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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】梅雨は食中毒のリスクにも配慮が必要!自宅でできる対処法を紹介します

能登半島地震で震度7だった石川県珠洲市は、被災した人たちに夕食の弁当を無償で提供してきました。しかし、梅雨を前に食中毒のリスクが高まることから、5月14日以降、避難所で生活する人以外に対する弁当の提供を取りやめました。

梅雨の季節は食中毒のリスクが非常に高まります。食中毒の原因となる菌やウイルスには、O157、ノロウィルス、アニサキスなどがあり、それぞれ症状や潜伏期間が異なります。家庭でできる対策を紹介します。

軽い症状の場合の対策
軽い吐き気や便がゆるい場合は、しっかりと水分を摂りながら様子を見ることが大切です。腸が弱っていて一度に多くの水分を補給するのが難しい場合は、水分をちょこちょこと、こまめにを摂ることがポイントです。スポーツドリンクや経口補水液なども効果的です。

下痢止め薬は服用禁止
下痢止めの薬は、病原菌を腸にとどまらせるため、食中毒での服用は厳禁です。腸が自然に菌を排出するのを妨げてしまい、回復を遅らせる原因となります。

重症の場合の対策
激しい痛みや下痢、嘔吐が続く、血便がある場合は、すぐに病院を受診しましょう。特に、高齢者や子供は脱水症状になりやすいので、早めの対応が必要です。

梅雨の時期の注意点
梅雨の時期は高温多湿のため、食べ物が腐りやすくなります。食品を調理する際は、手をしっかり洗い、清潔な器具を使用することが重要です。また、生ものはできるだけ避け、加熱調理を心がけましょう。

珠洲市の例に見られるように、避難所での食事提供も梅雨時期には特別な注意が必要です。家庭でも同様に、食中毒予防のために基本的な衛生対策を徹底しましょう。特に、食中毒の症状が現れた場合は適切な対処を心掛け、重症化を防ぐために早めの医療機関の受診を心がけてください。

梅雨の時期を安全に過ごし、健康を守りましょう。

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