よしまり

梅干し県出身。いろいろ干されてます。

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最近の記事

まーくんは生きるんだもん 10

そしていま よっぽどステロイドが効いたのか。 まーくんは余命宣告なんのその、10月11月12月と命をつないだ。 しかし、いったん消えていた旋回は9月末頃からまた出るように。 体重は順調に増えていった。 10月 4.72キロ 11月 5.20キロ この1カ月で約500グラム増っていうのがすごい。 病院で体重が増えたことを確認するたび、看護師さんがニコーッとして、「よかったですね」と言ってくれる。 私も晴れあがった空を見るような気分になる。 あまりにもまーの調子がいいので、

    • まーくんは生きるんだもん 9

      ステロイドの影響 まーくんの復調は、いい意味で想定外の連続だった。 8月8日に余命はもって1〜2カ月と宣告されたので、そっか…と思っていたら全然違った。 だいたいMRI後、自宅に戻ってからケロッとしていたのが信じられない。 いままでは予防接種でさえ帰宅後ぐったりしていたのに、この違いはなんなんだ。 こんなことなら、もっと早くにMRIを受けていればよかった。 そしたら、もっと早くに治療方針が決まり投薬も早くに始めて、死にそうになるなんてことはなかったと思う。 後悔しかない。

      • まーくんは生きるんだもん 8

        トータル金額 猫が脳腫瘍と診断されたらいったいいくらかかるのか。 ご参考までに、昨年4月の兆候発現から2023年3月までの医療費一覧を貼り付けておきます。 これね、意外と少ないなと思うんですよね。 私はペット保険には一切入っていないし、脳腫瘍で全額自費のわりには少ないのかなって。 手術をしてないから、というのもあるよね。 ペット保険は、以前入ろうと検討したときは年齢を理由に入れなかったけれど、いまは何歳でも入れますよね。でもうちは、このままどこの保険にも入らず全額自費で

        • まーくんは生きるんだもん 7

          ■ 2022年8月 やっとMRI、そして余命宣告 8月2日 まーくんは、びっくりするぐらい元気になってきた。 よく食べ、しっかり歩き、ぐっすり眠る。 専門病院の先生から「手術をしなくともMRIは受けた方がいいですよ」とアドバイスをいただいていたし、私も本当にそうだと思ったので、今度は直接専門病院に連絡し予約を取らせていただく(次回MRIを撮るなら直接予約を取ってねと、かかりつけ医さんに言われてもいた)。 予定日は8月8日になった。 8月3日、8月7日 かかりつけ医へ。 M

        まーくんは生きるんだもん 10

          まーくんは生きるんだもん 6

          私の大失敗 2022年7月26日 早朝から命を閉じようとしていたまーくんを救急病院から連れて帰る。 約4時間も病院にいてあれこれ処置され、さぞかし疲れているだろう、もう起き上がれないだろうと思っていたら、帰宅後、ふつうに歩くし食べる。 え? まさか回復?? ついさっきまでは死にそうだったのに。 信じられない。 でもうれしい。すごくうれしい。 ということは、MRIを断ったのは大失敗というわけだ。 先生は「いま動かないので麻酔なしでMRIを撮れますよ」と言ってくれていたのに

          まーくんは生きるんだもん 6

          まーくんは生きるんだもん 5

          2022年7月 MRIドタキャン 7月19日にかかりつけ医から専門病院に予約を入れてもらったMRI。 予定日は7月26日、1週間後。 この間、まーくんは急激に弱っていった。 7月23日 20日からほぼ寝たきり状態になって、この日、病院で点滴してもらう。 体重は少し減って、4.14キロ。 ほとんど食べないので、シリンジで少しでも食べてもらえるようやってみる。お水もシリンジ。 7月25日 24日には少し復活、ちゅーるを2.5本も食べた。 しかしヨレヨレなのは間違いない。 明

          まーくんは生きるんだもん 5

          まーくんは生きるんだもん 4

          2022年7月 どんどん弱ってきた 6月中はしょっちゅう旋回とふらつきがあり、食欲も元気もゆっくりと下降線をたどっていたまーくんは、6月末になると生活時間が乱れてきた。 ずーっと寝ていたかと思うと、少し寝ては1時間おきに起きたり、反対に一晩中寝ないで、ぐるぐる回ったり。 7月11日 昨年、心臓のカテーテル手術をした田舎の母の見舞いに私だけ一晩帰省。 母も心配。猫も心配。 しかし、コロナで長く様子を見に行けてなかったから、ここら辺りが帰省のラストチャンスだと思った。 オット

          まーくんは生きるんだもん 4

          まーくんは生きるんだもん 3

          2022年6月 後肢のふらつき 5月末に病院に行ってから数日はわりと元気だった。 しかし6月3日。 ぐるぐる回りつつ、急に腰砕けな感じで後肢がガクッとなった。 「様子見じゃダメじゃん! 絶対これおかしい」 急ぎかかりつけ医の方へ。 近医に比べれば遠いし待つしで、まーくんには負担になるけど、絶大に信頼している先生がいるのだ。 やっぱり経験豊かなN先生に診てもらうしかない。 診断は、脳の問題のように思うと。 脳の左側に問題があって、一過性の脳梗塞も考えられるらしい。 念の

          まーくんは生きるんだもん 3

          まーくんは生きるんだもん 2

          2022年4月 ムダ鳴きが兆候? 4匹いた猫のなかで、まーくんは一番病気をしなかった。 よくやるのが便秘。それからちょっと腎臓が悪く(13歳時でクレアチニン値が2.6)、甲状腺機能亢進症も「様子を見ましょう」程度には悪かったけれど、普段は年に一度の予防接種ぐらいで済んでいた。 それが2022年の4月頃より私の後追いをしだし、ムダ鳴きが増えた。しかも大声。いきなり「ぎゃー」とほえ、一度始まるとなかなか止まらない。以後ずーっとそんな感じ。 「もしかして認知症?」 まーくんは

          まーくんは生きるんだもん 2

          まーくんは生きるんだもん  1

          まーくん(猫15歳)は、2022年8月8日に脳腫瘍と診断された。 手術はしないと決めて投薬だけで過ごし、2023年3月現在、まーくんはまだ生きている。 ちょっと珍しいかもしれない。 猫の脳腫瘍については国外含めてたくさんのサイトを読んでみたが、どのサイトも「兆候が出てからの余命は約4カ月」と書かれていた。 まーくんに兆候が出始めたのは、2022年の4月頃。 大きな声でムダ鳴きをするようになった。 そして同年7月26日の午前6時過ぎに、呼吸が止まりかけた。 確かに何も治療

          まーくんは生きるんだもん  1

          宇宙人でよかった

          温泉に入って、畳の部屋でくつろいで、おいしいご飯を食べて。 そんなとき、「日本人でよかったあ」と言う方がいるらしい。 ま、その、うちのオットなんですが。 オットは、先日購入した新しい炊飯器で炊いたご飯が想像以上においしかったらしく、「日本人でよかったあ。お前、そう思わん?」と感極まったように言った。 私、秒でフリーズしました。 素直でいいじゃない。そういう見方もあるでしょう。 でも私は、そんな言い方をする人は、根底に“差別意識”があると感じてしまう。「日本人でよかった」

          宇宙人でよかった

          アンチ「イケメン」

          イケメン、その言葉が嫌いだ。 まず語感が悪い。 イケ=池、メン=麺を想像する。 つまり「池麺」。 池にラーメンがどーんと泳いでいるのを想像してしまう。 池も麺も好きだが、シュッとしている感じはしない。 「イカ天」も連想する。 あの、噛み切るのに苦労するイカの天ぷら。 揚げるとき油がバチバチはねるので家庭では滅多につくらないと思うし、 華やかなイメージはない。 さらに。 「あの人、イケメンよね」と言えば、それで会話が終わってしまう。 「いや、私はそんなにかっこよいともハンサ

          アンチ「イケメン」

          放し飼いと脱走

           うちは猫を放し飼いにしている。  田舎ではなく、都市近郊のマンション1階で。事故の可能性や心ないヒトからのいじめ、外猫とのケンカ。たくさん問題があると知っていながら放し飼いにするなんて飼い主の資格がないと言われても仕方がない。そんなデメリットの多い放し飼いだが、一つ「メリット」がある。  それは、脱走して戻ってこない心配がほぼないことだ。  「え、逆じゃない? 放し飼いしていると脱走しやすいでしょ」  いえいえ、それが違うんです。  まず、放し飼いといっても避妊手術を

          放し飼いと脱走

          猫の健康管理と看とり

           今まで飼った猫は4匹。そのうち看とったのは2匹。“ちび”と“ぶー”は弱っていく過程も亡くなり方も違っていた。ただ、気をつける点は同じと思ったので、健康管理と看とりについて素人ながら感じたことをあげてみたい。 【健康管理】 ■ 体重が普段より3割減になったら要注意  たとえば4キロのコなら2.8キロ。5キロなら3.5キロ。このあたりからぐっと老化が始まると思う。「あれ、やせたな」。そこから体重は元に戻らない。私の反省として、この頃から栄養価のある高いご飯に切り変えればよかっ

          猫の健康管理と看とり

          ちび、お空へ 2

          ■ 2016年5月 18歳と3カ月 尿検査・血液検査。 白血球数増加、脱水疑い、腎機能の低下、尿路感染症の疑い。 いろいろ悪化しているなあ。悲しい。 先生からは入院して点滴するか、通院するかを選んでと。 悩んで通院選択。しばらくは毎日通って点滴と注射。 実は2年ほど前からちびの足腰は弱っていた。高さ40センチのソファに登ることができない。ソファはちびのお気に入りの寝場所だったのに。 そこで高さ20センチほどのお風呂用の椅子をソファの前においた。ちびは早速、その足場を使ってソ

          ちび、お空へ 2

          ちび、お空へ 1

          シャムとの混血のちびは、目が青くて、気が強くて、女王様体質。 お外の敵(とくに雄猫)には敢然と立ち向かい、トイレが終わると大声で知らせる。 玄関から脱走してはマンションの周りをぐるっとまわり、1階の我が家の庭から入ってくる。それはそれは賢いコでした。 成長してからの体重 約3.5キロ 既往症       歯周病 → 抗生物質           細菌性の膀胱炎(尿失禁・血尿)→ 抗生物質 ■ 2014年夏から秋 16歳半 ちびが体調を崩していったのは、ぶーちゃんと同じく1

          ちび、お空へ 1