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太宰府のSINGさんで製造業に新たなカタチを実体験しました

どうも、ウクモリ ヒロオです。

福岡滞在記の最終回は、初日に行った太宰府のSIGNさんという会社について語りたいと思います。この会社は、シリコーン成形に特化したメーカーで、ギフトショーに出展した際に、代表の中野さんとご縁が生まれました。ちょうど福岡に行くということもあり、どうせであれば・・・と、その場で日程調整を行なったくらい、何か惹かれるものがありました。

訪問当日、同社のホームページをチェックし、太宰府、太宰府・・・とつぶやいていたにもかかわらず、大善寺の本社の住所を目指してしまうというやってはいけないミスを。久留米からUターンし、無事に太宰府まで辿り着いた時は、予定時間から20分ほど経過していました。最初からご迷惑をかけてしまったこと、SINGの皆様にこの場をお借りして改めてお詫びしたいと思います。

太宰府事業所は、一般の方も入れるカフェも兼ねています

ところでゴム成型メーカーというと、どちらかというと一般の人が入れない閉鎖空間であることが多い中、SINGさんの太宰府事業所は、写真のように事務所のほとんどがショールームを兼ねたカフェになっていて、一般の方も入れるようになっています。奥の方にはゴムの成型機が設置されており、製品を作る現場も。町工場というイメージを根底から覆すこの空間を見て、最初から驚きを隠せませんでした。

カフェには自社製品が展示されており、当然ながら購入が可能です。名物のプリンの器もシリコーン製で、下の写真左側の可愛らしい器は、思わず持ち帰りたくなります。

私がSINGさんの取り組みを聞き最も惹かれたのは、さりげないチャレンジを果敢に挑戦し続けている企業姿勢です。写真は、加硫材を混ぜてしまったシリコーンゴムを有効活用するために作った、コースターなどに使える多目的なアイテム。

補足しておくと、シリコーンゴムは成形(焼く)前に加硫材という、料理でいう片栗粉のような固めるための添加剤を混ぜ合わせます。加硫材を混ぜてしまうと、素材はどんどん固まってしまうため、再利用が難しくなります。樹脂とは違い、ゴムは固まると元に戻らないため、塊を砕いて無理やり混ぜ込むくらいしか手段がありません。なので多くの場合、余った材料は捨ててしまいます。だからこそ、この取り組みはとても素晴らしいと感じました。

コーヒーと名物のプリンをご馳走していただきました。コーヒーのマグカップ、厚みがあるため全く熱さを感じないと同時に、保温効果もかなりありました。デザイン的に持ちやすく、シリコーンの特性を生かした滑りにくい器。シンプルで飽きがこないデザインが素敵でした。

また、プリンの方もシリコーンの耐熱性(耐熱温度200℃)が活かされており、マグカップやお皿などとも調和するデザインで好感を持ちました。容器自体、再利用可能で、もし気に入ればその場で購入が可能・・・この仕組みもいいなぁと思いました。

SINGさんの大宰府事業所は、縁結びで有名な宝満宮竈門神社のすぐ側にあるので、大宰府駅から少し足を伸ばせば行ける範囲内だというのも嬉しいところ。居心地がとても良いカフェとしての利用はもちろん、製造業の新たな挑戦をしている場所を見学するという意味合いでも、行く価値がある場所だと感じました。

また機会を作ってお邪魔したいと思います。SINGの皆さん、本当にありがとうございました。

こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました感謝!

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