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本当はどうしたい?

学生時代、子どもたちといっしょにキャンプなどをする野外活動リーダーをしていたときのこと。
子どもたちとのキャンプの中で、私が気になった一人の子ども。
その子どものある行動がずっと気になっていた。

その行動とは・・・

『おとな(学生リーダーやスタッフ)の顔をチラチラとやたらと見る行動』

子どもたちが話し合いをする中で、常に大人の顔色をうかがう子。
おとなに機嫌よくいてもらうための言動のように感じていた。

なぜ気になったのか・・・

それは、昔の自分を見ているようだったから

例えば、小学6年生のとき、修学旅行から帰ってきたときのこと。
当時習っていたサッカーの練習に行くかどうか友達と話していた。

その日の夕方からの練習は、他の多くのチームとも練習する日。

まわりの友達たちは疲れたし、休みたいと言う。
私も同じ気持であった。

にも関わらず、私の発言は

「せっかく自分たちの練習のためにコーチが来てくれてるから行く」と言ったのである。

なぜ、そのようなことを言ったのか・・・

それは周りに保護者がいたからである。おとなたちがいたから「すごい子」と思われたくて言った内容だった。

そのときのおとなたちは私のことをすごく褒めてくれた。確かにその瞬間はうれしかった。というか、計算通りだったような気もする・・・

ただ、その後、ものすごく後悔し始める

「なんであんなこと言ったんやろう・・・」って。

本当は行きたくなかったのに!

思い返せば、怖い存在であった父親が怒らないようにとその機嫌を見る傾向が強かった私。

親の喜ぶ顔
先生の喜ぶ顔
周りの喜ぶ顔

確かに他の人の喜びが自分の喜びとなる経験はこれまで本当にたくさんしてきた。そのときはすごく幸せな気持ちになる。

「喜んでもらえてよかったぁ」
「がんばってよかったなぁ」って!

ただ、本心とは別で、自分の気持ちを押し殺しながら、「他の人のために」というのは、やっぱり自分を大切にできない状況で、どこかものすごく苦しくなる。

「他の人のために」と言いながら、自分がどう思われるのかが怖かったんだろうなと思う。

そんな中、教師として見てきた子どもや保護者、そして、教師以外の立場で出会ってきた方と話をする中で、私以上に自分の気持ちを犠牲にされて生きている方がたくさんいるのを知った。

周りのためにと思いすぎるがゆえに、自分の気持ちが付いていかない人…
自分のことを犠牲にしている人。

つまり、まわりのことばかりが気になって、自分の気持ちとは裏腹に、周りにあわせてしまう状態。

少しでも自分の本当の気持ちに気づいてほしいと強く感じるようになった。

本当はどうしたいのか
何がしたいのか

それが「自分らしくいること」につながると感じています。

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石垣島親子リトリート

大人だから
子どもだから…

そんな枠にとらわれず
思いのままに楽しむ3日間

親子の絆が深まる時間
少し子どもと離れて自分に向き合う時間
子どもだけの秘密のワクワク時間

このリトリートは
子どものためのものでも
大人のためのものでもありません。

それぞれが一人のヒトとして大切なものに出逢う…
そんな体験と感動をお届けしたいと考えています。

大自然の中での非日常で豊かな体験は
お子様の好奇心や探求心をくすぐらせ
これから続く人生の中の大切な一歩を踏み出す力となります。

大人も、ココロが感じるままに自分を解き放ち自分の中にあるワクワクする気持ちや心地良さを思い出しましょう。

石垣島の豊かな自然や暮らしに触れることで今までの価値観や、これからの日常が少し変わってくるかもしれません♪

”ここにしかない時間”を思いっきり楽しみましょう

【日 程】 2023.3.25(土)~27(月)2泊3日
【対 象】 お子様が3歳以上の親子
【催行人数】 親子3組様
【募集期間】 〜1月31日
【宿泊先】 石垣島北部のお宿 海すずめ


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