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日常の中でこそ、大切な「デザイン力」(追記あり)
言葉の壁を超えた「Flush Button」
サムネに貼った、この白いぬめったとした大小二つの丸。皆さん、これ、なんだかご存知ですか?
海外を拠点にお仕事をされる方や、旅行に行かれる方はよくご存知なのではと思います。これは、トイレで流す水の量を、円の大きさや面積でデザインした「Flush Button」。ダイバーシティ推進都市とされる、ニューヨークやオランダなどの欧米の大都市を旅行すると、よく見かけるものです。
たしか、丸だけでなくて、四角いボタンもあったと記憶していますが、ひと目で「大きいほうは水がたくさん流れて、小さいほうは水が少ししか流れないんだろうな」ということを予測できます。
東京オリンピックまですでに、1年を切りましたが、各地で「多言語化」「ダイバーシティ推進」は大きな課題となっています。
日本式のたくさんのボタンが並んだ高機能トイレ、実は、弊社の所属するビルなどにも入っていて、使い慣れているからか割と不便なく使用できます。
ですが、旅先の不慣れな土地で、あるいは、たくさんの人数が同じタイミングでトイレに駆け込む!なんていうタイミングであれば、円の大きさや面積でデザインした「Flush Button」のような、言葉のいらないデザインの方が、わかりやすく、ユニバーサルな良いデザインといえるでしょう。
ちなみに、私自身も国内でも別の場所や、メーカーが変わってしまうと、このたくさんのボタンが並んだ高機能トイレ、ボタンの並び方やルールが違うので、とても混乱します。正直言ってとても使いづらいです。
そう言った意味で、円の大きさや面積でデザインした「Flush Button」は、どんな人にもわかりやすい、伝わりやすい、良いデザインの例ではないでしょうか。
本書では、77の基本ルールの他に、筆者が旅先で見つけた「素敵なデザイン」も紹介しています。私は知る人ぞ知るかなりの「方向音痴」なのですが、「これなら絶対に迷わない!」「いや、迷うことの方が難しい!」と、とても感動した、ヒースロー空港の絶対に迷わない案内デザインなどもご紹介しています。
デザインをする方のみならず、「デザインの話を読みたい」方にも是非オススメします。
嬉しい感想をありがとうございます!
早くも、嬉しい感想をいただきました。ありがとうございます。
簡単だけど、デザインがすごく良くなる 77のルール。
— しんちゃん。 (@7777lucky7) August 10, 2019
デザイン力の基本
この書籍とても良書でした!
初心忘れずですね!
デザインに関わる人に限らず、多くの方にも役立つ本だと感じました。 pic.twitter.com/bEGcHtpnvj
本書について、どの様な感想をいただいているのか、真摯に受け止めたいと思っていますので(必ずしも褒め言葉でなくてOK)、 #デザイン力 などのハッシュタグをつけていただくか、筆者の @ujitomo をいれていただけると嬉しいです。
ちなみに、デザインの実務書を多数手がけられ、デザインセミナー開催など多数の実績をお持ちのデザイナーさんからご連絡をいただき、「今までの本の中で一番いい!」という素敵な感想をいただいてついでに「ここ間違ってるよ!」というご指摘(誤植)のお知らせもいただいているので、下に、正誤表を記載します。間も無く、重版すると思いますので(希望的観測…)、速やかに修正したいと思います。ご指摘を誠にありがとうございます<(_ _)>。
他にも、なにか、もし、ビビッとくるような箇所があれば(心の琴線に触れるようなフレーズがあれば)、ぜひ、ご紹介ください。持ち上げたりしていただくことは必要なく、デザイン力の基本を必要とされる方の元へ、少しでも多く本書が届くことを祈っています。amazonのレビューもお待ちしております(深々)。
昨年、ノンデザイナーズデザインブック 20周年のイベントでおせわになりました、CSS NITEの鷹野さんからも素敵な感想をいただきました。
https://twitter.com/swwwitch
ウジ トモコ さんの新刊『簡単だけど、すごく良くなる77のルール デザイン力の基本』がとてもよい感じ。
— Masahiro Takano 鷹野 雅弘 (@swwwitch) August 12, 2019
デザインの基本に終わらず、ウジさんが取り組まれてきたお仕事でのエッセンスがいいバランスで入っている。
リンク先はcoliss。https://t.co/GS06NyVMK0
鷹野さんからは、このエントリーに際して、来るべき東京オリンピックに向けて「交通機関のチケット(先払い、後払い問題なども含め)」や「タクシーのステータス(空車、迎車、賃走)が地方によって異なる」こと、「エレベーターボタン」などについての使いづらさ、規格の統一をすべきだよね〜、などのご意見も伺いました。
「東京オリンピック」は、デザインの改善をするタイミングとしても、とても良いタイミングだと私も思います。施設の改築、設備の拡充などをされるかたにも「デザイン力」は必須ですね。
『IAデザインシンキング』
https://www.amazon.co.jp/dp/4862671063
の著者であり、フューチャーカー関連のデザインにもお詳しい 坂本 貴史 (Takashi Sakamoto)さんにご紹介いただきました。素敵なご紹介をありがとうございます。
ウジトモコ @UJITOMO さん著『デザイン力の基本』献本いただきました。ありがとうございます!
— Takashi Sakamoto (@bookslope) August 13, 2019
「なぜ、このデザインはダメなのか」「こっちのデザインのほうが優れているか」には、はっきりとした理由があります。
その理由が、自分で説明できる力がつく書籍ですね。https://t.co/s4TK9hi4G2 pic.twitter.com/vxGnLHR3FH
ウジさんの徹底したノンデザイナー視点、本当に素敵です。『デザイン力の基本 簡単だけど、すごく良くなる77のルール』|ウジ トモコ @UJITOMO|note(ノート) https://t.co/ozpzb90JbL
— 高野葉子 (@haaaaaaco) August 16, 2019
高野さんは、私個人的に、現代的な輝く(活躍する)女性のロールモデル的な存在だと感じているのですが、随分と以前からお付き合いがあり、実は、彼女が大学生のときから拙著を飛んでくださったり、前職(スクー)でも講座にお招きいただいたりしておりました。
現所属のGood Patch さんでも大活躍中(要フォロー)で、とても、注目しています。
『デザイン力の基本』Facebookもよろしくお願い致します!
デザイン力の基本では、Facebookでも情報を発信していきます。また、こちらには、皆さんから感想などの投稿が可能です。
正誤表(2019/8/12)
こちらにまとめてみました。
p.4
→ デザイン力
p.69
→ 当時は「Attention (=一瞬で目を奪う感性や技術)」が、デザインについても注力されていました(1980~2000 年ごろのデザインの特徴です)。
p.96
→ スラブセリフ
p.181
Power Point
→ PowerPoint
p.181
Key Note
→ Keynote
p.181
Illustrater
→ Illustrator
p.181
Skech
→ Sketch
p.122
「青い光で食べ物は撮らない」
→ 「青い光で食べ物を撮らない」
→ 「食べ物は青い光で撮らない」
新刊『デザイン力の基本』予約開始しました!