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まーくんは生きるんだもん 5

2022年7月 MRIドタキャン

7月19日にかかりつけ医から専門病院に予約を入れてもらったMRI。
予定日は7月26日、1週間後。
この間、まーくんは急激に弱っていった。

7月23日
20日からほぼ寝たきり状態になって、この日、病院で点滴してもらう。
体重は少し減って、4.14キロ。
ほとんど食べないので、シリンジで少しでも食べてもらえるようやってみる。お水もシリンジ。

7月25日
24日には少し復活、ちゅーるを2.5本も食べた。
しかしヨレヨレなのは間違いない。
明日のMRIに備えて点滴してもらおうとまた通院。
体重は4.05キロに。
目やにがひどく、鼻先が真っ黒になっている。
帰宅しても元気にはならず気分悪そう。

21日。気分悪そうに寝ている

7月26日
今日はMRI予定日。
けれどもこの日の午前3時、まーくんと別室で寝ていた私は粗相の匂いで目を覚ます。小も大も失禁していて、もうコントロールできない感じ。
6時過ぎには口呼吸をしだした。

予約している専門病院は救急もかねているが、夜間25時から9時までは診察外。なので9時ジャストに電話して事情を話す。
「連れてきますか? それともそのまま?」と尋ねられ、「行きます」。

車で10分の病院に到着するとすぐにERに運び込まれた。
しばらくして待合室に先生がやってきた。
「いつ呼吸が止まってもおかしくない状態です」とのこと。

やっぱりそうか……。
今まで2匹看取ってきて、そんな感じはしていたので先生の言葉には驚かなかった。

さらに1時間ほどして別室に呼ばれ、まーくんの様子について詳しい説明を受ける。
・脳腫瘍の可能性が大きいこと
・脳圧を下げる注射と点滴をしていること
・MRIは撮った方がいいと思うこと
 理由は、薬でいけるのか手術なのか決められるからと。

先生はこう続けた。
「いま立とうとしています。このままMRI撮りますか?」

私はここでとんでもない返事をしてしまう。
「いえ、やめて連れて帰ります」

もうこれ以上苦しい思いはさせたくない。
病院が大嫌いで、いつも尻尾を巻いて怖がっていたまーくんを、死にそうになっている今、 MRIに長時間ぶち込むだなんて絶対ムリ。
もうお家でゆっくりさせる。このまま看取る……。
そう決心してしまった。

実は先生たちは鎮静化でMRIを撮れるとふんで準備をしてくださっていたらしい。私の返事を聞いて慌てて中止の指示を出していました。本当にごめんなさい、ドタキャンしてしまって。

こうしてMRIの予定は、まーくんの急変と私の変心でなし崩しになったのでした。

24日。お風呂場でお水を飲むのが好きなのに、
行っても飲めなくてそのまま倒れ寝てしまう。

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