副業から複業へ
9月になりました。
企業では上期のラスト。下期の辞令など出る頃でしょうか。
今年に入ってから大手企業で副業が認められたり、専業禁止を掲げる企業などのニュースが相次ぎましたね。
多様性の許容が社会全体で推奨され、今後の10年を見据えて働き方を変える、ワークシフト元年とも言える年になりそうです。
本業と副業、または専業という従来の働き方から、複業(パラレルキャリア)が常識になっていく時代の変化について、人気クリエイターの夏目力さんが書かれています。
福山雅治、本田圭佑、ビートたけしなど、数々の著名人の事例があるので、好きな人の事例だけ見るのをおすすめします。
4つの肩書を同時進行する福山雅治 「もう、ひとつの仕事にこだわり続ける人に未来はない。」 リーディング&カンパニー株式会社 http://lrandcom.com/fukuyama
海外では雇用と教育の多様化が進んでいる国も多いですが、日本ではまだ学歴や肩書きを重視したり、「いくつか仕事をしている人=つまみ食いばかりでプロではない人」「両立できるはずがない」という前提があるような気がします。
「サッカー選手のくせに経営」「芸人のくせに作家」「アーティストのくせに芝居」というレッテルを貼られることは、残念ながらしばらく覚悟しなければいけないでしょう。
専業の人に劣らない成果を出していても「専業の人の方がもっとできるんじゃないか」と評価されたり、専業の人と同じ失敗をしたら「いくつも仕事をしているからだ」と評価されることもあると思います。
実際、僕もアーティストのほかに、ラジオMC、企画、営業、イベント制作、コミュニティマネージャーなど、いくつか仕事を持っていますが、時々そういう評価をされます。
結局のところ、肩書きを重視する人すら魅了して自分を選んでもらうこと、小さな実績を重ねていくこと、信頼関係を築く能力を磨くことなどが、複業(パラレルキャリア)や起業はもちろん、これからの社会で働く上で大切なことなのだと思います。
これからは、働き方を選択できる時代です。
今後10年、お金のために働くのか、そうではない何かのために働くのか、自分自身と向き合ってみるのもいいかもしれません。
NPOも頑張る!「パラレルキャリア」のススメ 報酬目的ではない仕事が未来を拓く | Womantype - 東洋経済オンライン http://toyokeizai.net/articles/-/82748
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宇田川ガリバー哲男
身体のハンディキャップを乗り越えてメジャーデビューを経験したアーティスト。日本アーティスト協会の代表理事として、アーティストの職業化を推進中。Umami+(ウマミタス)名義でクリエイティブワークも手がける。
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