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沖縄で お茶をいれる   そんな夜の景色を 徒然に

那覇に入り 空港からそのまま向かう
飲み屋街…

今宵の目的

定宿のオーナーと飲み歩きの為である

この店は その日のお勧めから
三品選ぶ…
先ずは ウェルカム泡盛から…

隣では ボトルキープの一升瓶が届いたと
注ぎやすい様に
移し替えている

全くの飲兵衛宴会が始まる

いつしか 隣に座る
江戸からやって来た 美しい
おねーさんとワイワイ盛り上がる
おじさん達…

こちらは ここの名物
おからのチーズ掛けを 堪能する

“走って来ましたと”
息を切らして
ジョッキで ジュースを飲むおねーさんが 隣に座る。

“今日は お酒呑めないんです”と呟く
お話を 聞くと….

一同 目が点に…..

スーパー スーパー女史は
隣の席にいるものだなって…

同胞で事情はよく分かる…

“ならば お茶飲みましょ”って…
お茶で 乾杯

茶話会の始まり始まり….

心地よく 茶に酔っていただいて…

おじさん達は 次の店へ

民族学に精通し世界を 旅するおじさん
旅先で 茶をいれていると….

“本物のお茶 飲んでみますか?”
茶テンダーは お茶をいれる

水さえあれば 茶をさしあげれる

ありがとうございました。このようなお茶の世界があるとは知りませんでした。70を過ぎての新発見、初体験です。

“本物の茶葉に
御縁があってよかったですね”
いつものように 呟いている

店の看板娘さんは
いつも変わらずニコニコと…

おじさん達は 今宵は
浦島太郎になった気分らしい

おじさん達の青春謳歌の街を歩く

色々な 話を聞かせてくれる

目当ての店は閉まっていたらしい

“ステーキ食べよう”
この時間から?….

おじさん達は 青春真っ盛り

目の前のハブ談義で盛り上がる

沖縄 石垣 
カウンターには ハブが居る

“おねーさん ご馳走してあげるから
ハブ酒呑む?”

二人の浦島太郎は 酩酊状態で
おねーさんに ハブ酒を勧める

ギランバレーに恋をして
回復期リハビリテーション
沖縄の夜の景色を

楠喜園 茶テンダー 浮世雲

翌朝 宿主は聞いてくる
“彼女? ハブ酒呑んだの?“
“呑んでませんよ”

全く覚えていない 酩酊浦島太郎さん
だった

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