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DePIN(分散型物理インフラネットワーク)とは何か?

みなさんこんにちは、ウエマツです。

今回はコチラの記事を紹介していきます。


DePINとは?


記事の紹介に入る前に簡単に『DePIN』の紹介をしたいと思います。

DePINとは、Decentralized Physical Infrastructure Networkの略。

日本語に直すと、
「分散化された、物理的なインフラのネットワーク」となります。

DePINの定義はかなり抽象的で難しいでが簡単に言うと

DePINとは、何らかの現実世界のインフラをブロックチェーンを利用して向上させようというプロジェクト

かなりザックリした説明にはなりましたが、だいたいこんな感じだと思っていてください。

ここから今回の記事の紹介と、要約をしていきます。


DePINの定義はDePIN(分散型物理インフラネットワーク)とは何か? 持続可能なDePINを築く鍵は?



暗号資産(仮想通貨)業界で特に先進的な人たちは、
分散型物理インフラネットワーク(DePIN:Decentralized Physical Infrastructure Network)が暗号資産をメインストリームにする最初のユースケースになると考えているようだ。

彼らは、NFTやステーブルコインと同様の大きな成長を予測している。

その理由は、
DePINが驚くべき偉業を成し遂げることができるからだ。

暗号資産のインセンティブを利用して、
数百万人の参加者の足並みを揃えることで、DePINプロジェクトは、以前は不可能だった新しいプロダクトを開発できる。

ヘリウム・モバイル(Helium Mobile)は2023年12月、
コミュニティ所有の5Gホットスポットを利用した月額20ドルの無制限携帯電話プランを全米で展開。

レンダー・ネットワーク(Render Network)は、
世界的なGPU不足の中、6カ月足らずで堅牢なパーミッションレス機械学習クラウドを構築した。

そして私の会社ハイブマッパー(Hivemapper)は、
1年足らずで世界の道路の10%をマッピングした。これらはDePIN登場以前は不可能だった。

DePINがより持続可能な道筋を描けるよう、
我々が自社サービスから学んだ最も重要な教訓のいくつかを紹介したい。


静的報酬の罠


DePINプロジェクトが持続可能であるためには、
供給を生み出すための健全な戦略、
そしておそらくより重要なこととして、プロダクトに対する真の需要が必要だ。

それがなければ、トークンに対する需要は単に投機的なもの、
つまり何十億もの人々の生活に影響を与えることができる有用なインフラプロジェクトではなく、ミームコインのようなものになってしまう。

貢献者の付加価値の高さに関係なく、プロジェクトに関わるだけで報酬を得られるようにすれば、最初のうちは貢献者を惹きつけるのは簡単だ。

しかし、静的報酬はネットワークの根本的なインセンティブ構造を壊すため、長期的には致命的になる。

生産性をプロトコルの命題にする必要があり、
有用でない貢献に対する基本報酬を確立し、品質にこだわり、重複した作業や低品質なデータを徹底的に拒否しなければならない。


動的報酬の設計


ほとんどのDePINプロジェクトにおいて、動的報酬には以下の4つの側面がある。

・地理(インフラは、ある場所では他の場所よりも価値がある)

・貢献者の生産性(生産性の高い貢献者は、より多くの報酬を得るに値する)

・貢献者の質(質の高い貢献は、より多くの報酬を得るに値する)

・ネットワークの進歩(より有用なネットワークは、全体としてより多くの報酬を生み出すはずである)

ハイブマッパー・ネットワークを設計する際、我々はこのすべてを正しく理解していたわけではない。

ハイブマッパー財団は、
世界の特定地域のマッピングにインセンティブを与えるために過剰な報奨金を発行するなどといった誤りを真っ先に認めた。

しかし、我々は着実に前進し、DePINで最も生産的なコミュニティのひとつを育成している。

実践のために、我々のネットワークでこのフレームワークをどのように使ったかを紹介しよう。


地理


我々はハイブマッパーを設計するにあたり、
ある地域の顧客の需要がより良い報酬につながるようにした。マップの使用でバーン(焼却)されたトークンの100%が、データを提供した貢献者に再鋳造される仕組みだ。


我々はミントされた報酬にも同様の変更を加え、
より有用な地図データを収集する地域に対して、顧客の利用が増加する前であっても報酬の倍率を追加した。


貢献者の生産性


ハイブマッパーの貢献者としての報酬は、
どれだけ走ったか、そして走った道のユニークさ(または「新鮮さ」)によって決まる。

このようなやり方でなければ、
貢献者を新しく取り込むのはもっと簡単だろう。

あまり運転しない人もいる。
通勤でほとんど同じ道を走る人もいる。

そのような人たちは、
ハイブマッパーからそれほど多くの報酬を得ることはできないが、そうであるべきだ。

そのため、
ハイブマッパーはギグドライバーやトラック運転手、商用トラックなどの採用に力を入れている。

これらのドライバーは生産性が高く、
受動的に地図データを収集しながら仕事をこなし、最高の報酬を得ることができる。


貢献者の質


地図を作成するには、正確な位置情報を持つ高品質のデータが必要となる。

このため、
ハイブマッパーでは各タイプの貢献者に評価スコアを設定している。
貢献者の評価が高いほど、より良い報酬を受け取ることができる。

この仕組みはうまく機能すれば、インセンティブを正しく調整することができる。


ネットワークの進歩


ハイブマッパーの毎週の報酬プールのサイズは、
マップ・プログレスと呼ばれる動的な指標に基づいており、
これは、ネットワーク全体でどれだけマッピングが行われたかを測定するものだ。

多くのプロジェクトは固定されたミントスケジュールを採用しており、
その結果、アーリーアダプターには多額の報酬が先行提供されることになる。

しかし、固定されたミントスケジュールでは、
より多くの貢献者がオンラインになるにつれて、ネットワークがより便利になってきた途端に報酬が下がり続ける結果となる。

インセンティブ設計は容易ではない。

しかし、DePIN開発者が集中力を維持し、
ステークホルダーが彼らに責任を負わせるならば、我々はDePINの可能性に応え、
人類の重要なインフラの多くがそれを使用する人々によって所有され、運営される世界を築くことができる。


おわり


以上が今回の記事の紹介になります。

正直な話、私自身まだあまり良くはわかっていません。

まぁ、まだ開発、試験段階でこれからどんどん変化していくと思うので、
現時点では、

DePINとは、何らかの現実世界のインフラをブロックチェーンを利用して向上させようというプロジェクト

くらいで認識していれば良さそうな気がします。

今後どのように進化していくのかも興味深く、しっかり勉強していきたいと思います。


以上、ウエマツでした〜

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