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パリのカフェで嫌な顔されないための意外な注意点

パリのカフェやレストランで店員さんの感じ悪かった!という経験があるという方、少なくありません。
某大物芸能人の方ですら、そのような思いをされたという話をテレビでしていました。

これには明確な理由があるのです…。

カフェに入って、席に案内されて、メニューをもらって、食べたいものを決めたら…、店員さんを呼んでいませんか!?

この一連の流れ、日本ではごく当たり前なことですが、フランスではやってはいけないのです…!
そう、最後の「店員さんを呼ぶ」というところが!!
私も、渡仏後、しばらくの間、店員さんを呼んでしまっていましたー!!!

初めて気づいたのは、フランス人の友人と食事をしていた時でした。いつものように呼ぼうとしていたら、友人が驚いた顔で「急いでないし、どうしたの?」と。私は呼ぶのが普通だと思っていたのですが、話を聞くと、それは大変失礼にあたるのだそうです。

ただひたすら待つ、のが礼儀だそう。
店員さんは、お店全体の様子をみつつ、タイミングをうかがっているのだとか。お客さんにとっても、オシャベリを楽しむ大切な時間。
こちらから呼ぶ、という行為は、店員さんがやろうと思っていることを急き立てるようなものなので、軋轢を生むのでしょう。あと、フランスでは、お客様は神様ではないので、その意識の差も大きいですね。

では、どうしたら少しでも早くきてもらえるのでしょうか。待つのが嫌いな私は、メニューをぴっちり閉じて、「もう決まってますよ〜」というオーラと共に熱視線を送ってしまいます。笑顔も忘れずに。大抵の場合は、これで気づいて来てくれます。

明らかに忘れていそうだったり、急いでいる場合は、呼ぶのではなく、自分から店員さんのところに行ってお願いをするそうです。
メニューを触っているうちは決まっていないと見なされて来てくれないことも。

ただし、この暗黙のルールは1回目の注文時のみで、追加注文、お水のお願い、及びお会計などは、呼んでも失礼にはなりません。
観光地のレストランは、海外の観光客にも慣れているので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。

この話を、日本旅行好きのフランス人にしたら「日本のレストランは呼んでも良いものだったの!?いつも、ずっと待ってた!日本ってなんでもスピーディーなのに、注文取りに来るのは遅いなーって思ってたのよ!!」

まぁ、そうなりますよね…。

結論:
・カフェ、レストランでの注文の際は、店員さんから来てくれるまで待つ
・注文の準備が整ったら、メニューは閉じて、「もう決まってますよ〜」オーラを出す
・それでも、きてくれない時は、自分からお願いにいく
・追加注文、お水のお願い、及びお会計などは、呼んでもOK

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