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9周年おめでとうございます

松山工業株式会社の鵜久森洋生です。毎週土曜日は、DMM.make AKIBAさん(以下、アキバ)の公式マガジン「MAKERS」向けの投稿を続けています。

昨日投稿で告知した通り、私の「MAKERS」向けのnoteは、本日の142本目をもって終了したいと思います。理由は昨日書いたので、お手数ですがそちらをお読みいただければと思います。「MAKERS」向けの投稿は終わりにしますが、アキバとの関係性はこれからも続けていきたいと思っていますのでご安心ください。

ということで、今回はアキバについて赤裸々に語りたいと思います。


藁をもすがる思いで辿り着いたアキバの聖地

この写真に写っている方々、皆さん活躍されているので貴重な一枚かもしれません

2015年6月、no new folk(現ORPHE)の金井さんから相談をシューズのソール部分の簡易的な試作が出来ないかどうか相談を受け、初めてアキバに入った時に撮影した写真です。水中ロボコンで知り合ったTRYBOTS(ペンギン型ロボットを開発していた学生プロジェクト)と、きゅんくんの紹介により実現しました。メディアを賑わすスタートアップの方々が大勢いらっしゃったのを見て、この場所に定期的に来てみたいなと思いました。

そんなこともあり、つながる交流会が開催されると毎回参加するようになったのもこの時期だったと思います。正確には覚えていませんが・・・(笑)

この時に解体したAIBOは再組立てされ、驚くことに弊社の会議室で暮らしています

同年9月に開催された「AIBOの解体ショー」に自費で参加し、テックスタッフの方々との交流が始まりました。実はこの時の交流があったからこそ、私は今でもアキバの皆さんと一緒に、スタートアップの皆様の製品化の支援で貢献することが出来ています。

他の人から見れば、小さなアクションだったかもしれませんが、この一歩がとてつもなく大きかったのは、のちの私のアキバでの様々なご縁が示しています。

昨年末に復活したMatsuyama Creator’s Communityの3回目のイベントを開催しました

翌年には、F1(現在の工作エリア)で独自イベントを開催。この時に持参したリサイクル素材をあえて放置したことにより、当時の工房付近にリサイクル素材の定期供給スポットを作っていただくことになりました。来週月曜日に開催される9周年イベントで登壇される方々の中には、リサイクル素材を通じて知り合い、実際に今でも製品化のお手伝いをしている方もいらっしゃいます。

アキバファミリーとして

ハードウェアスタートアップの聖地として、不動の地位を確立したアキバ。そんな素晴らしい場所で、私もお手伝いが出来ることに感動を覚え、さらに何かご協力が出来ないかと考えながら、私自身も様々なことにチャレンジしていました。

アキバファミリー、富士通の方々など様々な方に協力して貰いました

ご縁が深まりつつあった頃、「2019 国際ロボット展」で大規模なイベントの企画運営を私が単独で行なうことになり、約半分のスペースをアキバのスタートアップの皆さんへとプレゼントしました。200㎡ほどのスペースでしたが、発売して1週間目だったGROOVE XさんのLOVOTの体験コーナーには、長蛇の待機列が出来、同社の林さんとデザイナー根津さんのトークイベントには大勢の方が参加されていたことを覚えています。また、他のアキバエリアでは、スタートアップの皆さんが大勢に来場者に対し、自分たちが作り上げた最新鋭のガジェットを披露していました。

コロナ禍の厳しい状況を乗り越え

左側の棚2列分が初代リサイクル素材提供スポットです。

コロナ禍でアキバに行くのすら厳しい時期がありましたが、それでもアキバには定期的に通っていたことを思い出しています。10Fがクローズした時は寂しさも感じましたが、状況をしっかりと理解が出来たので、それ以降で自分がどんなことで貢献出来るのかを考え続けました。

成長したスタートアップが巣立っていくなど、アキバのプレイヤーがどんどんと変わっていく中、私は8年も継続して通わせていただいています。

そして迎えた9周年

昨年の8周年記念イベントの盛り上がりを引き継ぐカタチで、盛大に盛り上がるであろう月曜日の9周年記念イベント。ハードウェアスタートアップを支援する側面を持つ民間の施設として、おそらく日本ではいちばん長い歴史を誇る場所。それゆえに、歴史を積み重ねていく上で、施設側が抱えたであろう苦悩や葛藤も、我々が計り知れないものがあったかと思います。

ただ、月曜日に登壇するOB、現役会員企業のネームバリューを考えれば、社会的な貢献の面でアキバが果たした役割はとても大きいと感じます。私自身、そんな方々の製品化のお手伝いをしてきたからこそ、モノづくり系企業の方々は、もう少し長期的に関係性を育む姿勢を保ちつつ、パートナー企業になって貰えれば・・・そんなことも感じます。

本当におめでとうございます

最後に9周年、本当におめでとうございます。そして、引き続き製品化のお手伝いの面で協力させていただきますので、これからもよろしくお願いします。

まずは来週月曜日のイベントを楽しみにしています。

こんなことを語りつつ、今日のnote、「MAKERS」最後のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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