見出し画像

目が覚めれたら 鈴木さんが 目の前で歌ってた…

朝 目覚めれたら
壁に向かって 猫師匠が 歌っていた

カエルは 天に向かって登り
猫師匠は 押入れの奥深くへ
眠りに入った

昼過ぎ

都会へ出向いた

ひと だらけである

なんやら視線を感じる….

“猫師匠 何やってるんですか?”

化け猫や無いんですから…
親戚は  世界中にいるらしい


川と空と花と 雲を眺める日常

目の前の景色を 切り取って行く

相変わらず 切り取り方は
変わってるらしいが….

周りはなんやら 年上の
紳士淑女が いっぱいいらっしゃる
なんやら 皆さん ソワソワしている
....
都会は エネルギーを吸い取る
倒れる前に 少し眠ろう...


目が覚めたら…

鈴木さんが 
目の前で 歌ってる


あれ まあ....
衣装が 猫鮫に みえてしょうがない
キラキラ光っている

そう言えば この建屋のいたる
所に 猫の絵が 描かれていた
美術館もあるらしい…

朝から 猫尽くしだなって

それにしても ずーっと鈴木さんは
歌っている。
お話も 上手い

流石である。

由実おばちゃんに
招かれた時には 周り皆さんは
ずーっと ずーっと 立っていた。
こちらは フラフラと 揺れていた。
やっぱり 由実おばちゃんは
宇宙人だなって....

鈴木さんは 歌い続けている。

アンコールになり
ガラッと空気感が変わる
ミラーボールも 弾け回る

一同 起立で 踊りだす。
流石だ

バラードになると 皆 着席する

完璧に出来あがった 
エンターテイメントショー だった。
素晴らしい....

周りの紳士淑女は 御満悦である。

皆さん お行儀が良い....

すっかり 日も沈み....
夜の気配に....


鈴木さんは 何度も呟いていた。

“今 目の前の景色を 愉しみましょ”って

“当たり前が 
当たりじゃなかったんだって
皆さん 気がついたんだから....”

やはり 鈴木さんは パワフルだなって
お腹が空いて
お腹が空いて

スパイスたっぷり
カレーと チキンを食べている
身体は 正直である。


あのー
さっきから 出てくる
鈴木さんって?
誰?

鈴木さん 今宵は 素敵な空間に
お招き 誠にありがとうございました。


平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲
目が覚めれたら....


由実おばさん空招かれた春先
ずっと会場が揺れてると思っていた ↓
自分が フラフラだった..

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?