kenohiについて
「ああ、今日もスマホ見てダラダラ過ごしてしまった。。」
「休みの日は、いつも昼過ぎまで寝てしまって罪悪感が...」
そういうの、なくなったらいいなあ。
はじめまして、喫茶と定食の小さなお店『kenohi』店主のひかるです。
2019年4月、武蔵小山駅徒歩7分の場所にOPENする『kenohi』をどんなお店、空間にしたいのか、なぜそう思ったのかを書こうと思います。
▼ホームページ、インスタアカウント、メニュー
ご注意:オープン前(2019年)に書いた記事です。現在とは異なる部分もありますのでご了承ください(2023/09/27時点)
コンセプト
家よりも居心地の良い空間を目指して、あなたの日常に寄り添うお店にします。
※kenohiの由来
ハレとケの、ケの日(kenohi)です。ケの日は日常を意味します。
よく耳にするである「ハレの日」 = お祝い事、非日常 の対義語です。
・自分と向き合い、心を整える時間を過ごせるところ
- 「これから自分はなにをしようか」「このままでいいんだろうか」と自分の心と向き合う時間を過ごせるところ
・自分の生活を整える礎になる場所
- 「kenohiで今日何するか考えよう」「kenohiの朝ご飯を楽しみに早起きしよう」「kenohiに寄って一息ついてから眠ろう」 そんな存在になれることを目指しています。
- 特に一人暮らしの方の乱れがちな生活を整える一助になれると嬉しいです。
お店の特徴
・カフェ(喫茶店)と食堂を併せたような飲食店です。
・お食事を少量からお楽しみいただけます。
- 炊き立てのご飯と暖かい汁物、お惣菜(常備菜)1-2品がベースです。
- お腹7分目くらいの量です。
- 一般的な成人男性の方だと少し物足りないかもしれませんが、ごはんの大盛りやお惣菜の追加注文でご調整ください。
・スマホをお預かりします(ご自分でロッカーにお入れください)
- 「考え事や読書、お話をするつもりで訪れたのに、ついついスマホの通知に気を取られてしまった」
- そんなことがないように、個人ロッカーをご用意します。(スマホが必要な方は、預けずにお食事やお飲み物を召し上がっていただくことも可能です)
・小さなお店です。
- わたし や 来店された方どうしでの会話を楽しみやすいカウンター席と、1-2人用のテーブル席を用意する予定です。(席のレイアウトは検討中です)
- 申し訳ないのですが、大人数でのご来店はお勧めいたしません。ご一緒に座っていただけない可能性が高いです。
・毎週土曜日の朝10時、「shokutaku」を開催します。
※2019年11月現在、店内の空気感、お客さんの反応を見て、やらないことに決めました。
- わたしと、訪れたみなさまとでご一緒に1つの食卓を囲んで朝ご飯を食べる企画です。みんなで、「いただきます」をしてご飯を食べましょう。
- 「shokutakuのために土曜日ちゃんと朝起きよう!」という方が一人でもいらっしゃると嬉しいです。
- 朝ご飯を食べながら「今日は何をしようか?」といった会話を楽しみながら、自然な交流が生まれればとも思っています。
- 「人見知りなんだけど...」という方も大歓迎です。みんなが無言の日もあっていいと思っています。みんなで食卓を囲ってご飯を食べることに意味があると考えています。
・夜もカフェ利用が可能です。
- 自宅に帰ってyoutubeやテレビを見てだらだらしすぎてしまう「あー、やっちゃった...」という罪悪感をなくします。
- 日常の生活リズムを整える一助となるように、ノンカフェインのハーブコーディアルやカフェインの少ないホットココア、デカフェ等ご用意しております。
- かわいい瓶ビールやカクテルも少しご用意する予定です。
わたしがkenohiをはじめる理由
kenohiは「わたしと同じように日常生活に悩みを感じている人々がいるのでは?」と信じてはじめるお店です。
わたし自身の経験、喫茶店や飲食店に精神的にも生活的にも救われた経験がkenohiの根底にあります。
カフェに自分の視野を広げてもらった
わたしは大学3年生の時に一度カフェを立ち上げました。(神戸に今もある、『ひとところカフェ』というお店です)
メニューを作って、仕入れ先を決めて、自分たちで壁を塗って、売り上げの計算をして...
到底、大学生で知識も経験もお金もない自分ができるなどと思ってはいませんでした。自分でも信じられない経験です。
それでも、周りの方々に機会を頂いて、支えてもらって、背中を教えてもらって、なんとかできました。
きっかけは、当時よく通っていたcafebar en+の店長の一言です。
レンタルスペースという存在を知りませんでした。
飲食店を応援してくれる人もほぼいませんでした。
(進学校に通っていましたので、「カフェやりたい」という自分は珍しいヤツで、家族にも特別応援してもらえるというよりは「ふつうの幸せ/就職」を望んでいて、どちらかというと心配していました。)
1か月後には1日カフェを実現し、そこでできた繋がりで『ひとところカフェ』の立ち上げに誘ってもらい...やってみたら(辛いこともたくさんありましたが)どんどん良い方向に進んでいきました。
これが、わたしの視野を広げてもらい、背中を押してもらった経験の一つです。
「絶対できない」と思っていたことを、「やったことがある人」や「やり方を知っている人」が、わたしの中で勝手に作り上げたハードルを下げてくれました。
カフェに心を支えてもらった
わたしは大阪出身です。
2016年、就職を機に一人で東京に出てきました。
仕事がうまくいかず、精神的に落ち込んで会社に行けなくなった時期がありました。
そんなとき、今でも本当にお世話になっている、ラフラフコーヒーさんには毎日通っていました。(今も通っています)
店主のタムさんはもちろん、お客さんも含めて話を聞いてくれて、叱ってくれて、励ましてくれて、1週間で立ち直ることができました。
仕事ができない、頭が悪い、メンタルが弱い。
だから、もう終わりだ。
そう考えていました。
自分が勝手に囚われていた尺度だけで図らずに、自分のありのままを支えてくれる、カフェというコミュニティに救われました。
地元の友達/家族/会社(あるいは学校) は多くの人が所属しているコミュニティだと思います。
逆に言えば、多くの人のコミュニティはこれだけかもしれません。
できること/できないこと、当たり前のこと/おかしいこと。
その限られたコミュニティで得た知識/経験だけで判断したり、思い込んだりするのはもったいない、とわたしは思っています。
でも、自分から外に出てイベントに参加する「出会うための場所/機会」に行ったりは少し怖いです。
そんなわたしには、無理に通う義務もないけれど、いつでも行きたいときに行け、
フラットにコミュニケーションが取れるカフェが心地よかったのです。
一人暮らしで家族が遠い、気心の知れた友人も近くにいない。
会社でもそこまで気の許せる人がいない。
カフェはそんなわたしの大きな支えになりました。
人間らしい生活を送る支えになった
東京に来て、初めての一人暮らし。最初は色々と街を巡ったりして活動的に過ごしていました。
しかし、段々と疲れてしまい、華金にお酒を飲み、土曜日は昼過ぎに起き、家に引きこもって憂鬱とした休日を過ごす日々に変わっていきました。
「とりあえずラフラフに行こう」
社会人1年目の夏ごろ、近所のラフラフコーヒーさんに出会ってから生活が変わっていきました。おいしいカフェラテと、気さくなタムさんと、優しくて面白いお客さんたち。
土曜日の朝、とりあえずラフラフに行って、
土日の過ごし方を考えたり、
おすすめのお店を教えてもらったり、
そのままラフラフで一日中お話ししたり。
土曜日の朝に行きたい場所があることで、わたしの生活は変わりました。
kenohiが、ほんの少しでも
あなたの視野を広げるきっかけになったり、
背中を押すことができたら嬉しいです。
心からゆっくりできる(自宅でダラダラするのとは違う) 空間を作り、
日常生活を整える一助となれたら嬉しいです。
これからkenohiをどうぞ、よろしくお願いします。
※kenohiをなぜ「わたし」がはじめたいと思ったか、詳細はこちらにも記載しましたのでぜひご覧ください
メニューの一例(お品書き)
※開店前に考えていたものなので、いまのメニューとは異なる部分があります。
※メニューの名前や価格はまだ決まりきっていないため、記載しておりません。
※また、メニューの内容を変更する可能性もあります。
※下記は一例で、全てではありません。
kenohiの基本情報
・名前:kenohi
・場所:武蔵小山駅 西口より徒歩7分
- 目黒区目黒本町4-2-6 宝録堂ビル 103
- 平和通り商店街内です
・営業時間:10:00-22:00
・定休日:火曜日
・Homepage、SNS
- Homepage:
- Instagram:
kenohiという小さな喫茶食堂を運営する中で思うことや考えていることを書きます。もし、万が一、応援したいと思ってもらえましたら、サポートいただけると嬉しいです。