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短歌集

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ポツポツと。短歌のような俳句のような。湧き上がる言葉。
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記事一覧

人混みに あがる花火が 照らす頬

引かれた手で 祖母の手を引く 夏祭り

夕立に 左側だけ 濡れた肩

君が呼ぶ 名前掻き消す 花火かな

俳句のような短歌のような 2

俳句のような短歌のような 2

ポツポツいう雨に あなたの鼓動を
思い出す

考えてはみるけれど いつまでもわからない
あなたの気持ち

仕事で褒められて 私嬉しい

好きな男の子のタイプは?に感じる違和感

動物の体温は どうしてこうも ぬくいのか

私にできる唯一の慰めは 耳を傾けること

幼子の笑い声に これが天上の歌かと思う

俳句のような短歌のような

俳句のような短歌のような

私の中にたしかにある宇宙

君が好きだとは思っても 
心までは受け渡せない私

咲く花に君の笑顔を思い出す

君といると夏
火照る身体 暑いのは内側から

君が為惜しからざりし命さへ
などと思える相手は何処やら

君が呼ぶ私の名前の甘美さよ
このようにいい名であったか

猫を見て猫アレルギーの君を思う

好きだけど 嫌いかもしれない
やっぱり好き

短歌集2

短歌集2

短歌(と呼べるかもわからない)第2弾を書きました。生暖かい目で見てください🐈‍⬛

ふと馨る 金木犀の 甘さが
あなたの言葉を 思い出させる

もの寂し 秋に感じる 肌寒さよ 
去年はここに君がいたのに

冬の空は どこか金属の 音のする
目眩がするのは 青にか音にか

まだニキビと呼びたい吹き出物

短歌集

短歌集

下手な短歌(と呼べるかもわからない)を書きました。生暖かい目で見てください🐈‍⬛

桜道 先行く君の 名前呼ぶ
振り向く君の 頬に咲く花

水に入る 花火の燃え殻 じゅっといって
来年はいない 君の隣に

君とみたい 映画の予告 来年で
君のいない 未来に 驚く