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原宿の母にいわれた、とりあえず30回やってみるということ

30日連続投稿というものに挑戦してみました。今日で30投稿目です!
2年前にちょろっと書いて、習慣化しないうちに放置してしまったので、今回は30日間は集中して書いてみようと思ったのです。

パリのロックダウン明けから始めたので、在宅ではあるけれど、仕事も始まり。なぜロックダウン中にあんなにヒマだったのに、やらなかったのか…。そして、毎日描き続けるのは意外と大変。適当なものを書いて30日としてしまいたくなく、学生時代のレポートよりも真面目に書きました。

30という数字、実は昔、原宿の母にいわれたことなんです。当時、日本の企業に入社した直後で、飲み会に、合コンに、異業種交流会というものも流行ってました。けっこうな郊外にある職場から意欲的に都心のオシャレスポットを目指して、17時退社をする新人でした。仕事そっちのけの、とっても楽しい日々。
あるとき、ちょっと素敵な男性に出会ったのですが、一回お茶をしただけで音信不通に。こんなこと初めてだったので、その人がどうこうよりも、いきなり連絡が絶たれたということにショックを受け、プライドが傷つき凹みました。何が悪かったんだろう?

普段、占いなんて信じないのに、柄にもなく原宿の母の門戸を叩いたのでした。そこでいわれた言葉が「人間関係でも、物事でも、なんでも30回はやってみないと判断できない。人との関係をある程度、確かなものにしたいなら30回は会いましょう。1日を1回とするなら、30日連続で1ヶ月。1ヶ月に1回なら3年弱。それ以下で終わってしまったことに対して、気に病んだりする必要はない。若いんだから、男性との出会い以外にもやることあるでしょう。新しいこと何か、とりあえず30回からはじめてみなさい」と。当時の私が仕事に対して、ちょっと不真面目だったのも、見透かされているようでした。その後、大学の同級生と再会して結婚することになるのですが、彼とは出会って1ヶ月で、優に30回は同じ講義で会っていました。

この言葉、私は数字で示して欲しいタイプの人間なので、非常にしっくりきたのです。そこから私の中で芽生えた、なんでも30回はやってみるという意識。終わりが見えない中走り続けるのは辛いけど、30回という回数を決めたら色んなことに挑戦できるような気がしてきました。「タイム・リミットの無いがんばりなんて続かないよ」と宇多田ヒカルも歌っています。飽きっぽいので、ほとんどが30回ちょうどか、その前に終了してしまいましたが。

30回以上続いているものは、フランス語、英語、お菓子作り、ロックダウン以降続けているヨガ。続かなかったものは、思い出せる印象的なものだけで、演奏できるマトリョーシカ型の楽器「マトリョミン」と、大人バレエでしょうか。マトリョミンは、自分が恐ろしく音楽センスがないことを痛感しやめました。
バレエは日本にいる頃にはじめて、発表会まで出て満足し、一区切りとしました。資金力ある社会人女子とお金持ちマダム向けのお教室だったので、発表会も超ゴージャス。バレエに憧れを持った初心者ばかりの集まりで、お休みしちゃっても怒られなかったし、発表会代は1年かけて積み立てる方式だったので、高かったけど負担は軽く。そして、センターで踊るのは先生!とっても可憐で可愛らしい方だったけど、非常にお教室経営が上手なビジネスウーマンで、バレエ以外で学ぶことも多かったです。
他にも、プレゼンテーション講座とか、姿勢矯正に通ったりとかもしましたね。最近、会社のワイン教室に通い始めたところだったのですが、コロナで今後どうなるのやら。

何か習い事を申し込むとき、30回とイメージするとお金を払う覚悟もできます。英会話30回20万円とか。そのうち、一回あたりのコストの感覚が掴めてきます。たとえ1回のお菓子作りのレッスン代が高くても、その後、この内容だったら家で何回も作れそうだから、元が取れるな、とか。高かった大人バレエの発表会も一生の思い出になりましたし。

noteの良いところは、タダで楽しいということ。習い事マニアな私は、お金を払って楽しむことに慣れてしまっていました。
また、書き始めて気づいたことは、生活の解像度が上がるということ。実は出産してから、ずーっとボーッとしていて、とっても忘れっぽくなっていました。何を見ても前よりは感動しなくなってしまっていたし。それが文章を書いているうちに、霞がかっていたものが消え、スルスルと何かが蘇ってきたのです。
出張報告をしなくちゃいけない展示会に行くのは面倒だけど、レポートするつもりでちゃんと見るので記憶に残りやすいものです。レポートしなくてもよい展示会は漫然と見てしまいがち。それに近いことが日常でも起こっているような気がしました。

あと、ブログを毎日書くにあたって、Google フォトを使い始めました。ブログ用の画像を見つけるのがなかなかのストレスで…。家中に点在していた、昔のiPhone、SDカード、外付けHDDをかき集めた写真全部で約15万枚を、3日間かけて、Google フォトにアップロードしました。

これが本当に素晴らしい!キーワード検索で画像を出してくれるのです。例えば、「エッフェル塔」と入れるだけで、今まで私はこんなにもエッフェル塔の写真を撮ってきたことがわかります。
写真に位置情報が入っていれば、地名からの検索も。顔認証の精度も高く、娘の顔を新生児から今まで、ちゃんと同一人物だと認識してくれます。あのとき、あの人と、あそこいったよな〜というボヤッとした記憶でも、時期か、人か、場所のどれかひとつだけでもわかれば、パシッと欲しい写真を見つけてきてくれるのです。
1年前、2年前、3年前…の今日何していたかも、短いムービーで流れてきます。今まで日記をつけてこなかった人でも、今流行りの5年日記を読み返すような感覚を味わえるのです。私の一番古い写真は16年前!
今は無料のサービスですが、将来、Googleに「今までの写真欲しかったら金払え!」といわれたら、言い値で払わざるを得ないんでしょうね…。Googleの未来に向けた試みの記事がこちらにあるので、よろしければ。

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さて、この30日間の記事の中で、アクセス数とスキが多かったものトップ5のご紹介!

1位 フランスで不動産を買う:古い建物と新しい建物、どちらが高いの?年代別特徴編

2位 フランス人に何より好評だったロールケーキ

3位 フランスのパン屋さんについての考察

4位 パリジェンヌに人気の日本の雑誌

5位 拡大するパリ、グランパリ計画

昔の記事も含めての一番人気は、IKEAのCMからみえるフランスの家族のカタチ、でした。

読んでくださったみなさん、本当にどうもありがとうございます!感想やアドバイスをくださった方々にも、大変感謝しております!
トップ2は、友達がFacebookで紹介してくれたおかげで、アクセスがグーンと伸びました。私自身は長らくSNSを一切やってこなかったので、多くの人の目に触れるきっかけをいただけて、とっても嬉しかったです。
もし面白いと思う記事がありましたら、興味ありそうな方にご紹介いただけたら、励みになります。フランスのこういう話知りたい!というリクエストも大歓迎です。
今後は少しペースを落としての投稿にはなるとは思いますが、引き続き、どうぞよろしくお願いします。

uemma
Twitterもはじめました。)

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