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まーくんは生きるんだもん 10

そしていま

よっぽどステロイドが効いたのか。
まーくんは余命宣告なんのその、10月11月12月と命をつないだ。
しかし、いったん消えていた旋回は9月末頃からまた出るように。

体重は順調に増えていった。
10月 4.72キロ
11月 5.20キロ
この1カ月で約500グラム増っていうのがすごい。

病院で体重が増えたことを確認するたび、看護師さんがニコーッとして、「よかったですね」と言ってくれる。
私も晴れあがった空を見るような気分になる。
あまりにもまーの調子がいいので、脳腫瘍を患っているのを忘れるほどだ。

ステロイドは基本一日0.5錠

薬は少しずつ減らしていった。
10月中旬頃から 一日1錠または0.5錠
11月からは   基本一日0.5錠 週末は休薬することも
12月は     11月に同じ
ただし、体調はゆるやかに下降してきたような気も。

10月には「クリスマスまで大丈夫かも」と話していたのが、
12月に入ると「お正月迎えられるかも」と思うようになり、それが現実に。

2022年12月29日 目つむってる写真ばっかだな

明けて2023年

無事にお正月を迎えられました。
1月27日には2カ月ぶりに病院へ。
体重は5.58キロ。けっこう増えた。
診察のときちょっと便秘気味と伝えるたら、病院からロイヤルカナンの可溶性繊維の入っている消化器サポートの試供品をいただく(その後本製品を購入)。これ、けっこう効きます。

2月
旋回に加え、歩くときに腰がかっくんと落ちたりふらつきが出たり、心配な様子が増えてきて、中旬から薬は一日1錠に。

2023年元日

そして3月

あまり食べないし元気もなく、ぐるぐる旋回は毎日。
しっぽはダダ下がりフラフラもしだした。
17日に病院へ。
体重は5.42キロ。微減。

ここで血迷った私は先生に、「これから手術してもいいんでしょうか?」などと聞いてしまう。先生はやさしいから「それも一つの方法」と受けてくださったけど、ほんと私は迷惑なオーナーだ。

今から手術って、それ病院が一番イヤなパターン。
だって症状が悪化しているということは脳腫瘍が増大している証拠だから、去年よりずっと手術の難易度も上がるだろうし、しても今さらでしょう。
あーあ、ダメだなあ、迷走してしまうなあ。

ふらつきが出だした

これからもまだ

もって2カ月の余命宣告から2023年3月現在、約7カ月経った。
まーくんはただ、まーくんを生きている。

腕に抱くと人の顔をなめるまーくん。
しっぽはけっこう長い。
人の枕を占領するのが得意。
小さいころは、お魚を焼くと僕にもよこせと「うーうー」うなっていたね。
蛇口から直接水を飲むのが好き。
趣味は襖や壁紙を破ること。
内弁慶で、人見知りで、知らない人間は怖くて仕方がない。
一番多いときの体重は5.85キロ。
うんちに砂はかけない派。しかも時々ブツをトイレの外に落としてしまう。
まーくん、これからもよろしくだよ。

子猫の頃


長しっぽ証拠写真

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