり、職場と保育園がものすごく遠かったり、職場に迷惑かけないようにと