まずやり切るのススメ
僕の周りのアーティストもアラサーが増えてきました。
積極的に20代前半のアーティストと関わって吸収するようにしているのはここ最近の記事を見てもらえば良いとして、どの世代にも共通する課題もまたあると感じています。
それは、どんな環境であれ、「今の環境でまずやり切る、乗り切るという覚悟があるか無いか」ということです。
音楽業界全般について、レーベル所属について、イベントについて、人との関わりについてなど、相談されることや僭越ながらアドバイスさせて頂くことがあります。
そのいかなる場合でも、いまの環境は「その人が選んだ結果」なわけです。
「やむをえずやっている」と思っていても、それも今の自分にとって自分が最良の選択をした結果です。
その人がどんな悩みを持っていても、結局は「その人が選んだ結果」なので、それをまずは受け入れなければいけません。
その上で、今の環境で「まずやり切る」覚悟を持つことが大切です。
例えば、良くない評判の人と仕事をしなければいけなかったり、組織に疑いを持っていたりしても、その環境を選んだのは自分です。
どんなに不満や疑問を感じているとしても、自分も「そこにいるレベル」なのです。
それを受け入れて、まずはやり切りましょう。
ゴール設定は様々だと思います。
向上心は当たり前のように持つとして、自分の今の状況で、まずはやり切る。
その覚悟を持たずに不満や疑問を持ち続けても、理屈や精神論は自分を助けてくれないし、中途半端な態度が、その環境にいる人達に失礼にあたることもあります。
胡散臭い人もいます。
期待に応えてくれない人もいます。
いいじゃないですか。
今の自分はそのレベルなのですから、認めましょう。
そして、ナニクソ!と思うのなら、なおさら、その環境でまず結果を出しましょう。
蜘蛛の糸のようにチャンスはぶら下がっていますが、誰もが手にできるように平等には用意されていません。
言い訳をせず、誰のせいにもせず、騙されない知識も持ちながら、結果を出し続けるのが、フリーのアーティストのあるべき姿だと思います。
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