薬の飲みすぎからくる体調不良に、薬にたよらない薬剤師がアドバイス
病院から処方される薬を飲むと、一時的に症状は治まるが、
薬をやめるとまた症状がでる。
この薬を飲んでいても治らないのではないか?
そんな患者たちが来る薬局です。
あなたの健康のお役にたてれば嬉しいです。
背景
相談者:80歳女性
飲んでいる薬:高血圧の薬 2種類 コレステロール薬 1種類
相談者「足に湿疹ができて、薬を塗っている間は治るんやけど、
やめたらまた出てくるねん」
診断結果:
(医療従事者用の説明)
血圧低下による、足の浮腫み。舌診による胃の浮腫みなし。
ふくらはぎの筋肉量も低下あり、血液循環が悪く、
湿疹を引き起こしている。
患部にステロイド塗布することで、
一時的に血液停滞を起こさせ治ったように見えるが、
ステロイド塗布をやめると血液循環が戻り、湿疹を再発する。
(一般用の説明)
血圧の下げすぎにより、足へ血を送りにくい
↓
重力により足に水分がとどまる
↓
足が重だるく、つまづきやすい
↓
足のほてり(熱く感じる)や湿疹・かゆみを起こす
↓
足に水分がとどまり、血は、体の中心に集まる
↓
血圧が高くなる(悪循環)
薬剤師「80歳で、糖尿病や通風もないですよね。
血圧の薬2種類を飲んで、血圧130は、息切れしますよね。
血圧は、高くても良くないけど、低くても良くないのです。
特に夏は、下がりやすいので、今は2種類飲むのは良くないです。」
相談者「薬嫌いやねん、夜のビールが楽しみなんやけど、
薬飲んでいいのかなって思うねん、ビール控えたほうがいいのかな」
薬剤師「ビールは飲みましょう。楽しみがあっての健康です。
おいしいビールが飲めるように健康でいましょう。
5年後も、健康でおいしくビールが飲めること。
最後の日まで自分の足でトイレとお風呂に行ける、口から食べれる。
そのためには、すぐに結果がでないことでもコツコツ積み上げるのです。
運動や整体も今のまま続けましょう。
これから、健康で過ごせるように生活習慣をアドバイスしていきますね。」
病気は、結果です。必ず原因があります。
始まりがあって、終わりがある物語なのです。
ある日突然、病気になるわけではありません。
物語が、わからないと病気を治せません。
医療従事者ができることは、物語を説明し
患者の中にある治る力を引き出すことだと思います。
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