【不登校体験記】田舎中学生がN/S高生へ③
愛媛県内子町で活動している「学生団体うちのこ」代表の笹岡ほのかです!
私は中学2年生の頃、がっつり不登校でした!
その頃を振り返りながら心と体をどうやって治していったか・当時はどんな思いだったのかをまとめています。
周りの人にやってほしいと思っていたこと
こちらも3つくらいあります。
あくまでこれは私が欲しかったもので、他の方がどうかはわかりません!
1つ目は『思っていることを教える』
私は、学校に行っていない私がやっていいこととやっては行けないことが分からず、自室でも家族の行動を気にしていました。
学校に行かなければならないのか、休んでいる時に何をしてはいけないのかなど!周りからの思いを完全に知れると私は安心するタイプでした。
休んでいる場所を100%安心できる場所にすることが心が楽になる第一歩だと思います。
2つ目は『放っておくこと』
私はたくさんの自由時間が必要でした!
心配で声をかけたくなったり提案したりしたくなると思いますが、放っておいてくれた母親にはとても感謝してます。
100年時代だし10年くらい自分の心を落ち着かせる時間があってもいいと思っています。
3つ目は『「大丈夫?」と言わないでほしい』
気にかけてもらえたのはとても嬉しかったのですが、「大丈夫だよ」としか返すことができませんでした。
そのうち自分でも大丈夫なのかもと勘違いして、限界を超えた体と心を無理させてしまいました。
「どうした?」と何か起こった前提で聞かれると答えやすかったです。
今思えば前兆があったような...
中学1年生くらいから少しストレス性の動きが多くなっていたように感じます。
文字を何度も消して書き直したくなる((一番悩まされてる
足全体や背中・後頭部がビクビク/ソワソワして眠れない
友達との会話で自分の話し方が正解か不安だった
すれ違った車を運転している人になんて思われているのか不安になった
首や肩が重くて体が休めている感覚が全くない
誰かが怒っている状況が怖くすぐに泣いてしまう
話と全く関係ないことを考えて頭がぐちゃぐちゃになる
時間のキリがよくないと行動できない
授業中に足や手がよく動く
朝起きれない
午前中のみお腹がキリキリする
座りながら世界が回転するような感覚がある
まぶたが痙攣する
全てを完璧にしなければならないという考え方
上記の症状は調べるとストレス性からくるものでした!
体が限界を教えてくれていたのにも関わらず、私は放っておいてしまいました。
精神病は、自分自身受け入れにくかったり大袈裟に扱いすぎても良くないとされてたり、判断が難しいです。
ですが、自分の体で起こったことだけは本当なので、体からのSOSを見逃さないようにしたいですね!
通信制高校に入学
中学3年生の夏頃にN/S高に行くことを決めました!
中卒では就職も厳しいと思い高校に進学を決め、当時の体調や出席日数的にも、周辺の全日制高校は難しいと判断してN/S高に入学しました。
所属しているN/S高のネットコースは、普段はオンデマンド形式の授業を受け、半年に一度近くのキャンパスに行き授業を受けて単位を取得します。
そのため、自分の体や心と向き合うための「自由に使える時間」が多く確保できます。
入学してすぐはオンラインの高校に慣れるのに必死でしたが、友達を作っていくと私と同じような境遇の子たちとたくさん出会うことができました。
時間が確保できる・様々な人と出会えるのはN/S高に入って得られた大きなメリットでした!今ではこうして日々自分の興味関心が赴くままに探究活動を続けています。
まだまだ安定とは程遠い体と心を持っていますが、楽しく幸せに過ごせていると感じています!これからも、自分の時間を大事にしてたくさんの人と出会い考えていきたいです。
あとがき
この記事を公開するのは怖いですね。全世界に見られてしまうよりも母や父、兄弟に見られる方が100倍ドキドキします(笑)。
私は不登校だった時期や通信制高校に入学したことを、今では自分を作るために必要だったことだと受け入れています。
私や家族・周りの環境などの誰のせいで起こったわけでもなく、ただ必然と起きた私の山場です。
この記事で、不登校の方にはこう接してあげてほしいと伝えたいわけではなく、こんな人が愛媛のとある田舎にいたよと伝えたいです。
あわよくば誰かの心が楽になればなと思っています。
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