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人混みに あがる花火が 照らす頬
引かれた手で 祖母の手を引く 夏祭り
夕立に 左側だけ 濡れた肩
君が呼ぶ 名前掻き消す 花火かな
俳句のような短歌のような
私の中にたしかにある宇宙
君が好きだとは思っても
心までは受け渡せない私
咲く花に君の笑顔を思い出す
君といると夏
火照る身体 暑いのは内側から
君が為惜しからざりし命さへ
などと思える相手は何処やら
君が呼ぶ私の名前の甘美さよ
このようにいい名であったか
猫を見て猫アレルギーの君を思う
好きだけど 嫌いかもしれない
やっぱり好き