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バイリンガルニュース  宇宙 450-499

498 02.03.2022
3-ビーム照射天体

(InternationalCenterForRadioAstronomyResearch·HurleyWalker 地球にエネルギービームを3回/時照射する新しい天体を観測:西豪州MurchisonWidefeldArray望遠鏡が2018年に収集したデータから観測し、その後天体は検知不可能。地球から4000光年の場所に位置。18分ごとに1分間ビーム放射状態→ゆっくり回転する中性子星の一種で、理論上で存在が予測されているultra long period magnetar超長周期マグネターの可能性)


496 01.20.2022
1-宇宙貧血

(オタワ病院 宇宙飛行士14人が半年間宇宙で過ごしている間に収集されたデータを分析→宇宙滞在中に体内で破壊される赤血球の数が、地球にいるときと比較して54%増加していること判明:通常、地球にいる人間の体内では毎秒200万個の赤血球が破壊→宇宙にいる間は毎秒300万個の赤血球が破壊され、地球に帰還して1年が経過しても、一般人と比較して体内で破壊される赤血球の数が30%多い傾向→性別による差なし→space anemia宇宙貧血は宇宙に到着した直後に一時的に発生し、滞在中に元に戻ると考えられていたが、持続的な影響の可能性)


487 11.11.2021
3-月の氷採掘

(NASA・Arizona州立大学・IntuitiveMachines社 着陸船Nova-Cを使用し、ホッパーロボットMicro-Nova·4G WiFiを月に送り、氷の採掘実験を行うことを発表:月の南極のShackletonクレーター周辺に着陸し、約10日間のミッション→月面で資源を採掘する史上初の試みとして、深さ1mまで掘削して堆積物を質量分析するPRIME-1実験、Nokia社が提供する4G/LTE通信ネットワークで小型ローバーとの通信をする実験、IntuitiveMachines社のMicro-Novaで近隣のクレーターに進出してデータを収集する実験の3つ実施予定)
Artemis計画→ep139(5)+192(6)+354(5)+419(3)433(4)+475(1)+481(2)
月の水→ep22(5)+205(1)+275(4)


485 10.28.2021
4-宇宙総情報量

(Portsmouth大学·MelvinVopson この世界に存在する目に見える物質の総情報量を数値化:情報は過程に含まれる不確実性を定量化するエントロピーと相関関係にあるという、ClaudeShannonの情報理論を応用し、観測可能な宇宙に存在する各素粒子にコード化された情報が1.509ビットと推定→宇宙全体の情報量は6にゼロが80個ついたビット分と推定)


484 10.21.2021
3-ベッドに隕石

(加 女性宅の天井を突き破って1.3kgの隕石がベッドに落下するという出来事が発生→WesternOntario大学のPeterBrownによると、自宅に隕石が落ちてベッドに着地する確率は約1/1000億分)


480 09.23.2021
4-ソドムとゴモラ

(UC SantaBarbara 紀元前1650年頃のヨルダン渓谷にあった青銅器時代の都市が、隕石の衝突によって破壊され、これが聖書に登場するSodom and Gomorrahソドムとゴモラの物語の起源となった可能性:青銅器時代の土壌分析→鉄·シリカの粒だけでなく、隕石衝突によってのみ作られるshocked quartz衝撃石英が検出され、爆風によって舞い上がったと考えられる多くの塩分が含まれていることも判明)


479 09.16.2021
2-アストロクリート

(マンチェスター大学 人間の血液から抽出したタンパク質であるヒト血清アルブミンと、尿·汗·涙から抽出した化合物を組み合わせて、月·火星で土·塵を接着し、通常のコンクリートよりも強力な素材であるAstrocreteを開発→通常のコンクリートの20-32メガパスカルを上回り圧縮強度最大40メガパスカル達成→将来の火星ミッションでは、クルー6人が火星上で生活の場合追加クルー分を含めたAstrocrete500kg以上製造し、居住地を拡張できる可能性 地球から建築用レンガを火星へ運搬した場合費用200万ドル/個)

3-史上最大シミュレーション
(英国立天文台天文シミュレーションプロジェクト·JuliaFEzera 史上最大の宇宙コンピュータシミュレーションUchuuを発表:コンピュータコア40200個を使用し、2000万時間のコンピュータ稼働で生成され、最終的にデータ量3000TBとなり、100TBに圧縮→130億年の宇宙進化をモデル化し、96億光年にわたる21億個の粒子を網羅→ダークマターの進化を調査中)
ダークマター→ep239(6)+243(4)+277(6)+286(6)+340(4)+377(5)


475 08.19.2021
4-リアルアルマゲドン

(NASA 探査機OSIRIS REx origins, spectral interpretation, resource identification, security, regolith explorerの2年半にわたる観測データを太陽からの放射線·他の小惑星の重力·Yarkovsky効果などを考慮して分析→小惑星Bennuが西暦2300年までに地球に衝突する確率は1/1750分=約0.06% Bennu:NASA JPL jet propulsion laboratoryのsentry risk tableにおいてPHO potencially hazardous object潜在的危険天体の地球衝突確率と運動量の関数であるpalermo technical impact hazard scale最高ランク→地球に衝突した場合、直径約490m·重さ約800億kg·時速46000kmでの突入により約1400TNTメガトンのエネルギーが放出され、半径50km内のものを全て消滅させる可能性)
NewFrontiers計画→ep170(5)+220(6)+229(6)+284(4)+346(5)


473 08.05.2021
3-地球の傾き

(Dartmouth大学 伊の地層石灰岩を分析→白亜紀後期8600万年-7800万年前において、地球が12度傾いた後に元に戻ったこと判明→true polar wander / planetary reorientationという現象が発生し気候·太陽の日射量にも大きな影響を与えた可能性→地球の地軸が過去1億年間安定していたという通説に疑問 true polar wander / planetary reorientation:月·他の惑星でも同様の現象が起こるが、地球の場合は、外核の周りのマントル·地殻が回転し、磁極·自転軸が一致→最大のプレートであった太平洋プレートが西側のプレートの下に沈み込み、地球のバランスが変化したことによって起こった可能性)

4-架空文明拡散
(JasonTWright·JonathanCarrollNellenback 銀河の中心に文明が存在すると仮定し、仮想文明KardashevType2が広がる様子をシミュレーションで可視化→保守的なパラメータが設定され、宇宙船の打ち上げは10万年に1度、技術の維持は最大1億年、宇宙船の航続距離は10光年に制限→KardashevType2は技術的進歩を遂げ、数千もの恒星系を短期間で植民地化可能)


472 07.29.2021
4-スケール水素

(Texas大学 太陽光を活用して水から酸素分子を分離する新しい方法を開発→燃料としての水素製造の可能性:二酸化ケイ素の層にアルミニウム製ナノサイズ導電路開発→酸素側の反応において光電気化学プロセスを改善 WorldEnergyCouncilによれば、水素は広範な使用用途·地域で競争力なしと発表→米エネルギー省によれば、再生可能エネルギーを使用して作られる水素のコストは約5ドル/kgで、火力エネルギーで作られる水素の約5倍)


471 07.22.2021
4-エンケラドス生命

(Arizona大学 土星の衛星Enceladusで検出されたメタンの数値は地球化学的な説明が難しく、地球の熱水噴出孔周辺に生息するようなメタン生成生命体が存在する可能性:2015年に探査機CassiniがEnceladusの水蒸気プルームを調査→化学組成を分析し検出した二水素・CO2・メタンのデータに基づいた数学的な確率モデルを作成→二水素·二酸化炭素を消費してメタンを排出するメタン生成生命体の存在を仮定し、その個体群の変動を予測)
Cassini→ep111(1)+261(4)+389(3)
Flagship missions→ep47(6)+111(1)+181(1)+184(4)+192(6)+238(6)+261(4)+334(3)+389(3)+435(3)+439(3)+449(4)+451(4)+458(3)
Enceladus→ep111(1)+261(4)+387(5)


468 07.01.2021
1-未確認飛行物体

(米政府国家情報長官室 2004−2021年までの間に軍が確認した未確認飛行物体144件に関する報告書を公開:巨大な気球の可能性1件→残りの143件については、空中を浮遊するゴミ·自然現象·政府/企業の開発プログラム·他国が送り込んだシステム·その他の要因の可能性→目撃情報の中には、パイロットが飛行物体とニアミスした11件、通常の飛行機とは異なる動きをする物体18件などがあり、国防総省は他国·潜在的な敵対組織による画期的な技術の可能性に対する分析を進める予定)
政府とUFO unidentified flying object→ep56(6)+197(6)+296(4)+371(4)

4-丸出し地球
(米自然史博物館 エイリアンが存在する場合、子午線通過を観察することで地球の存在を容易に検知できる恒星系1715個を特定→その中で、約100年前からの人類のラジオ·TVを傍受できる距離に位置に46個→子午線通過を観測でき、地球からの無線信号を検知できる位置にある居住可能な惑星29個と推定)


465 06.10.2021
3-金星ミッション

(NASA 第9回DiscoveryProgramContestで選定された金星探査の新しいミッションDAVINCI+ ·VERITASを発表→両ミッションは合わせて開発費5億ドルを得て、2028−2030年の間に開始予定:DAVINCI+ deep atmosphere venus investigation of noble gas chemistry and imaging:1978年探査機Pioneer以来金星の大気を降下中に分析し、軌道衛星機を使用して様々なスペクトルで画像を撮影予定 VERITAS venus emissivity radio science insar topography and spectroscopy:レーダー搭載の軌道衛星機を送り、地形図の作成·熱分布をマッピング予定)
Discovery計画→ep84(4)+184(1·4)+248(4)+342(4)+435(3)+438(2)+456(3)


460 05.06.2021
4-火星生命環境

(NASA JPL jet propulsion laboratory·JesseTarnas 火星の地中に地球と同様に生命が存在する可能性:火星の隕石の化学組成分析→水と接触すると微生物の生命に必要なエネルギーを生成する可能性が発見→硫酸塩還元微生物が存在する場合、岩の中でトリウム・ウラン・カリウムなど放射性元素を触媒に水を閉じ込める細孔空間持つ硫化物内で発生する放射線分解により水が分解され、水素が生成され、これを摂取する可能性)
火星の水→ep4(3)+181(1)+255(6)+265(6)+322(4)+431(4)+439(3)+441(4)


457 04.15,2021
4-宇宙自体の進化論

(Perimeter理論物理学研究所 宇宙を学習コンピュータとして説明する新しい宇宙論を査読前論文で提案:人間の生物学的進化·個体としての学習も含む学習を、システムがエネルギーを永続的に向けて内部プロセスを変更していく方法と定義→人類が観察している物理法則が宇宙を支配する唯一の法則ではなく、むしろ宇宙の進化·いくつかの基本的な原始法則から導かれた学習の結果である可能性→内部で記録が存在しない場合宇宙全体の理論を確立することが難しくなる可能性 自己学習的に反復する機械学習アルゴリズム内の因果関係において、量子化された場がどのように対応するかを数学的に説明)


456 04.08.2021
3-火星地震

(NASA JPL jet propulsion laboratory 火星探査機InSight interior exploration using seismic investigations, geodesy and heat transportが、火星のCerberus Fossaeケルベルス地溝帯でマグニチュード3.3·3.1の2つの強い地震を検知→2020年にも同じ地域で発生したマグニチュード3.6·3.5の2つの地震と類似→地震の原因は未だ不明だが、火星には活発tectonics plateはないが、火山活動による地震の可能性→地震計を提供したInstitut de Physique du Globe de Parisの川村太一によれば、これらの地震は月のものよりも地球のものと似ており、これまでにInSightは火星の地震を500回以上観測)
InSight interior exploration using seismic investigations, geodesy and heat transport→ep342(4)
Discovery計画→ep84(4)+184(1·4)+248(4)+342(4)+435(3)+438(2)


451 02.25.2021
4-パーシー火星到着

(NASA·NASA JPL jet propulsion laboratory 火星探査車Mars2020Perseveranceを火星の表面に着陸させ、探査車の降下·着陸の高解像度カラー画像·動画を送ってきたことを発表→探査車はハードウェアチェック·ソフトウェア更新を実行し、火星の地表に配備されるヘリコプターIngenuityを充電→探査車の主な目的は微生物の調査·生命の兆候の検出·岩石土壌のサンプル収集·MOXIE mars oxygen ISRU experimentを使用した酸素生成のテスト)
Perseverance·Ingenuity→ep449(4)
Flagship missions→ep47(6)+111(1)+181(1)+184(4)+192(6)+238(6)+261(4)+334(3)+389(3)+435(3)+439(3)+449(4)


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