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二十四節気 小雪

寒さが進み ちょっとした雪が降り始めるころ

金沢に住んでいた時は、11月の終わりに近づくと、
車のタイヤ交換をしていました。
やってくる冬を迎える準備。
ストーブやこたつは、もうちょっと前から出てるかな。

私事ですが、引っ越しが完了し、家の中もほぼ落ち着きました。
引っ越しについてのあれこれも、易や陰陽五行を使って、
例えば風水とか、例えば外応(外の世界がくれる情報)とかで、
家探しをしたので、また、話せたらいいなぁ。

引っ越しは、土用の明けた立冬を過ぎてから行いました。
「土用」の時期というのは、季節うつろう時期。
自然界も私たちの身体も、次にやってくる季節の準備をするので、
揺れ動く時期になります。

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この時期に体調を崩される方が多いのは、このためですね。
秋の棚卸しを冬前に行う。
秋は、五行でいう「金」
五臓では、肺を表しますので、咳や呼吸器が荒れたり、
腸も関係してくるので、おなかの調子が悪かったかもしれませんね。

そして、土用は、土に関係することをお休みしたほうがいいといわれます。
土公神という土の神様が怒るんだそうです。
土は、とっても陰的な存在で、どこまで行っても平らかな大地のことで、
どっしり構えて、動かない。
その土の君臨する土用ですから、どっしり静かにして、
神様と同様にしていることがいいのでしょう。

そうして訪れた「冬」

五行で冬は、「水」の象徴です。
色は黒、五臓は腎にあたります。

腎臓って、どんな形をしているか知っていますか?
腎臓は、豆のような形をしています。

同じ韻を踏むもの、同じ色のもの、同じ形のもの…
こういったものは、同じエネルギーを有すると考えられます。

この腎の季節にあたる冬は、
例えば、いつものお茶を緑茶ではなく、
あずき茶や黒豆茶などにすると、
同じ形であり、色も黒で、腎にとっても優しくしてくれます。

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あたためる作用を意識することもとってもいいですが、
「冷やさない」にフォーカスすると
いろいろなものが選びやすかったりしますよ。

ちょっと視点をずらす、とらわれない

楽に暮らすために、私が意識していることだったりします

七十二候

初侯 虹蔵不見 にじかくれてみえず
陽射しも弱まり 虹を見かけることが少なくなるころ

次候 朔風払風 さくふうはをはらう
冷たい北風が木々の枝から 枯葉を払い落とすころ

末候 橘始黄 たちばなはじめてきなり
橘の実が黄色く色づくころ 橘は古代日本での柑橘類全般のこと

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蔵とは、潜むの意味。
暗い所に潜ませているんですね。
潜んでいるって、
見えないけれど確かに存在していることを教えてくれている面白い表現ですね。

朔風は、北風のこと。
この時期の北風は木枯らしとも呼ばれます。
余計なエネルギーを使わなくていいように、
木の葉を落とし、春をじっと待つ。

こもる冬の楽しみも
いいものかもしれませんね。

ありがとうございます!