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Dead or Paint 〜描かなきゃ死ぬ日々〜

私は絵を描くのが好き。いや好きどころじゃない。描かないと生きていけないんだと思う。
2ヶ月何も描かないと口唇ヘルペスができるみたいでさ。きっとストレスで免疫が低下しちゃうのね。ずっと描かなかったらどうなっちゃうんだろ(You are dead!)

私にとって絵はどんな存在だろうってときどき考える。
それは感情表現の一つであり、自分の中に溢れる幻想が溜まって狂わないようにするための外部の器であり、記憶を保存する媒体なんだ。

ルドンだっけ、幻想を女帝だと喩えたのって。
いつも私の背後にいる幻想という女帝は、私がしばらく絵を描かないと、脳天に銃口を突きつけてきて"絵を描きなさい"と脅してくる。
観念して両手をあげて描き始めれば、涙が出るような幸せな気持ちになるんだから、背後から女帝が抱きしめるかなんかしてんのかもしれない。ヤンデレすぎん?勘弁してほしい。

ルドンはどうだったんだろう。女帝と仲良くできていたのかな。どうやって折り合いをつけていたのか教えてほしいな

キャンバスは幻想たちが踊り狂うためのダンスフロアのようなものでもある気がしてて、手元に何も描かれていない白いキャンバスがないとすごく不安になる。私はいつだって次のダンスフロアを用意しなくてはいけないし、色彩と筆で会場を盛り上げなきゃいけないのかもしれない。

記憶も想像も出力しなければ、どんどん頭のなかに溜まっていって、頭がパンクしそうになる。前にも書いたけど、きっと私に脳みそがある限り絵を描かなくてはいけない。絵を描かなければ、今はもういらないってものを上手く手放せないし、覚えておきたいことに限って出て行ってしまう。絵を描くのは脳みその血流を循環させるためでもあるのかもしれない。

やっぱり私にとって絵や描くことの存在はでかい。

絵を描かずに生きていくのはちょっと無理そうだから、絵を描くことベースに人生を組み立てていかなくてはならない。
絵を描く時間や心の余裕が無くなってしまったら、幻想に怒られて心も免疫系もダメになる。
(ただ、絵を描いているばかりだとそれはそれで気が狂うのが私の困ったところ。)

精神や免疫を人質にとられているので、時間とか集団とか、下手に別のものの支配下に置かれるわけにはいかないし、自分の絵に自信がないとか言っている場合でもない。無理だと思っても、自信がなくても、結局は絵で生きていくしかないんだろうと思う。

なんか被害者ヅラして書いたけど、多くの人と違う雰囲気の人生を歩まなくてはいけなくても、私は社会の常識に従わなきゃ!ってタイプではないし、幻想という女帝が近くにいるから1人でも楽しさを見つけて騒がしく生活できるし、ハッピーではあるよ!
死ぬ瞬間まで絵を描けたらと本気で思うし。
だから銃口を向けないでおくれ。ワラ

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