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"一人が好きでも、二人も好きだよ"

本日から"一人時間に寄り添う喫茶食堂"こと、kenohiさんで展示させていただくということで、私が思う"一人時間の大切さ"について書いちゃおうと思う。
いつも通り、とりとめのない文章だし、あっちこっち脱線するフラフラとした気ままな会話を、気ままな私と楽しんでいると思って気楽に読んでほしい。

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私は誰かと旅行してても、途中で一人抜け出して散歩しちゃうくらいには一人時間が重要なタイプで、(もちろんちゃんと抜け出すことを伝えるし、なるべく大人数のときにしかやらないけど!)
だけど、誰かと一緒に過ごすのも、一緒に旅行行くくらいにはやっぱり好きでさ。

旅行でいうなら、私は一人ディズニーも、誰かと一緒のディズニーも好きで、どっちも同じくらい楽しむ!

だけど楽しみ方がちょっと違って、一人で行くときはショーとか景色とか、見ながらじっくり味わったり、頭の中で考え事をしてる。ディズニーに関係あることもないことも。明るい内容のことも、ちょっと暗い内容のことも。
空いてる日のカスバフードコートで課題のレポートを書いたりもしてた。(とても優雅な宿題タイム)

誰かと行く時は、話の掛け合いを楽しんだり、ちょっとヲタクの子と一緒だったら、ショーやパレードのダンサーさんたちのフォーメーションや仕草について語り合ったり、夢の世界の空気に呑まれて普段よりもっと明るく振る舞ってみるのもすき。

あるいはご飯を食べる時!

一人で食べるご飯は、味や食感や色をより集中して楽しめる。脳内で味の好きポイントの分析をしたり言語化したりするからかな。

誰かと食べるご飯は、味の印象がちょっとだけ薄くなる代わりに、コミュニケーションによってスパイスが加わる。それもまた違う楽しさや味がある。

あるいは絵画を鑑賞するとき!

一人でみる絵画は、より没入感がある。一人きりでその絵の中に飛び込んでいけるのが楽しい。空気や音を感じられる気がする。ルドンとかは一人で楽しみたいかも。幻想の中に取り込まれる感覚を味わえそう!

誰かとみる絵画は、いろいろな視点でその絵を楽しめる。着眼点の違いを知るのが面白い。
応挙や芦雪の描いた犬をみる時は、個人的には誰かとツッコミ入れながらみる方が楽しい。奴ら、コロコロヘラヘラしてて可愛いよね〜!


こんなふうに、一人時間と誰かとの時間、意味合いや得られるものはそれぞれ違っている。

一人で内面と向き合う時間、実践的に他者とのコミュニケーションをする時間。
考えを練る時間、発信する時間。考えを受け取ってみる時間。

あ、誰かと話しながら自分の考えが練られることもあるか。
自分一人で深く深く物事を考えている時と、誰かと話しながら軽快に情報交換しながら考える時も、それぞれ得られるものが違う感じがする。

一人で考え続けても答えが出なかったことが、誰かに話して解決することもあるし、いろんな人にあちこち意見を聞いてみるけど、結局は一人になって自分の内面を探ることでしか答えが出ない時もある。

多分どちらも必要で、それぞれをうまく(快適に)過ごすための充電期間なんだと思う。

なんていうか、誰かと一緒にいすぎると、自分の濃度が薄くなる。(主体性が薄くなる感覚?友達といくら仲良くてもどうしても違う部分がある。そこが面白いんだけど、たまには"友達とは違う自分"のことを認めてあげる必要もある。他者に共感できる人であればあるほどね!)

逆にあまりにも自分一人で過ごしすぎると、自分の濃度が濃くなりすぎる気がする。私は自分の精神世界という深淵を覗き込むのが好きすぎて、(つまり一人でいすぎて)時々自分自身に飲み込まれそうな瞬間があってさ。

自分とヒトの違いを見つけて、地球人って面白いな〜ってアドレナリン出まくる自称宇宙人の私としては、やっぱり多少、人と関わることが必要で、だけど時々一人になって自分が宇宙人であることを思い出したいんだよね。誰かといすぎると境界線が分からなくなってしまうのかな。バランスは難しいね。

他者とより朗らかに過ごすために、一人の時間を設けるし、一人時間をより豊かに過ごすために、誰かと一緒に過ごしてみる。

"それぞれに対する充電期間"ってなんかそんなニュアンス。

なんとなくだけどさ、人と密接に関わりすぎて疲れちゃう人は、自分の時間がたりてないのかもしれない。そういうときは一人でじっくり過ごしてみる、もしくはできるだけいろんな人と喋ってみたりして一人一人の濃度を下げてみるのもありなのかもしれない。
人間関係を紡ぐのが下手とかじゃ決してなくて、それは個々人のキャパシティ由来のもので、誰のせいでもない。

まあだからさ、自分の好きなように人と関わって、一人時間を楽しんで、自分の好きなように自分を愛して自分を大切にしていいんだと思うんだ。
一人で過ごすことは、ひいては自分を愛すことだと思うんだよね。自分の脳内をひとり旅して観光名所を探してみるのさ。たくさんいいところがあることに気づけるはずだよ。

タイトルは中ノ森BANDの"Oh my Darlin'"から引用したんだけどさ、聴いたことある?幼馴染がカラオケに行くたびに歌っててさ。ご本家様も大好きだけど、あの子が歌ってるのまた聴きたいな〜!!
全編通すと結構ラブ!!!って感じで、ザ・一人が好き!!って感じの歌詞でもないんだけど、ナチュラルに一人でいることの尊さを教えてくれているのがとても好き。誰かといる自分も、一人でいる自分も肯定してくれる感じ。めっちゃ優しい歌詞よな。

一人が好きでも、二人も好きだよ
比べる事なんて出来る訳がないし
同じように重みはあるし

「Oh my Darlin'」中ノ森BAND

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