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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】全国初? 被災地の飲食店が活力を取り戻す「石川方式」食と職を生み出す!

令和6年元旦に発生した能登半島地震で被災した石川県穴水町では、地元の飲食店組合が新たな支援策として「石川方式」を展開しています。

町の委託を受けた地元の飲食店組合の料理人が「セントラルキッチン」で食事を作り、避難所に温かい食事を提供するだけでなく、被災し職を失った人が各避難所への配送を担います。災害救助法の適用で費用負担を受けられるようになったことで、賃金も確保されています。

これにより、被災者に温かい食事を提供するだけでなく、営業再開のめどが立たない飲食店自身の雇用も創出されることになりました。

1月4日から被災地に入り支援を続けている、追分の薪焼きレストラン「セミナーレ」のオーナーシェフ川島徹さんが町に提案し実現したもので、石川方式は穴水町、輪島市、珠洲市にも広がっています。

「セントラルキッチン」では、地元の食材を活用し、管理栄養士と地元飲食店の料理人が協力して栄養バランスの取れた食事を提供しています。この取り組みは、地元の飲食店事業者の営業継続を後押しする目的で、内閣府との協力のもと、石川県穴水町が立ち上げました。

穴水町商工会では、能登半島地震で被害を受けた飲食店を対象に、キッチンカー・キッチントレーラーによる出店営業を補助する支援制度を設立しました。この取り組みにより、地元の飲食店事業者の雇用も創出され、地域の活性化に寄与しています。

地元の飲食店経営者同士の「共助」の賜物である、「石川方式」が、全国に広まっていくことを期待します。

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