作品の値付けを考える。
自分の描いた作品に、自分で値段をつけるのはすごく難しいことだと感じる。
絵を描くこと、表現を探究することといった、自分なりに物事への価値を見出し、それを形にすることは今までやってきた。
ところがいざ作品を外へ出す(売買する)となると、その個別的な価値をお金という社会の中で共通した価値に変換する必要が出てくる。私はまだこれに慣れていない。
絵の価値とは何だろう。
絵はその人が人生の中で経験したこと、考えたこと、感じたこと、好むか嫌ったことの集積であり、画家たちはそれらを自分の