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徒然なる小笠原日記

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自然豊かな島で1年暮らした私に起きた変化6つ

自然豊かな島で1年暮らした私に起きた変化6つ

小笠原諸島の父島に来て、そろそろ1年が経とうとしています。おかしいな?最初は1年もいるつもりなかったのにな?
ふらっと来て、ゆるっと居着いちゃったこの島で起きた、自分の変化や気づいたことを振り返ってみようと思います。

自然派の石けんや洗剤を使うようになった

小笠原の父島は、横幅2.5kmの間に、海抜0mから標高約300mがギュッと詰まっています。目と鼻の先に海と山があるのです。
ほぼ毎日

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加速だけが選択肢ではなく、一人一人が物語を積み上げていく

加速だけが選択肢ではなく、一人一人が物語を積み上げていく

夕暮れどき、友人たちと海辺で音楽を奏でること。

海に潜り、生き物たちと一緒に泳ぐこと。

楽器を奏でて歌いながら、夕陽に向かってドライブすること。

恋人と子どもと、海を見ながらまったりとすること。

自然に囲まれていて、心の底から自由になれるような時間。
誰がどう見ても豊かに見えるこの生活。

だけど私は、最初の2,3ヶ月、この幸せを受け入れることができず、困ったことに、こんなのんびり生きてて

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小笠原日記18日目 観察記/これからちょっとこっちで働きます

小笠原日記18日目 観察記/これからちょっとこっちで働きます

小笠原に来て18日目!前は日記ちゃんと書いていたのに。。知らずのうち書かずにそんなたってしまったのか。。本当に帰ってくるのといろんな人から言われております。どうなることやら。

こっちへ来てから、いろんな宿を転々としてみた。
最初は、パーマカルチャーな家、プーラン。
2箇所目は、小笠原大好きな人がシングルトラベラーが集まる宿、小笠原ユースホステル。
3箇所目は、中学時代の同級生の家。
4箇所目は、

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小笠原日記2日目 体感としてわかった、使うぶんだけ、食べるぶんだけ獲るということ。

小笠原日記2日目 体感としてわかった、使うぶんだけ、食べるぶんだけ獲るということ。

「シロアリが家を食べるから、家の解体費用がかからないんだよね」

私は今、小笠原のぷーらんという宿に宿泊しています。
なかなか面白い宿で、全てがエコな循環で回っているところ。

ヤモリやアリがそこら中にいるし(たまにゴキも)
夜、階段の途中でトノサマガエルがひょっこり顔を出すし、
朝、昇る太陽と鳥のさえずりで目がさめるし、
トイレは、自分の排泄物に炭と枯葉をまぶして土に還すし、
循環の中にお邪魔し

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小笠原日記1日目 ここは自然の宝箱なのかしら

小笠原日記1日目 ここは自然の宝箱なのかしら

東京の竹芝からおがさわら丸に乗り込む。
いつも過ごしている場所は、コンクリートジャングルの風景が当たり前。
これがどんな生活に変わるんだろうか。

船の中は、意外と揺れる。
ああ、宇宙船に乗る人ってずっとこんな浮いた感じがするのかな。

船の中の設備は結構充実していて、全部で7階建てになっていて、食事を撮れる場所は2箇所、寝室はランクによって別れている。
私は一番安い雑魚寝の部屋。

友達から、酔

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