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ワーホリ渡豪後1年足らずで帰国するガッチガチの計画を立てていた私が在住6年目。なんならこのまま永住しちゃいそうなのは当初の帰国後の目標を果たすため??目標は変わって行くからこそ明確に立てるべき??の真意とは?

お疲れ様です!オーストラリア在住6年目。保育士をしながら日本語を教えてみたり、オンライン英語の先生も初めて見たり、やりたい放題の三十路女子、ぴぃともうします。

今回はコロナで動けない時期だからこそ準備期間にあててほしい書いた前回の記事

こちらのフォローアップ記事です。

前回の記事ではワーホリ、留学前に必要なのは期間を分けた明確な目標設定、そして計画を立てをする事。それに合わせて渡航前に準備を済ませ、立てた目標に向かってワーホリ、留学中に突っ走り、そして帰国後の人生に活かす。という流れについて長々と書きました。

長々と書きすぎて、なぜ、それをすることが必要なのか。ということについて書ききることが出来ませんでした。

そこで私ぴぃはどのように目標設定をし、計画を立て、それを少しずつ修正しながら今に至るのかをお話ししつつ、何故そこまでに明確な目標だてが必要なのかをお話ししようと思います。

ぴぃの目標設定

前回記事にも書いたのですが、私の渡豪の目的は海外の保育、教育スタイルを学び、経験をして日本に帰り、日本でインターナショナルの園で働くことでした。

そもそも海外の教育に興味を持ったのはアメリカで見た家族たちの親子関係が始まりだったのですが、(こちらの自分語り記事に詳細ございます。)

色々調べたところワーキングホリデービザが使えず、学生ビザで働くことも許されていないアメリカでは難しいだろうということがわかり、まぁ英語圏ならどこでもよいかと(←ここ今考えるとめちゃくちゃ大切なのにとんでもなく適当笑)

ワーホリが出来る英語圏の国、そして外国籍でも保育士になるチャンスがありそうな国、あと、寒くなさそうな国。を探したところオーストラリアが最も適していたというわけです。

国とビザが決まったら早速例の"明確な目標設定"というものを始めます。

私の場合帰国後の目標設定が先に来ているのですが、その大目標が

日本の海外資本のインターナショナル保育園に就職する。

というものでした。

それを実現させるための在豪中の目標設定は、前回記事で提示した項目でお伝えすると

スキル  オーストラリアの保育士資格をとる。

経験 オーストラリアの保育園で働く(はくをつける。つくと思っていた笑)

英語力 保育に必要な英会話はもちろん、読み書き、そして他国籍の人々に言い負けないコミュニケーション能力

というのを帰国までに得る。というのが1年間のワーキングホリデーの目標でした。

今考えたら1年でこれが実現出来るかというと中々難しそうだと思ってしまいますし、もし現地保育園の仕事にありつけたとて1年にも満たない経験で日本の外資のインターで雇ってもらえるわけないのですが汗

当時は実現しない可能性すら考えていませんでした。ただ現実を知らなかったといえばそれまでなのですが、

それはきっと、帰国前にしっかりと計画に基づいたステップを、時間をかけて踏んでいたから。

構想4年、準備期間3年予定が縮まって2年。ぴぃの渡航前の目標、計画とは?

この渡航中、そして帰国後の目標を実現するには、もちろん貯金なし、英語ゼロでは時間もお金も足りないということは分かっていました。

まず英語に関しては、勉強嫌いだった私の為に英語だけでもと高校生の時母がスパルタの英語塾に私を送り込んでくれ、毎週帰り道、地元横浜の夜景が涙で滲むような訓練を積ませてくれていたことが礎となっていたため、

私の当時のレベルは有難いことに、前述のアメリカ旅行では困らない程度の最低限の会話力もあり、苦手意識のあった文法もベーシックな部分は抑えられている程度でした。

しかしやはり生活はもちろん、勉強、仕事で使えるようなレベルでは到底ありませんでした。そして、保育の資格を取らなければならないため現地で語学学校にほぼ通うことが出来ないことも分かっていました。その中で前述の渡航中の目標レベルに1年で持っていくつもりでした。

そこで私が立てた英語の目標は、

渡航前までに英語の勉強終わらす!日常会話程度は出来るようにしておく!

というものでした。現地で英語の勉強にかけるお金と時間を節約したい。というところもありました。

ここに渡航直前、保育の学校からTOEIC600点という入学条件を提示されたため余裕をもって

TOEIC650点という目標も加えました。

ちなみに重ね重ねですが、このように取らなければならない点数がある。などの状況出ない限りTOEICなどのポイントは目標にしないほうがよいのかな?と思います。それに関してはまたおいおい記事にしますね!

これらの目標を達成するために私が始めたのは地元の英会話スクールに通うことでした。本来渡航までに3年かける予定だったので読み書きよりまずは会話を伸ばそうと考えたからです。TOEICは時間もなかったのでテキストを数冊買って短期集中でやり込みました。

そして次の、とーっても大事な項目がお金。

本来であれば学費がいくらかかって、海外旅行保険がいくらで・・・3ヶ月は働かなくていい生活費はいくらで・・・と、具体的に細かく計算することをおすすめ致しますが、本当に数字というものが苦手な私・・・

キミは小学生か・・・とツッコミたくなりますが立てた目標が

100万円貯める!


でした。。まぁ、ギリギリどうにかなりました苦笑 実感的にはもう少し貯めておいた方が良かったかとは思います。

前回記事でおすすめした目標の項目はこのふたつでしたが、私にはもうひとつ渡航前にしなくてはならない事があり、その為に期間を3年に設定していたのですが、それが

日本の保育士資格を取る

というものでした。大学時代に4年間保育のアルバイトをしていた私ですが、実は無資格でした。当初は1年で帰国し日本で働く予定でしたので、外資を狙っているにしろ日本の資格も取っておいた方が良いと考えたのです。

働いていましたし金銭的にも学校に通うことは難しかったので選択肢は国家試験受験のワンチョイス。実技も合わせて11科目全て合格しなければならないというかなりハードルの高いもので、しかも当時チャンスはたったの年一回。私にとって難関である学科試験は8月でした。この計画のため前職を辞めたのが3月、時間もなかったですし、お金の節約の為にもテキストを購入してのほぼ独学だったため年ごとに科目を絞り、3年かけてお金を貯めつつ合格を目指そう。という計画でした。

まぁそれも運良く2年で合格することが出来、そしてそのタイミングでシドニーに3ヶ月で保育士資格をとることが出来る学校を見つけ、しかもそのコースが無くなってしまうのでラストチャンスが今!ということが分かったため急遽計画を1年縮め、数万円目標に追いつかなかった100万円弱を手にバタバタっと渡航するに至ったのです。

ここまで私の目標設定、計画立てについて長々とお話しして参りましたが、ここからが本題です。

タイトルにもある通りガッチガチの計画を立て、1年で帰国し、日本で働く予定だった私が何故5年以上経った今もオーストラリアにいて、そして現地の保育園で働いているのか?ということです。

その理由は

当初立てた目標を実現したかったから。

なのです。

・・・あれ?矛盾していませんか?当時の目標は日本のインターナショナルスクールで働くことです。

この矛盾を紐解く為に、私が渡航後1年でどうなったのかをお伝えします。

保育士資格。一番最初の段階のものですが現地保育園で働けるものを取得しました。

達成した目標、以上。

シドニーに残っていればチャンスはあったかもしれませんが、世界過ごしやすい都市ランキング上位のメルボルンに移動してしまった私は保育園での仕事に着くことが全く出来ませんでした。ようは外国籍であっても長期滞在や移住者の多い土地。ワーホリなどの短期滞在者には厳しく面接でVISAを聞かれた瞬間に落とされてしまうことがほとんどでした。

英語力も上がりはしたものの仕事で問題なく使えるレベルかと言うとだいぶ疑問はありました。なにせ保育の場で実践もしていないので実力のはかりようもありませんでした。

そんな状況のなか1年のリミットが迫り、私は選択に迫られていました。トップ画像はその頃の、悩みすぎて落ちまくりセント・キルダの海辺で黄昏ていた頃の私です・・・

当時年齢28。日本で色々スタートを切るのには決して若くない。もう1年の滞在はリスクにもなりかねない。渡航を反対していた両親にも1年で帰ると伝えて出てきたし・・・

と、考えを巡らせつつも結局立ち返ったのは最初の目標でした。

オーストラリアで保育の経験を積み、英語力を上げ、日本のインターナショナルスクールで働く。

この目標を達成するために何年もかけてお金をかけ、勉強をしてこちらに来て、そこからも苦労を重ねてきたのです。今の状態で帰国してもこの目標を達成する実力はないし、準備期間もオーストラリアでのこの1年も無駄なものにしてしまう。と判断し、留学生VISAで滞在を延長し、日本人が保育園で仕事を得られる可能性が高そうなゴールドコーストに移動して経験を積みながらもう一段階上の保育園で主担任になることが出来る資格の勉強をしよう。と決めました。つまり、

目標を達成するために計画を変更したのです。

それからここまで居座ってしまった理由は割と単純で、私の思惑通りゴールドコーストに移動したら半月もかからず保育園での仕事を得ることが出来、働きだしたらお給料の高さに驚きました。 

そして日本に帰国した友人達から、日本の、海外資本のインターナショナルスクールで日本人が雇われることは滅多に無い、良くて事務。という情報も入りました。

そこで私は自然に、日本で海外資本のインターナショナルスクールで働きたいと考えた理由のひとつに立ち返っていました。

それは実はお給料でした。保育の仕事をしながら将来両親を養えるようになりたい。というのが実は元来の希望で、それを叶えるために海外資本のインターナショナルスクールで働くという目標立てをしていたのです。

そこに目を向けると、アメリカやイギリス資本の学校が多い日本でオーストラリアで保育や英語を学んだ私が雇われる可能性の低さを考えたら、お給料の良いオーストラリアで働き続けた方が確実にその希望を叶えるには近道なのではないかという結論に至ったのです。

そして現地の保育園で働けば働くほど英語力の足りなさやもっとこちらでやりたいことが出てきました。で、いつの間にか生活の基盤もこちらで出来てしまい5年。

これらが、私が今ここにいる理由です。


いつも通り長々とお話してましたが結論として何がお伝えしたいかと言うと、

結局目標も計画も、どんなにしっかり立ててもそれ通りに行くことの方が少ないです。

そもそも環境が変われば知識も変わってきますので、目標自体が変わることですら自然の流れです。

だからこそ、しっかりとした目標設定、それに伴う計画立て。をして頂きたいのです。

何故ならば、ここまでしっかり立てれば、ワーホリ、留学の目標のつもりで立てたものが、実は人生の一部の目標になって行きます。

そのプロセスで、自分に必要なもの、自分がどうなりたいのか、この目標、計画を通して何がしたくて、何を得たいのかが何となく見えてきます。

違う国で、外国人として生きていると、特に日本人である場合良くも悪くも選択肢がたくさんあります。毎日が選択の連続であると言っても過言ではありません。ワーホリ、留学を経験した方であればこれは本当によく分かって頂けると思います。

そんな選択に迫られた時、本来の自分の、人生における目的がなんとなくでも見えていれば、そこに向かっていくための選択をすれば良いだけなので迷いにくく、かつその後の人生の為のより良い選択をしやすくなるのです。

せっかく人生の中で大事な時間、お金を使って海外での生活をされる訳ですから、その後の人生を輝かせるための期間にして頂きたいと思い、今回は少し熱くなりました。

コロナ禍で予定していたワーホリ、留学に来られなくなってしまった皆様、本当に本当にお気持ちお察し致します。特にワーホリの方でビザを既に申請してしまった方には、全てが落ち着いたあと何か救済の手がさし述べられることを強く望みます。

いつ渡航出来るか分からないなか目標立てなんて、というお気持ちもきっとあるかと思いますが、ぜひ今が準備のチャンスと捉え、貯金、英語やその他必要な知識の勉強など頑張って頂けたら嬉しいです!!

文責:ぴぃ




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