一瞬だけ超現実主義になってみる

音楽やアートは娯楽、癒し、教育、リハビリなど、様々な生かし方があります。

それをプランニングや、マーケティングや、ブランディングのプロ達がお金にする作業をして、ヒットが生まれたり食えたりします。

プロとアマの違いは、その才能や実力があることは大前提として、絶対的な違いとして「ビジネスをしているかどうか」です。

ビジネスというと聞こえが悪いかもしれませんが、娯楽は別として、日常で僕らがお金を払うことを考えると「何かのためになる」「ニーズを満たす」物にこそ、お金を払う価値がありますよね。

お金を生むには、引き換えとなる価値が必要です。
自分の価値を理解し、ニーズを理解し、そこに訴求することをビジネスと言うと思います。

だから、僕らの世代が「良い物を作れば売れる」「人脈が命」とか言っちゃうと、「何も考えてない無責任なヤバいヤツ」みたいな扱いをされます。

「今時そんなヤツは宝くじでも買って寝てろ。」と僕の知り合いの音楽関係者は言っていました。

爆笑しつつ、背筋を伸ばす機会にもなりました。

あなたの何を、
どこの、
だれが、
なぜ、
どうやって、

買ってくれるのか。そしてそのために、

どこの、
だれが、
なぜ、
どうやって、

売ってくれるのか。または自分で売るのか。

それを逆算した活動や人脈にこそ意味があるのです。

だから、例えば「良い曲を聴きたい人に向けて良い曲を作る」とかだと曖昧です。

もう名曲は溢れているので、「あなたの音楽を選んででも聴く」理由が必要です。

ファンや友人や身内へのPR努力はしている前提とします。

例えば「うどんが美味しくなる曲」を作ると、うどん屋さんはお金を払って起用してくれそうですよね。

そのためには、「効果を裏付ける」資料やデータなどの説得材料を用意する必要があります。
もちろん自分で。

その中で、「寒い日に食べる」という限定設定をすることで発動する効果もあると思います。
ウェブ連動のキャンペーンもできそう。

いつ「寒い日に」
何が「うどんが」
どうなる「美味しくなる」効果があるから
誰が「うどん屋さんが」
どこでどうやって「ウェブやお店で流す」
何を「あなたの曲を」
いくらで「20万円で」
どうする「起用してくれる」

みたいなことですね。
5W1Hを、出し手と受け手の立場から考える感じです。

実際、僕はアパレルを7〜8年やってたんですが、セールの時や閑散時に流せば絶対に売上が伸びるBGMとかありました。
科学的にそういう効果があるという物を使ってましたね。

・・・ならアパレルの話をすれば良かったのに、うどんに例えたことを後悔してます。
うどん屋で書いてるので。

でも書いちゃったんで、そんな感じということで。

たまには現実的なことを考えておくと、創作にも刺激になるんじゃないかというお話でした。

そういうことを考えて活動すると、どんなことにでも人の力が働いていることや、そのありがたさにも気づきます。

ファンや身近な方にとっても、応援するネタが増えると良いですよね。

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